話って何?
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
「キャプテン・ミルク、実は僕には彼女がいるんです」父煮・チチチチチッは嬉しそうに笑った。
「ほほう」
「潜入スパイをしてから会っていなくてテレパシーでやり取りしています」
「テレパシーって便利だよな」
「僕はもう会いたくて我慢できなくて。もう、すぐにでも彼女に会いたいんです」
「なるほど、わかる」
「キャプテン・ミルク、で、もう潜入スパイを辞めて彼女に会いに行こうかと」
「彼女に会ってどうするのよ?」
「彼女に会ってチュウしたいんです」
「チュウだと?!」
「はい、朝から晩まで彼女にチュウしてチュウしてチュウしまくりたいんです」
「ふむ」
「チュウしたいんでぇ〜す!」
「そうか」
「彼女にチュウしてチュウしてチュウしたい。口にチュウしたいし、おでこにもチュウしたい」
「なるほどね」
「彼女とチュウしながら、にらめっこしたい」
「へぇ〜」
「彼女とチュウしながら二人三脚したい」
「楽しそ〜う」
「彼女とチュウしながら、どじょうすくいをしたいしさ」
「ナウい!!」
「彼女とチュウしながら、相撲を取りたい。がぶりついてチュウしたいんです」
「そりゃいいね」
「キャプテン・ミルク、彼女とチュウしながら四六時中マイムマイムを踊りたいだけなんです。ブヘンッ、うっうう」父煮・チチチチチッは泣き出した。
「泣くなよ」
「チュウしたい、チュウしたい、チュウしたい!!」
「わかるけどさ」
「わかるけど? なんですか、キャプテン・ミルク?」
「君は自分の任務を忘れてないかい?」
「はっ?! 忘れてしまいそうでした! 僕はスパイだったよ! スパイとは絶対に失敗を許されないもの。忘れるとこでした」
「思い出してくれてよかった」
「任務が終わったら彼女にチュウします」
「そうしてくれ」
「でも、ほぼ任務完了だとも思っているんです」
「まあ、分からんでもないけどね」
「やはり彼女と今すぐチュウしたいんです。チュウしてチュウしてチュウチュウチュウチュウしたいんです」
「この馬鹿野郎!!」
ボコン!!
キャプテン・ミルクは父煮・チチチチチッの頭を殴った。
「痛い!!」
「父煮・チチチチチッよ、今、何で殴られたと思う?」
「分かりません!」
「コノヤロウ!!」
キャプテン・ミルクは父煮・チチチチチッの頬をビンタした。
「痛い!!」
「父煮・チチチチチッよ、何で、今、ビンタされたかわかる?」
「分からないですね!!」
「テメェコノヤロウ!!」
キャプテン・ミルクは父煮・チチチチチッの口の中に手を入れて舌を指圧した。
「唾液が、久しぶりに僕の口の中に唾液が溢れている?! 思春期の頃から現在に至るまで、ずっとドライマウスだったのに!!」
「父煮・チチチチチッよ、何で舌を指圧されたか分かるかい?」
「僕の口臭が公衆便所っぽいからですか?」
「正解だ!!」
「やった、ありがとうございます」
「歯は磨いてるのか?」
「磨いてません。自分の歯は5本しか残っていなくて、他はセラミックと入れ歯なんです」
「それでも歯を磨け!!」
「で、でも……」
「いいから磨けよ!!」
「はい、磨きます」父煮・チチチチチッは敬礼した。
「キャプテン・ミルク、忘れるところでした。実は……」
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)




