表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

304/305

秘密のレシピ

  挿絵(By みてみん)

https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)

 

  挿絵(By みてみん)

(作画 ひだまりのねこ様) 


  挿絵(By みてみん)

 (作画 茂木多弥様)





キャプテン・ミルクはサウナ室から出ようとしたらチコガラ魔が息も絶え絶えで風呂場に駆け込んできた。キャプテン・ミルクは直ぐにサウナ室に身を潜ませた。


「ジャム、ジャム、ジャム将軍。はあ、はあ、はあ、はあ、はあ」


「どうした!? 何をそんなに慌てているんだよ?」ジャム将軍は滝風呂から出てきた。


「はあ、はあ、心臓が苦しい。疲れた。思う存分走ったので」とチコガラ魔は言って床に座り込んだ。


「チコガラ魔よ、漢方湯を飲みなさい。すぐに元に戻るから」とジャム将軍は言ってチコガラ魔の手を取って漢方湯まで連れて行った。


「ジャム将軍、ありがとうございます。では、漢方湯を飲みます」チコガラ魔は先ほどと同じように湯船に顔をつけて美味しそうに漢方湯を飲んだ。


「ふははは。良い飲みっぷりだな。ちゃんと飲みなさいよ」とジャム将軍はチコガラ魔に優しさを込めて言った。


チコガラ魔はジャム将軍専属の介護士、マネージャーであった。信頼関係は他の部下や家来よりも強い絆で結ばれていた。


「よし、ジャム将軍も漢方湯を飲むぞ。ふはははははは!」とジャム将軍は言って両手で漢方湯をすくい飲み出した。


2人が夢中になって漢方湯を飲んでいる隙にキャプテン・ミルクは静かにサウナ室から出て漢方湯の側へと近付いた。二人の後ろ姿を警戒しながら、距離を確認して漢方湯の中に潜り込み、さっきよりも多めの小便をした。たぶん、750ml程度だと思うよ。オマケを付けてあげたくなったので、一旦、顔だけ出して音を出さないでゲロも吐いてあげた。酔っぱらいの寝ゲロっぽくだ。更にサービスをしてあげたくなったキャプテン・ミルクは、柔らかめのウンコもトッピングしてあげた。キャプテン・ミルクは素速くお尻を洗って漢方湯から出ると忍び足でサウナ室に戻った。


キャプテン・ミルクはサウナ室の小窓から漢方湯にいるジャム将軍とチコガラ魔を見ていた。


『俺の怒りと憎しみが込められた魂の排泄物だい。ジャム将軍みたいな馬鹿な独裁者たちは排泄物が似合うんだい。腐った頭をした愚かな奴らは、全員、排泄物を主食にすればいいんだ。だって馬鹿だからな。ジャム将軍に殺された全ての宇宙人に捧げます』とキャプテン・ミルクは祈りを捧げた。


「チコガラ魔よ、この漢方湯は美味いなぁ。トロピカルでファンタスティックだよな。美味い!! ふはははははは!! さあ、いっぱい飲んで大きくなれよ!」とジャム将軍は言った。


「あらっ!? 何コレ? なんか福神漬けかな? ジャム将軍、漢方湯って隠れレシピに福神漬けを使ってますか?」とチコガラ魔はキャプテン・ミルク原産の排泄物を福神漬けと見做し、フニャフニャしたものを手に乗せて質問をした。


「福神漬け? 何だそれは?」


「ジャム将軍、カリーライスに乗せて食べるやつです」


「ふーん。初めて知ったね。福神漬けは使ってない。福神漬けか。覚えておこう」


「ジャム将軍、一体これは何ですかね? 福神漬けだと思うんだけどなぁ〜」とチコガラ魔は言ってキャプテン・ミルクの怒りと憎しみの排泄物を手に乗せてもてあそんだ。


「うーん。わからない。初めて見たし。それが福神漬けというやつかな?」とジャム将軍はチコガラ魔から排泄物を受け取って自分の手に乗せて言った。


「福神漬けじゃないとすると、もしかしたら大根の漬物かキュウリの漬物辺りなのかな?」とチコガラ魔は言った。


「かりんとうじゃないのか?」とジャム将軍は自信を持って言った。


「あー、かりんとうかも!? ジャム将軍、かりんとうです。たぶん、かりんとうです!」とチコガラ魔は答えが見つかったのが嬉しくて仕方ない感じで言った。


「かりんとうなら食べれるから安心だ。さあ、チコガラ魔よ、漢方湯の隠れレシピ、かりんとうをお食べっ!!」とジャム将軍は言った。


「あとで頂きます。それどころじゃなくて。横立ちミントくんが死にました」チコガラ魔は悔しそうに言った。


「なに!? 本当か?」ジャム将軍は立ち上がって言った。


「はい、トイレで死んでました。頂きます」とチコガラ魔は泣きながら言うとかりんとうに似たキャプテン・ミルクの排泄物を食べた。


「あらら。何故か向こうから、いっぱい、かりんとうが流れてきてる。チコガラ魔よ、かりんとうを食べろ食べろ」とジャム将軍は優しく慰めるように言ってプカプカと流れてくるかりんとうみたいなウンコをチコガラ魔に与えた。


チコガラ魔は泣きながらキャプテン・ミルクの怒りと憎しみと絶望を込めた排泄物を一気に口に入れた。ジャム将軍も涙を流しながらキャプテン・ミルクの排泄物を食べ出した。


しかし、だかね、それはだね、それは間違いないなくウンコなのだ。キャプテン・ミルクの3日ぶりのウンコなのだった。


「悪には排泄物がふさわしい。

悪は排泄物のように死んでくれたら本望だ。

悪は糞のように死ね。

悪は糞のように消えろ。

悪は滅んで地獄に落ちろ」

42世紀に活躍した詩人、アインス・ツヴァイ・ドライ・フィア・さとしさんの言葉。



 


  ◇続いちゃう◇

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