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心からの叫びを聞いてほしい

  挿絵(By みてみん)

https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)


  挿絵(By みてみん)

(作画 ひだまりのねこ様)


 挿絵(By みてみん)

 (作画 茂木多弥様)






乳首山乳首校長先生は一息つくとミルクセーキを飲みだした。


「素晴らしいです。地理丘乳首大学と生徒たちを守るために走ったんですね?」フリージャーナリストの柑橘漏もらんは言った。


「うん。その通りです」乳首山乳首校長先生は静かに言った。


「校長先生の乳首は健在ですか? 大丈夫ですか?」


「大丈夫だとは思う。思うけど……」


「思うけど、なんですか?」


「昔からみたら感度が弱くなったような気がするんだ。それにな、話はまだ終わってない」


「えっ?! ど、どういうことですか?」



☆☆回想だお2☆☆



「2時間走り終えたぜ。さっそくあのバカに連絡して完走をした報告をせねば!」乳首山乳首校長先生は流行る気持ちを抑えて言うと黒電話を掛けた。


地理丘乳首大学の校長先生である乳首山乳首校長先生は自信に満ち溢れていた。普段の生活ではスポーツなんか体に良くないから絶対にしないという偏屈的な考え方を信条としてスポーツを毛嫌いしていた。スポーツといえば5つ離れた乳首山乳首の妹さんの乳首山由美子ちゃんとバトミントンするくらいだった。それがだ、初の2時間もマラソンをしたのであった。自信に満ちて当然なのだ。マラソン選手はマラソンウェアを着てマラソンをエンジョイするが、乳首山乳首校長先生は自らの乳首に緑色の強力タイプの洗濯バサミを乳首に挟んでのマラソンをエンジョイしたのだ。乳首がもげそうになりながらエンジョイしたのだ。親からもらった大事な乳首を酷使しながらエンジョイにエンジョイを重ねてエンジョイしながら走りきったのだ。乳首山乳首校長先生はそのへんのバカで嘘つきの八流の胡散臭い政治家よりも有言実行をしたから偉いと思うのだ。自らの乳首を犠牲にしながら走りきったのだから。


「おい、三半規管ジローよ、2時間マラソン走りきったぞ。乳首に洗濯バサミを挟んで激走しちゃったよ。これで廃校は取り消しだよな?」


「えっ?! 何のことだよ?」三半規管ジローは狼狽えた。


「何のことだじゃないよ。3日前に揉めたろ。廃校にするって言ってさ」


「そんなこと言ってないよ。ナメてんのか?」


「じゃ廃校はなしだな?」


「なしの方向で良いよ」


「前貼りの件は大丈夫なのか?」


「あっ!! 前貼りで急激に記憶が復活したわ!! いやいや廃校だよ廃校。パクるなや!!」三半規管ジローは活気づいた。


「パクってないって!!」


「2時間グラウンドを走ったら廃校はなかったことにしてやる」


「だから走ったって!!」


「見てないから信じられんね。もう一回2時間走れや。今から俺もグラウンドに行くからさ」


「嫌だ嫌だ嫌だ。さっき2時間走ったから乳酸が乳首の先まで溜まってるぅ」


「乳首に乳酸って溜まるの?」


「溜まるよ。乳首を立たせたら特に溜まるよ」


「へぇー、知らなかった」


「とにかく、2時間走ったから廃校はなしだろうが。分かったな!」


「ダメだ! 俺を誤魔化すな。今から5分でテレポートするから。2時間走れよ」

 

「クッソー。分かったよ……」


5分後。


三半規管ジローは地理丘乳首大学のグラウンドの真ん中にテレポートをすると腕を組んで仁王立ちした。


「クソッ。また2時間走るのかよ」と乳首山乳首校長先生は校長室の窓からグラウンドを見下ろして文句を垂れた。


「おい! 乳首山乳首! 乳首! 聞こえてるか? 乳首、グラウンドに来い!!」


乳首山乳首校長先生は校長室の窓を開けた。


「トオッー!」と乳首山乳首校長先生は叫ぶと窓から回転しながらジャンプした。


「よく来たな、三半規管ジローよ」


「よし、走れ」


「ラジャー!!」


乳首山乳首校長先生は自分の乳首に強力タイプの緑色の洗濯バサミを挟んだ。


「待て!!」三半規管ジローは叫んだ。


「なんだよ?」乳首山乳首校長先生は振り返って言った。


「不正されては困る。俺が持参した青色の超強力タイプの洗濯バサミを使用せよ!」と三半規管ジローは言ってニヤリと笑った。


「なんだと?!」


「嫌なのかね?」


「ちくしょう。やってやるよ!」


乳首山乳首校長先生は緑色の強力タイプの洗濯バサミを自分の乳首から外すと地面に叩きつけた。


「乳首山乳首よ、俺が挟むよ」と三半規管ジローは言うと幼馴染みの乳首山乳首の乳首に超強力タイプの青色の洗濯バサミを挟んだ。


「グワワワワワワワーッ!! 痛い!! 痛たたたたたた」


乳首山乳首校長先生の目が充血してきた。


「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」乳首山乳首校長先生は焦っていた。こんなに乳首が痛いとは思っていなかったからだ。


「あー、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。もげる!! もげる!! もげる!!」


乳首山乳首校長先生は汗だくになってしまった。


三半規管ジローは厳粛な顔をして乳首山乳首校長先生の乳首を見ていた。


その時だった!


「もう止めてください!! 我らの乳首山乳首校長先生は確かに2時間マラソンをして完走したんです!! どなたか分かりませんが、乳首山乳首校長先生の乳首を懲らしめないでください!!」と学年リーダーの裸婦像カタナくん18歳はグラウンドに来て叫んだ。


「裸婦像カタナくん、よせ。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」乳首山乳首校長先生は痛みに耐えながら裸婦像カタナくんに言った。


「乳首山乳首校長先生の乳首を懲らしめないでください! お願いします! 乳首が紫色に変色しているじゃないですか! もう変色した乳首を懲らしめないでください! もう変わり果てる寸前の乳首を懲らしめないでください! 乳首を懲らしめるのはいかがなものか! お願いします! 乳首を懲らしめないでください、乳首を懲らしめないでください、頼みます! 乳首を懲らしめないで! 乳首を懲らしめないでください! 乳首を乳首を、これ以上は懲らしめないでください!! 懲らしめないで〜ぇ!!」と裸婦像カタナくんは必死に頭を下げながら三半規管ジローに言った。


裸婦像カタナくんの目には涙が溢れていた。





   ☆続いちゃう☆


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