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渇いた大地で見たものは、あまりにも驚愕的だった

楽しい。執筆が楽しい小説です。

 最初にキャプテン・ミルクはがラルルラボン惑星に降り立った。続いて乗組員たちが次々とファンタジードラゴン号から降りてきた。

 

 「おや? Sugar桜子ちゃんはどうしたんだい?」とキャプテン・ミルクは言ってファンタジードラゴン号の中へ2、3歩、歩み寄ろうとした。

 

 「キャプテン・ミルク、Sugar桜子ちゃんは椅子に座っていました。何だか疲れているように見えたので『大丈夫?』と声を掛けたら『大丈夫よ。ウフッ。パステル純さん、ありがとう。先に行っててね』と言ってました」とパステル純は心配そうに足を内股にして言った。

 

 「よし、分かった。皆の衆、ここで待機せよ。動くなよ!」とキャプテン・ミルクは言って大股でファンタジードラゴン号の中へと戻っていった。

 

 「了解! キャプテン・ミルク」と乗組員たちは一斉に声を出して言った。

 

 椅子に座ったまま目を閉じているSugar桜子ちゃんの肩にキャプテン・ミルクは手を置いた。

 

 「どうしたんだい? Sugar桜子ちゃん?」

 

 「あっ、キャプテン・ミルク。すみません」

 

 「謝る事はないよ。具合いが悪いなら保健室か専門の医務室に行って休むと良いよ。青空ウイングス子さんに傍にいるように伝えようか?」

 

 「すみません……うっ、うっ」とSugar桜子ちゃんは言って目を押さえて泣き出してしまった。

 

 「急にどうしたんだい?」キャプテン・ミルクはしゃがんでSugar桜子ちゃんの額に手を当てた。

 

 「熱はないみたいだな」キャプテン・ミルクは自分のおでこに手を当てた。

 

 「Sugar桜子ちゃん、悩みがあるなら言ってごらん」

 

 「うっ、うっ、すみません。大丈夫です」

 

 「分かった。保健室か医務室に行って休みなさい。ファンタジードラゴン号の警備として、腕の立つ月山コリーをつけておこう」

 

 キャプテン・ミルクは立ち上がると『じんわりボイス』を使って月山コリーに連絡をした。(説明しよう。『じんわりボイス』とは相手の心にじんわりと届くテレパシー機器なのだ。キャプテン・ミルクだけしか持っていない貴重品でもある)

 

 『コリー、聞こえるか?』

 

 『はい、どうぞ』


 『ファンタジードラゴン号の中へ戻って警備をしてくれ』

 

 『了解しました』

 

 『Sugar桜子ちゃんの体の調子が悪いので青空ウイングス子さんと一緒に警備を任せる。常に辺りを警戒して見張っているんだぞ』

 

 『はい、分かりました』

 

 キャプテン・ミルクはファンタジードラゴン号を降りて、青空ウイングス子さんに事情を説明した後、シェフの暑威野(あついの)ナイタマラに「ウイングス子さん、体に優しい物を作ってSugar桜子ちゃんに出してくれ、と伝えて欲しい」と言った。青空ウイングス子さんは敬礼してから船内に戻っていった。

 

 「皆の衆、今からラルルラボン惑星にある『オッパリン国』の首都『オペペン市』に行ってから『ラルルラボン祭り』に行く。皆の手元にある『オペペン市へようこそ』というガイドブックを参照にして移動をするように。滞在時間は3時間だ。この惑星に来た目的は祭りだが厳密には偵察でもある。くれぐれも他の惑星から来た宇宙人には、ファンタジードラゴン号の有りか、場所を教えたりはしないようにするんだぞ」

 

 「分かりました!」

 

 「何かあったら皆が持っている『ヒカッチャ・メッパ』で空の色を点滅させて危険を知らせろよ」(説明しよう。『ヒカッチャ・メッパ』は緊急事態になったら空を点滅させたり空に文字を書いたりして危険を知らせることが出来る道具なのだ。これもポピュラーな道具で、1000ヘンドリマンドリする。21世紀の日本円にして約980円なのだ)

 

 「分かりました!」

 

 「皆の衆、我々は異邦人だ。『郷に入れば郷に従え』を忘れるな。己の誇りと魂を強く持てよ。団体活動ではなく、個人で移動をするようにしろ」

 

 「はい!」

 

 

 

オープニングテーマソング

 

『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』

 

 作詞 蒼井真ノ介

 作曲 蒼井真ノ介

 編曲 蒼井真ノ介

 歌  えりかちゃん




宇宙に行こうよ 

宇宙の果てにはさ

光の壁があるって話よ

ツルッと光よりも輝く

あんちくしょうに夢中よ

あたい月よりアイツ好きさ 

あたい星よりアイツ好きさ

 

あたいナウい船長と

ナウい宇宙船の持ち主の

あんちくしょうがさ 

とぅきでぇ~す(好きで~す)

 

痒い背中に孫の手が欲しい

痛いお尻に座薬と塗り薬よ

朝から晩まで歌っている鳥

お願いシャラップだい!

