キャプテン・ミルクは否定しない
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 茂木多弥様)
「ところであなたの乳首が気になります。どうしたんですか?」と警部ゴロンポンは薮睨みを効かせて乳首山乳首校長先生の痛々しい乳首を見ながら言った。
「痛みに耐えて走り抜いたんです。いつの日か『私たちを守るために戦う校長先生がいたんだよ』とだけ生徒たちに覚えていてくれれば本望です」と乳首山乳首校長先生は汗だくになって言った。乳首山乳首校長先生の乳首は赤紫色になっていて、はち切れていた。
「はい? どういうことですか?」と警部ゴロンポンは訳が分からないといった顔をして言った。
「もう嫌だ。限界突破だわ。乳首山乳首の乳首は、その辺の乳首と違って、頑張り屋さんで、はにかみ屋で、我慢強い乳首だったと貴方の身近な人を含めて、全宇宙人に伝えてくださいね。立派な乳首シャンがいたと褒めてやってくだ……さ……い」と乳首山乳首校長先生はかすれた声を振り絞って言うと力尽きて仰向けに倒れて地面に頭をぶつけて気を失ってしまった。乳首山乳首校長先生の乳首は麻痺をしていて感覚を失っているようだった。
「大丈夫ですか?! 頑張ってください! 少し待っててくださいね。もしもし?」と警部ゴロンポンはテレパシーを使って救急車を呼んだ。
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「といったニュース速報が流れてきました! キャプテン・ミルク、地理丘乳首大学は大丈夫だそうです! 廃校はキャンセルされましたとも伝えられています! 三半規管ジローは強制的に動物病院に入院させられた後、1時間後に動物病院を脱走して森の中へ逃走した挙げ句、妖精たちに囲まれてしまい妖精たちにカツアゲされて泣きじゃくっていたところを動物病院の関係者に保護され再び病院に収容された模様です。乳首山乳首校長先生は腫れ上がって赤紫色に変色した乳首の緊急整形手術をしましたが、残念ながら手術は大失敗をして乳首はメタリックブルー色になり乳首が里芋くらいの大きさで一旦落ち着いたそうです。いずれにしろ校長先生が母校を守ってくれたんです! うえーん、うえーん」と父煮・チチチチチッは泣きながらテレパシーで報告をした。
「良かったじゃないのさ。めでたしめでたしだと思うよ」とキャプテン・ミルクは温かく祝福した。
「キャプテン・ミルク、変態どもがする蛮行な争いだと思って軽蔑していますか?」
「軽蔑はしないけども、のどかで面白いなぁとは思った」
「本当は馬鹿らしいとか思ってません?」
「全く思ってないね。だいだい人間や宇宙人ってのは、どこか滑稽な生き物だからね。意味がないものを意味があると見せかけたりして喜ぶ幼さがあるから。いずれにしろ、カッコつけても無駄ってことさ。等身大の自分でいろよ、自分らしさを失うなよってこともついでに言っておく」とキャプテン・ミルクは言ったよん。
「いやぁー深いっね。深いわ。さすがキャプテン・ミルクだわ」
「よせよ。そんなに褒めると顔を赤らめちゃうぞっ。あはははは」とキャプテン・ミルクは照れ隠しをしたんだよ。
「キャプテン・ミルク、忙しい中、緊急のテレパシーを聞いてくれてありがとうね」
「なんのこれしき。じゃあね、父煮・チチチチチッ。バイバイキーン」とキャプテン・ミルクはテレパシった後で優しい笑顔を浮かべて何度も頷くと顔をキリリと引き締めてハンサムボーイになったんだぜ。
『どんなにブザマで酷い仕打ちを受けたとしても、自分の事より弱きものを助けるといったサムライ精神、慈愛的な考え方、義理人情の信念、博愛主義はジャパン・ゴールデンウィークに住むジャパン人しか持っていないと言われている。このバカでかい宇宙の中でだ。唯一、ジャパン人だけしかないのだ。素晴らしいよ、ジャパン人はさ。昔は日本人と言われていたんだ。俺も敢えて日本人と呼ぼう。日本人は素晴らしい。日本人こそが理想的な人間性を持つ美しい人間なんだ。いつか必ずジャパン・ゴールデンウィークに戻ってみたい。出生地だからね。ジャパン・ゴールデンウィークに住んで、ジャパン・ゴールデンウィークの国籍を取り直してジャパン・ゴールデンウィークを再び日本国と呼ぶようにしたいね。やはり、ジャパン・ゴールデンウィークより日本国っていう響きの方がさ、ナウいよな。最近さ、ジャパン・ゴールデンウィークの5億人の国民が全て消えたってのがめちゃめちゃ気にかかるよ。大丈夫なのかなぁ? ジャパン・ゴールデンウィークのジャパン人はさ。心配だよなぁ。いやいや、ジャパン・ゴールデンウィークだけではない。アースに住む全人類が全員消えてしまったという謎が大いに気になる。アースにいる全政治家たちだけを残してね』とキャプテン・ミルクは思っていたのだ。
物語はいよいよ、いよいよだ。いよいよ何かが始まるかもしれない。いよいよ、いよいよさ。色々とある物語ではあるのだ。いよいよと勿体ぶって何も起こらないこともある物語でもあるのだ。
☆続いちゃう☆




