イケイケドンドン! オブリヤス・モルヘナス・ポポチーニョ・アンタルチンカ・スパルルバン超合金製なら一安心です。
オープニングテーマソング
『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』
作詞 蒼井真ノ介
作曲 蒼井真ノ介
編曲 蒼井真ノ介
歌 えりかちゃん
宇宙に行こうよ
宇宙の果てにはさ
光の壁があるって話よ
ツルッと光よりも輝く
あんちくしょうに夢中よ
あたい月よりアイツ好きさ
あたい星よりアイツ好きさ
あたいナウい船長と
ナウい宇宙船の持ち主の
あんちくしょうがさ
とぅきでぇ~す(好きで~す)
痒い背中に孫の手が欲しい
痛いお尻に座薬と塗り薬よ
朝から晩まで歌っている鳥
お願いシャラップだい!
好きなあいつに付きまとい
好きなあいつに睨まれて
好きなあいつにドキドキ
ラブレターをあげちゃった
偶然のフリして
無理矢理鉢合わせたのさ
恥ずかしいけどもさぁ
あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい!
ファンタジードラゴン号『ワオッ』
ファンタジードラゴン号『ワオッ』
我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク~☆
「キャプテン・ミルクさん、この部屋で御座います」と明白涼子は言うとTHE・部座魔の部屋の鍵を開けようとした。
「あれ? 開かないな。おかしいな? 鍵を間違ったかな?」と涼子はお鉄電灯(説明しよう。「お鉄電灯」とは21世紀のジャパンゴールデンウィークにも存在したカジュアルな形で広まり、誰もが一家に1ライトは持っているという懐中電灯の進化したものだ。特に進化した形跡は全くみられない代物のお鉄電灯なのだが、懐中電灯の果たし状相手に近い存在と言えば分かるかもしれないかな)を脇に挟んで鍵束を照らした。
明白涼子の手にある鍵束には、なんとビックリ、約900個近くはあろうかと思われちゃう鍵があった。
「り、涼子さん、何ですか、その鍵の数は!? 重くないんですか?」キャプテン・ミルクは仰天しながら言った。
「大丈夫です。この鍵は軽い素材で作られた鍵なんですよ」涼子は軽々と鍵束を上に上げた。
「何の素材ですか?」
「オブリヤス・モルヘナス・ポポチーニョ・アンタルチンカ・スパルルバン超合金(説明しよう。軽いのだ。軽い超合金なのだ。オブリヤス・モルヘナス・ポポチーニョ・アンタルチンカ・スパルルバン超合金は、あまりにも軽くて人や宇宙人に優しい素材です。体力のない子供や男や女や老人も助かっています。ハナクソくらいの軽さとも言われるし、耳毛1本くらいの軽さかもしれないと言われているし、赤血球くらいの軽さかもしれないと言われちゃっています)です」涼子は淀みなく言った。
「ああ、オブリヤス・モルヘナス・ポポチーニョ・アンタルチンカ・スパルルバンか。それなら大丈夫だな。凄く軽いし丈夫なんだよね」キャプテン・ミルクは涼子から鍵束を受け取ると手を上げたり下げたりした。
「あはははは。本当に軽いわ。オブリヤス・モルヘナス・ポポチーニョ・アンタルチンカ・スパルルバン製なら便利だよね」キャプテン・ミルクは涼子に鍵束を返した。
「でも涼子さんよ、『THE・部座魔』の部屋の鍵なんて分かるのかい?」
「たぶん、分かると思います」涼子は真剣に鍵束を睨んで鍵を選んでいた。
5分後。
「だ、大丈夫ですか、鍵、見つかりますか、涼子さん? 5分が経過しましたよ」
「大丈夫です。余裕がなければ鍵なんて見つけられませんからね、大丈夫です。余裕を持っての行動です。少し御待ちを」
だがしかし更に10分後。
「涼子さん、手伝いましょうか?」キャプテン・ミルクは心配そうに言った。
「キャプテン・ミルクさん、大丈夫、大丈夫。これからが本番です。私はこう見えても鍵っ子だったんですよ。いつも鍵と一緒だったから鍵の気持ちが痛いほど分かるんです」
「涼子さん、偶然にも程があるって言っちゃある話だねぇ。俺も元・鍵っ子だったんです!」
「まさかのまさか。キャプテン・ミルクさん、ウッソー?」
「本当」
「可愛い~っ!」
「涼子さん、ちょっと分からない。な、何が可愛いのですか?」
「話の勢いと流れから出た可愛い発言なのです。20世紀の文化で流行った言葉の流れらしいんですよ」
「へぇ~」
「キャプテン・ミルクさん、実は私は20世紀から21世紀のジャパンゴールデンウィークの文化に惹かれていて色々と勉強しています」
