朝焼け
「寝るっぴちゃん(説明しよう。眠るっぴちゃんと表記される事が多いが寝るっぴちゃんでも別に構わない。今回は寝るっぴちゃんで攻める。そう今後も『父の乳と母方の祖父の乳株式会社』のように攻めの姿勢を保ちたいのだ)、痛いじゃんかよう!」キャプテン・ミルクは両方の頬を擦りながら寝るっぴちゃんに言った。
「キャプテン・ミルクさん、今寝たべ?」と寝るっぴちゃんは厳しく言った。
「寝てないって。ちょっと目を閉じていただけだって」とキャプテン・ミルクも厳しく言い返した。
「キャプテン・ミルクさん、8分も目を閉じていて寝てないなんて嘘だべ?」
「8分間、仕事について考えていたんだよ」
「キャプテン・ミルクさん、嘘だべ? じゃあ何でイビキをかいたのよ?」
「イビキに近い息継ぎをマスターしたんだよ。鼻炎対策にね」
「それも嘘だべ?」
「じゃあ、もう一度、湯船に浸かるから、それで判断してよ。また考え事の邪魔をしたら寝るっぴちゃんを叩き壊すよ」
「キャプテン・ミルクさん、そんな怖いこと言わないでよ~ん」
「いやいや、侮辱に近いビンタは癪に触るからね。今後、使用不可という判断も考慮しなければならなくなる」
「いやいや、キャプテン・ミルクさん、それはダメだよ。私の仕事を奪うとなれば出るところに出るよ。私だってそれなりにプロよ。私は風呂のプロだよ」
「風呂のプロの寝るっぴちゃん、風呂場から何処に出るのよ?」
「それなりの場所」
「俺にケンカを売るのかい?」
「キャプテン・ミルクさん、今回ばかりは第3者の判断に委ねる必要になるかもね」
「寝るっぴちゃん、永久に電源オフにするよ」
「いやいや、それは困る。待って待って。キャプテン・ミルクさん、待って待って。それは待って。久しぶりの仕事なので嬉しすぎてハッスルしたんです。ごめんなさい」
「寝るっぴちゃん、わかったよ。謝るなら許す。今後は強烈な連続往復ビンタではなくて優しく体を揺すり起こすという設定にするからね」
「キャプテン・ミルクさん、そうですね。その設定の方が私としても嬉しいです。キャプテン・ミルクさん、実はこの2年間、私は乗組員たちに往復ビンタをする度に罪悪感が生まれて殺伐とした自分に嫌気がさしていたんです。もう本当に苦しくてさ」
「寝るっぴちゃん、初耳だよ。そうだったのか?」
「はい、ぐすんぐすん」
「泣かないでよ」
「そめません、キャプテン・ミルクさん。ぐすんぐすん。モモヒキ聡さんにも御詫びしたいのです。往復ビンタに混じって何発もグーで殴っちゃったんで」
「あらら。それも初耳だわ。モモヒキ聡には僕から伝えておくよ。それじゃあ『揺すり起こす』の設定をするね」
「キャプテン・ミルク、よろしくどうぞです」
キャプテン・ミルクは設定変更をするために指紋照合確認をして白いボタンを3回押してから青いボタンを16回押して、黄色いボタンを5回押した後に寝るっぴちゃんの通話マイクに向かって43世紀にEARTHジャパンゴールデンウィークで大流行した皆さん御存知の井上ティンティ子さんの名曲「グレープジュースが飲み放題」という名曲のイントロを歌い終えた後に、秘密の番号の[285631147698557771]を押してから、コマンド設定ボタン番号[8744747777526]を押し終えて、設定変更番号の[987475896658711277]を押し、5段階防御暗号の[777754125865741477789857098633254712547856]を押して、確認番番号の、[7412578698523333658745632588889657412535412578965412775879654124785636665874569854777858700089652147536587965414447856654783412587960008632569832145876952147853666665879083241254775677758096580005478321456985325478658796588888547123547839807777777777777777777777635789654780745236947777580]を押し終えてから通話マイクに向かって「揺すり起こすの設定」と言うとラッキーナンバーの[7774587771236777289677789897774580777896523114569877778085412377774568778977805684123654445698695321777758450008958074521458632186412359877]を押した後に、寝るっぴちゃんと20分間の握手して無事に設定完了となるのだった。
キャプテン・ミルクは湯船に浸かって「揺すり起こすの設定」をされているか確かめることにした。
「寝るっぴちゃん、それじゃ、確認します」
「はい、分かりました。それにしてもキャプテン・ミルクさん、相変わらず凄い記憶力ですね。あんなに複雑な番号を覚えているなんて信じられないです」
「あはははは。いやぁ~、照れちゃうなぁ。あはははは」キャプテン・ミルクは笑った。キャプテン・ミルクは照れ屋さんなのだった。
「では寝るっぴちゃん、いくぞ」
「はい、キャプテン・ミルクさん」
キャプテン・ミルクは瞼を閉じた。
『テメーよ、ナメてんのかよ、あっ!? 危ねぇーべ? 深く寝るなって言ってんべ。ナメてんのかよ。深く寝るなって言ってんべ。オレはよ、熟睡する眠りは必ず妨げるよ。必ずな。お風呂での熟睡は別な話で危ねぇーべ。深く寝るなって言ってんべよ。風呂場で熟睡すんなって言ってんべ』と寝るっぴちゃんは怒鳴るとキャプテン・ミルクの体を優しく揺すり起こした。
オープニングテーマソング
『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』
作詞 蒼井真ノ介
作曲 蒼井真ノ介
編曲 蒼井真ノ介
歌 えりかちゃん
宇宙に行こうよ
宇宙の果てにはさ
光の壁があるって話よ
ツルッと光よりも輝く
あんちくしょうに夢中よ
あたい月よりアイツ好きさ
あたい星よりアイツ好きさ
あたいナウい船長と
ナウい宇宙船の持ち主の
あんちくしょうがさ
とぅきでぇ~す(好きで~す)
痒い背中に孫の手が欲しい
痛いお尻に座薬と塗り薬よ
朝から晩まで歌っている鳥
お願いシャラップだい!