 

好きなあいつに付きまとい

好きなあいつに睨まれて

好きなあいつにドキドキ

ラブレターをあげちゃった

偶然のフリして

無理矢理鉢合わせたのさ

 

恥ずかしいけどもさぁ

あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい!

 

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

 

我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク~☆

 

 

 

 乗組員たちは『頭スカイ』を装着してバラバラになりながら四方八方に飛び散り去りまくった。

 

 「よし、東へ3キロの場所にオペペン市があるんだな」とキャプテン・ミルクはガイドブックを見ながら飛翔した。

 

 「空気が美味いな。かつてのEARTHに似ている。だがEARTHは、もう……、うん!? おや!?」キャプテン・ミルクは地面を見つめた。仰向けに倒れている人の姿が見えた。距離もあって男か女かは分からなかった。

 

 「念のために調べてみるか」キャプテン・ミルクは倒れている人から少し離れた距離に着地した。

 

 「よし、この位置から倒れている人を『7色カメラディニアン・スコープ』で調べてみよう」(説明しよう。『7色カメラディニアン・スコープ』とは人工知能高性能カメラで事である。ファルマジイン・レンズという高度なレンズを使用している。約50万キロ先まで見ることが出来るのだ)

 

 「よし、あの倒れている人についての情報が欲しい」とキャプテン・ミルクは『7色カメラディニアン・スコープ』に話し掛けた。

 

 『タオレテイルノハ、カワモトサスオ。ジャパンゴールデンウィークシュッシン。ネンレイハ、49サイ』と『7色カメラディニアン・スコープ』の人工知能ボイスは言った。

 

 「な、な、何だって!? 嘘だろう!? 彼は生きているのか?」

 

 『セイゾンシテイマス。シンゾウノ オトガ シテイマス』

 

 キャプテン・ミルクは驚愕していた。額から汗が落ちて地面に染み込んだ。

 

 「信じられない」とキャプテン・ミルクは言って倒れている人に歩み寄っていった。

 

 

☆続いちゃう

 

 

 

 エンディングテーマソング

 

『ララバイなんていやよ、私のあんたでいてよ』

 

作詞 蒼井真ノ介

作曲 蒼井真ノ介

編曲 蒼井真ノ介

歌  えりかちゃん

 

 

 

私の気持ちを知っていて

知らんぷりなんて酷いわ

私の愛はとてつもないのよ

脱臼だって 

痔だって 

骨折だって

胃痛だって

記憶喪失だって 

頭痛だって

1発でさ

治っちゃうんだから

 

ララバイなんていやよ、

私のあんたでいてよ

ララバイなんていやよ、

私の婚約者になってよね

プンスカプリリン

プンスカプリリン

 

せつなすぎるわよ

私の鯉

せつなすぎるのよ

私の故意

せつない胸が痛い

私の恋

 

ララバイなんていやよ、

私のあんたでいてよ

ララバイなんていやよ、

私の旦那になってよね


私の好きな人はあんただけ

あんたを好いとるのよ

好きなんだってばさ

好きなんだってばさ

本当にごめん

好きなんだってばさ

好きなんだってばさ

本当にLOVE

好きなんだってばさ

好きなんだってばさ

好きなんだってばさ~

 

 

 

☆速報☆

 

 オープニングテーマソングとエンディングテーマソングを歌っている、えりかちゃんのライヴが決定しました。

 

 ライヴはジャパンゴールデンウィークとアンバリィデアス惑星で行われます。是非、自家用宇宙船に乗って遊びに来てください。

 

 ライヴは無料で見れます。会場で販売しているCD、カセットテープをお買い求めの御客様に限り、えりかちゃんと握手、アームレスリングが出来ます。

 

えりかちゃんからコメントが届きました☆

 

 「ワクワクドキドキ。胸が痛くて切なくて。初めての体験だから凄く緊張しています。是非、ライヴに来てね!」 

ありがとうございました!

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