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これはね、運命的な出逢いじゃないのかな？

キャプテン・ミルクのファンタジードラゴン号に乗ってラルルラボン祭りに行かないかい？

最新作です✨✨✨✨✨

　「お嬢ちゃんの名前はなんていうの？」と愛星・サマー・えりかちゃんは言って女の子の手を優しく握った。

　「サファイア麦子(むぎこ)です。先月、７才になりました」

　「あらま、麦子ちゃん、おめでとうございます！」

　「ありがとう。ねぇ、えりかちゃん、お願い。サインちょーだいな」とサファイア麦子ちゃんは照れて恥ずかしそうに下を見ながら言った。時おり、愛星・サマー・えりかちゃんの顔を見ながらだった。

　「うん、いいよ。麦子ちゃん、何か書くものと紙はあるかな？」と愛星・サマー・えりかちゃんは言って書く動作をした。

　「ない」

　「これ使っていいよ。『チャーピュマジックペン』(説明しよう。『チャーピュマジックペン』とは、かつて２０世紀後半から２１世紀後半に掛けて普及していたシャープペンシルとマジックペンを合わせた物を更に進化させたペンだ。『チャーピュマジックペン』は太さの調節、色が自由自在に出来て、１本につき約１０年間も買い換えないで済むという革命的なペンなのだ。おまけにボタンを押すと、壊れにくいレディオが流れてくる機能付きでもあるのだ。深夜に頑張る受験生にはもってこいのペン。１本、５００ヘンドリモンドリという破格の値段にも注目されたし。２１世紀の日本円にして約４９０円なのだ。高い物は３０００ヘンドリモンドリもする。２１世紀の日本円にして２９００円と高額ではあるが価値はある。どうだい？　凄いペンだろう？)これはメモ帳の紙だけど。どうぞ」とキャプテン・ミルクは言って胸のポケットから『チャープマジックペン』とメモ帳の紙を麦子ちゃんに手渡した。

　愛星・サマー・えりかちゃんはキャプテン・ミルクの顔を見た。キャプテン・ミルクは少しドギマギした。

　「お兄さん、ありがとう」と麦子ちゃんは言って受け取るとえりかちゃんに差し出した。

　「はい。あっ、『麦子ちゃんへ』と入れた方が良いかな？」

　「うん」

　サファイア麦子ちゃんは愛星・サマー・えりかちゃんのサインを受け取ると、頭を下げて全力で走り去っていった。

　「愛星・サマー・えりかさんは何をされている方なんですか？」キャプテン・ミルクは不思議そうな顔をして聞いた。

　「あれだよ」と愛星・サマー・えりかちゃんは指を差した。

　「うん？」キャプテン・ミルクは後ろを振り返った。

　『ブルーベリー惑星のトップ美人アイドル・女優の愛星・サマー・えりかのファーストアルバムが１５月４７日に発売決定しました。(発売日は都合により変更になる場合もあります)　今回、ラルルラボン祭りのみで限定予約を受付中です。お見逃しなく！　えりかちゃんのコメントが届いています。「素敵なアルバムになると思うので、皆に聞いてほしいなぁ。楽しみにしていてね！　全宇宙でライヴをしてみたいです。よろしくお願いします」』と大きなパレットビジョン画面に映っていた(簡単に説明しよう。５０世紀のテレビと思ってくれて良い)。

　「ああ、有名人だったんですね。どうりで美しい」とキャプテン・ミルクは姿勢を正して言った。

　「あーっ、そうだそうだ！　パステル純が貴方のファンだとか言って騒いでいたのを思い出しました」

　「パステル？」

　「いやぁ、あはははは。気にしないでくださいね」

　「フフフフ。あなたの名前は？」

　「ラクトン・BLUE・龍神・メロンクリームソーダ・ミルクです」

　「なんだかキュートな名前ね。フフフフ」

　「あはははは。カッコいい名前でしょう？」とキャプテン・ミルクは言って、素直に笑っている自分に驚いていた。　

　オープニングテーマソング

『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』

　作詞　蒼井真ノ介

　作曲　蒼井真ノ介

　編曲　蒼井真ノ介

　歌　　えりかちゃん

宇宙に行こうよ　

宇宙の果てにはさ

光の壁があるって話よ

ツルッと光よりも輝く

あんちくしょうに夢中よ

あたい月よりアイツ好きさ　

あたい星よりアイツ好きさ

あたいナウい船長と

ナウい宇宙船の持ち主の

あんちくしょうがさ　

とぅきでぇ～す(好きで～す)