「涼子さん、あんたは偉い娘ちゃんだよ! 最近の若者は学ぶ意欲を失っている気がしていて、とても心配なんです。50世紀の若者たちも、涼子さんみたいにイケイケドンドンで勉学に励んで欲しいなぁ」
「キャプテン・ミルクさん、イケイケドンドンって何ですか?」と涼子は言って鍵を探す手を止めるとキャプテン・ミルクを見つめた。
「涼子さん、イケイケドンドンとはね、『道は果てしなくて過酷で辛くても行けるところまで自分の力で歩いてごらん。決して諦めずに前を向いて歩いてごらん。例え疲れたとしてもだ、悔しい思いだけは絶対にしたくはないだろう? 今を感じろよ。今を生きているって感じろよ。どうだい? 感じるかい? 気持ち良いかい? もっと気持ち良く感じたいのかい? 気持ちいいかい? 本当に気持ちいいのかい? 心を開けよ。心を解放させちゃえよ。自分に正直になって生きろよ。自分の人生は1回だけだぞ。自分の気持ちに素直になることが大切なんだ。誰も君の代わりにはなれないんだよ。自分を愛する事から始めてごらん。初めて愛に出逢った自分をいっぱい許してあげて、いっぱい自分を愛してあげようよ。自分を愛せたら人を愛することも出来るんだよ。自分を大切にすることさ。自分を大切にすることで人を大切にする事が出来るようになるんだよ。愛せよ。愛を信じろよ。全ては愛なんだわい! 愛に乾杯!』っていう意味なんだよ。涼子さん、イケイケドンドンはね、ジャパンゴールデンウィークの文化にあった言葉なのさ」とキャプテン・ミルクは話終えると涼子を見た。
涼子はイケイケドンドンの意味を聞いて泣いていた。
「うぇーん。キャプテン・ミルクさん、素晴らしい。イケイケドンドンって素晴らしい言葉ですぅ。イケイケドンドン! イケイケドンドン! うぐっ、うぇーん。うぇーん、うぇーん、うぇーん、うぇーん、うぇーん、うぇーん。ぐおーん」涼子は泣きながら鍵束から鍵を探していた。
「キャプテン・ミルクさん、涙で鍵束と鍵が濁っちゃって。全然、鍵が見えてません。うぇーん、うぇーん、うぇーん、うぇーん。イケイケドンドンって良いなぁ。イケイケドンドン、イケイケドンドンですね」涼子は泣きながら鍵束と格闘していた。
キャプテン・ミルクは思った。『ここで手を貸したら涼子さんが廃る。廃るのは困る。廃って貰っちゃ参る。敢えて手は貸さないぞ。俺はキャプテン・ミルクだからな』とね。
「涼子さん、イケイケドンドンです。自分のペースで探してください。涼子さん、イケイケドンドン!」と拍手しながら言った。
「どうもありがとうございます。キャプテン・ミルクさん。イケイケドンドン、イケイケドン、イケイケイケイケ、イケイケドン、ドンドンイケイケ、イケイケドンドン!」と涼子は叫ぶと鍵束を激しく揺らしながら鍵を探すスピードがアップした。
「涼子さん、諦めずにいこうぜ! イケイケドンドン、イケイケドンドン!」キャプテン・ミルクは大声で声援を送った。
☆続いちゃう
エンディングテーマソング
『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』
作詞 蒼井真ノ介
作曲 蒼井真ノ介
編曲 蒼井真ノ介
歌 えりかちゃん
気持ちを抑えて
貴方を見つめると
涙が溢れてたまらんわ
好きな気持ちを隠して
辛くてもう嫌になるわ
お月さん
お月さん
応答願います
お星さま
お星さま
寂しくて参っちゃってさ
ねぇねぇ
私の話を聞いてくれる?
お願いします
やけ食いしたら負けよ
夜食を我慢して
ダイエットしようかな?
ダイエットしてさぁ
絶対に綺麗になるからね
綺麗になってウホホホホ
負けてたまるかやったるで
甘いお菓子なんかにさ
こっちからバイバイキーン
本当にバイバイキーン
バイバイキーンのバイバイキーン
好きな人を想いたいの
毎日抱きしめていたいの
貴方の笑顔を守りたいの
私は貴方が好きなのよ
ねぇ本気になってよ
こんにくしょう
私に振り向け振り向け
こんにくしょう
夜更かしばかりして
本当に困っちゃう~
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
それがあたいよ
あたいの姿なのよ
好きでぇ~す
エヘヘヘヘ
好きでぇ~す
ウフフフフ
好きでぇ~す
"LOVe"
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに~
オープニングテーマソングとエンディングテーマソングはシネマスコープ版にしました✨