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自由のために

  挿絵(By みてみん)

https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)

  

  挿絵(By みてみん)

(作画 ひだまりのねこ様)


 挿絵(By みてみん)

 (作画 茂木多弥様)





「そこの生意気な青少年! どけ! オイラ三半規管ジローだってな、乳首山乳首校長先生の乳首を懲らしめたくはないさ! でもな、パクるから! パクるからいけないのさ!」三半規管ジローは大袈裟に髪を振り回して話した。


「パクってないってば!! 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!! 乳首が灼熱と化したかのように燃えたぎる!! 乳首よ、耐えてくれ!! 頼むからあと2時間は耐えてみようよ! なっ、俺の乳首よ」と乳首山乳首校長先生の顔が悲痛に満ちて言った。


「乳首山乳首校長先生が苦しんでいるじゃないですか! どなたか知らんけどもこれ以上、乳首山乳首校長先生の乳首を懲らしめないで、懲らしめないで、懲らしめないでください!! 校長先生の乳首が悲鳴をあげています!! 懲らしめないでください!! 乳首を懲らしめないでよね!!」と裸婦像カタナくんは三半規管ジローに詰め寄りながら言った。


「ダメだね!! 廃校になってもいいのか? もし乳首山乳首校長先生が2時間マラソンを走りきらなければ廃校なんだぞ。拒否したら廃校、走らなければ廃校、走って完走したら廃校はなし。わかるかな? 青少年よ。大人の事情をわかるのかね? 大人をナメたらダメだ。200歳以上の大人をナメたら本当にダメだよ。これは極めて重大な出来事であり、名誉を守るための男の生き様でもあるのだ!! 青少年よ、乳首山乳首校長先生の乳首を信じるか、信じないかを問いたまえ!!」と三半規管ジローは裸婦像カタナくんの胸グラを揺すって言った。裸婦像カタナくんの花の首飾りが上下に揺れて花粉が溢れた。


「廃校ですって?! 初耳ですが、権力を振りかざして弱者を虐げるのは許せません!! 権力の暴走を許してはならない!! 権力は悪に傾きやすいし染まりやすい。裏金やら変な輩に洗脳されたりして組織が知らず知らずのうちに乗っ取られたりする間抜けでアホな権力グルーピーもいたりする。本当に乗っ取られたりするんですよ。実際の話、地理丘乳首大学の鳥部。鳥の孔雀だけで学級委員を担っていたのに、いつの間にか犬の秋田犬が鳥部に入り込んでいき犬部へと変わり乗っ取りに成功した間抜けな事例を報告します。僕は自由を守るために戦うことを諦めない! 僕は乳首山乳首校長先生の乳首を信じたいけど、乳首が紫色に変色した現実にナーバスになっている自分がいます。信じたいです、信じたいけど、涙があふれてきて。あまりにも乳首を懲らしめすぎますよ。僕は貴方に宣誓布告を申し上げたい心境になりつつあります!! 宣誓布告を宣言しちゃおっかなぁ〜」と裸婦像カタナくんは選手宣誓のポーズをしながら言った。裸婦像カタナくんの目に涙が浮かんだ。


「止め給え、裸婦像カタナくん。ありがたいけど、早く明日から始まる期末テストの勉強に励みなさい。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。あれっ?! 乳首がねずみ色になってきている。なんだかとっても怖い」と乳首山乳首校長先生は言ったが汗だくになっていて呼吸も荒かった。


「乳首山乳首校長先生、大丈夫ですか?」裸婦像カタナくんは乳首山乳首校長先生の傍に来て背中を擦ってあげた。


「裸婦像カタナくん、ありがとう。俺の乳首は負けず嫌いで寂しがり屋のおっちょこちょいだけども頑張り屋さんでもあるんです。頑張るよ」と乳首山乳首校長先生は言って優しく微笑んでいた。タンポポのように優しく微笑んでいたのだ。


「乳首山乳首校長先生! うえ〜ん、うえ〜ん」裸婦像カタナくんは泣き出した。


三半規管ジローは裸婦像カタナくんが泣くのを見て、何故か、もらい泣きした。


「青少年よ、そのピュアさを失くしちゃダメだよ。裸婦像カタナくんだったかな。大人はね、時に戦わねばならぬ時が来るのだよ。さあさあ、裸婦像カタナくん。教室に戻りなさい」と三半規管ジローは裸婦像カタナくんの背中を小突いた。


「おっさんよ、何も小突かなくたって良いだろうがよ!!」と突然、声がしてきた。


「だ、だ、誰だ?!」三半規管ジローは辺りを見回した。


「俺様はここにいる!!」


地理丘乳首大学のグラウンドの奥にある滑り台を滑り終えた謎の男は砂場に行くと砂の上にジャンプをした。謎の男は、しばらく何度もジャンプしてはしゃぐと、今度は赤いブランコに行き、ブランコに座って激しく漕ぎ出すと「あははは。ブランコ、たのし〜い。あははは」と小気味よく笑った。謎の男は、また滑り台に登ると腕を組んで乳首山乳首校長先生、三半規管ジロー、裸婦像カタナくんを睨みつけた。





 ☆続いちゃう☆

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