痒い背中に孫の手が欲しい

痛いお尻に座薬と塗り薬よ

朝から晩まで歌っている鳥

お願いシャラップだい！

好きなあいつに付きまとい

好きなあいつに睨まれて

好きなあいつにドキドキ

ラブレターをあげちゃった

偶然のフリして

無理矢理鉢合わせたのさ

恥ずかしいけどもさぁ

あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい！

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク～☆

　「愛星・サマー・えりかさんはファーストアルバムも発売するんですね。アイドルであり女優でもあり、歌も歌うなんて素晴らしいですね」キャプテン・ミルクは本人が映っているパレットビジョンと愛星・サマー・えりかを見比べて言った。

　「長いからえりかでいいよ」

　「えりかさんは何でオペペン市で開催のラルルラボン祭りにいるんですか？」

　「オペペン市にある『オペペン・ドール・スタジオ』でファーストアルバムの制作をしているのよ。ここのスタジオは音響設備が素晴らしいの」

　「へーっ。初めて知りました。そういえば、大学時代に本で読んだのですが、EARTHにも素晴らしい音楽やスタジオがあったみたいですね」

　「スタジオの件は初耳だけども、EARTHでも音楽が盛んだったという話は私も聞いたことがあるよ」

　「えりかさん、ファーストアルバムの制作は順調ですか？」

　「まあね。発売日が１７月末に延びるかもしれないけど。まだ分からないですね」(遅れたが説明しよう。５０世紀の大宇宙暦(こよみ)は１月から２０月まであるのだ。実は３７世紀に、EARTH自身のアンチエイジング活動が活発化したり、新たなビッグバン騒動やら、ブラックホールを通して宇宙人による惑星間の交流が増えたり、急激な太陽の巨大化やら、１日１回の自転が反抗期か何か知らんけど思春期気味になるし、時間が生意気になったり、グレたり、ヒネくれだしたりなんかしちゃって、１日という日が長くなったり、時にはすっぽかされたりと、まぁ、てんやわんやな不可解で不思議な時代があったのだった。ちなみに大宇宙暦はEARTH(地球の事です)を基準として成り立っている)

　「作品を作るのは魂を注ぎ込む事ですから焦らずに作り上げてくださいね。ファンの方も分かってくれるはずです」

　「うん、ありがとう」愛星・サマー・えりかは頬を赤らめてキャプテン・ミルクを見つめた。

　「あっ、マネージャーからのテレパシーだわ。ラクトン・BLUE・龍神・メロンクリームソーダ・ミルクさん、失礼します」と愛星・サマー・えりかは手を振った。

　「僕も長いので、キャプテン・ミルクと呼んでください」

　「キャプテン・ミルク？」

　「はい。宇宙船を操ってみたり、色々とキャプテンらしく多方面に振る舞っております」

　「フフフフ。面白い言い方ですね。また何処かで御目にかかれたら」と愛星・サマー・えりかは言って、ラルルラボン祭りの会場の入り口に向かって歩いていった。

　キャプテン・ミルクは愛星・サマー・えりかの後ろ姿をいつまでも見送っていた。

エンディングテーマソング

『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』

作詞　蒼井真ノ介

作曲　蒼井真ノ介

編曲　蒼井真ノ介

歌　　えりかちゃん

気持ちを抑えて

貴方を見つめると

涙が溢れてたまらんわ

好きな気持ちを隠して

辛くてもう嫌になるわ

お月さん

応答願います

お星さま

寂しくて参っちゃってさ

ねぇねぇ

私の話を聞いてくれる？

お願いします　

やけ食いしたら負けよ

夜食を我慢して

ダイエットしようかな？

ダイエットしてさぁ

絶対に綺麗になるからね

綺麗になってウホホホホ

負けてたまるかやったるで

甘いお菓子なんかにさ

こっちからバイバイキーン

本当にバイバイキーン

バイバイキーンのバイバイキーン　

好きな人を想いたいの

毎日抱きしめていたいの

貴方の笑顔を守りたいの

私は貴方が好きなのよ

ねぇ本気になってよ

こんにくしょう

私に振り向け振り向け

こんにくしょう

夜更かしばかりして

本当に困っちゃう～

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

それがあたいよ

あたいの姿なのよ

好きでぇ～す

エヘヘヘヘ

好きでぇ～す

ウフフフフ

好きでぇ～す

"LOVe"

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに～

☆速報☆

エンディングテーマソングが新しくなりました。『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』は、えりかちゃんのファーストアルバムに収録予定です。この歌のファーストアルバム・バージョンはリミックスしています。御期待ください。

えりかちゃんはレコーディングのために、お休みです。ご了承下さい。

　ライヴチケットの当選者を発表します。

　椎名ユズキ様です。えりかちゃんのサイン色紙、えりかちゃんTシャツ、えりかちゃん御愛用のレプリカモデルの腹巻きをプレゼントします。

ありがとう～✨

またよろしくお願いします。