好きなあいつに付きまとい
好きなあいつに睨まれて
好きなあいつにドキドキ
ラブレターをあげちゃった
偶然のフリして
無理矢理鉢合わせたのさ
恥ずかしいけどもさぁ
あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい!
ファンタジードラゴン号『ワオッ』
ファンタジードラゴン号『ワオッ』
我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク~☆
キャプテン・ミルクは湯船に浸かってテレビラリン・チュラララリンを見る事にした。(説明しよう。テレビラリン・チュラララリンは20世紀に大流行したテレビの玄孫の友達の妹の彼氏の母親の母親なのだ。つまり水に濡れても壊れないテレビの進化した最先端のテレビなのだ)
『さて最初のニュースです。昨夜、午後6時頃、はんぺん惑星にある、はんぺん国のでぃす・いじゅ・ぺん市で108歳の老人が道の真ん中で転んだので、16歳の女の子が「立て、ババア! 諦めずに立て。老いたからってなんだ? なめんな、ババア! 立て。老いてからこそのLIFEだい!」と励ましました』と人気女性アナウンサーの滝パイ子(27歳)さんは言った。
「なんじゃそりゃ」とキャプテン・ミルクは言って紙コップに「常に乳まみれたい」を注いだ。
『次のニュースです。昨夜、午後23時頃に何度目かの成人式を終えたばかりの血気盛んな118歳の老人が、後ろから来た不審な男に襲われそうになったので逆に襲ってみたら、不審な男は慌てて走って逃げようとしたので老人はダッシュして不審な男の前に回り込み「金を出せ!」と言ったら「ジジイ、それはこっちのセリフだ! 金を貸せ!」と不審な男は老人に言うと「お前に貸す金はない。早く金を出せよ!」と老人が怒鳴り散らし「金が無いのに貸せないね! じゃあね、クソジジイ、バイバイ」と言って老人との和解を試みたところ拒否された模様です』と人気アナウンサーの滝パイ子は深刻な顔をして話した。
「なんじゃこのニュース番組は」とキャプテン・ミルクは言って番組名を調べてみた。新番組の『報道ニュース50世紀』だった。前に一流のニュース番組が終わって最も期待されている新番組だった。
『続いてはお天気です。現場にいます、お天気アナウンサーのミリンダショーユさんに伝えてもらいます。ミリンダショーユさんはラルルラボン惑星にいます。ミリンダショーユさ~ん?』
『はいはい、おはようさん。ラルルラボン惑星は朝の5時になろうとしています』ミリンダショーユさんはジャパンゴールデンウィークの浴衣を着ていた。
『ミリンダショーユさん、ラルルラボン惑星のお天気はどうですか?』
『今日は晴れです。明日は雨、明後日は曇り、しあさっては晴れです』とミリンダショーユさんが朝焼けを背に話しているところ、彼女の後ろで人が通りぎていくのが目に入った。
キャプテン・ミルクは画面に近付いた。
☆続いちゃう
エンディングテーマソング
『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』
作詞 蒼井真ノ介
作曲 蒼井真ノ介
編曲 蒼井真ノ介
歌 えりかちゃん
気持ちを抑えて
貴方を見つめると
涙が溢れてたまらんわ
好きな気持ちを隠して
辛くてもう嫌になるわ
お月さん
お月さん
応答願います
お星さま
お星さま
寂しくて参っちゃってさ
ねぇねぇ
私の話を聞いてくれる?
お願いします
やけ食いしたら負けよ
夜食を我慢して
ダイエットしようかな?
ダイエットしてさぁ
絶対に綺麗になるからね
綺麗になってウホホホホ
負けてたまるかやったるで
甘いお菓子なんかにさ
こっちからバイバイキーン
本当にバイバイキーン
バイバイキーンのバイバイキーン
好きな人を想いたいの
毎日抱きしめていたいの
貴方の笑顔を守りたいの
私は貴方が好きなのよ
ねぇ本気になってよ
こんにくしょう
私に振り向け振り向け
こんにくしょう
夜更かしばかりして
本当に困っちゃう~
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
それがあたいよ
あたいの姿なのよ
好きでぇ~す
エヘヘヘヘ
好きでぇ~す
ウフフフフ
好きでぇ~す
"LOVe"
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに~
ありがとうございます!