キャプテン・ミルクの忠告
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
「父煮・チチチチチッ、ちょっと待ってくれないかな。何だか乳首だらけの様な気がする」とキャプテン・ミルクは言って唇を尖らせてから鼻くそをほじって鼻くそを床に捨ててから再び鼻くそをほじった。かなり用務員室は乾燥しているので鼻の穴がパスンパスンの状態でスカスカしているようで鼻くそも乾燥しているようだった。
「乳首だらけ? ああ、確かに。乳首に慣れていたから気付かなかった。乳首が嫌なのかい?」父煮・チチチチチッは薄ら笑いを浮かべているようだ。キャプテン・ミルクはそれが気に食わないようだった。
「父煮・チチチチチッよ、俺は乳首は嫌ではないが、話が頭に全く入ってこない」
「それは心外だな。乳首に囚われすぎているから話が分からないんだと思うよ。はははは」と父煮・チチチチチッは言って肩を揺すって笑った。
「そうかもな」
「あまり乳首を気にしないでほしいな」
「父煮・チチチチチッ、できれば早めに要点を言ってほしいんだ」
「分かるけどもね、どうしても蜜豆乳首銀河、栄乳首惑星、栄乳首国、紫乳首旅館、桜餅乳首公園で起こったから詳しく話さないと後で文句を言われても困るし。乳首は単なる言葉。気にしないでくれ」
「一理あるが話をまとめるようにしてくれ」
「分かるけどもさ、お兄さんの自分の胸にあるものは何だ?」
「乳首だ」
「だろう? お兄さんにも乳首はあるんだよ。乳首を恥ずかしがるな。誰しも乳首を持っているんだ。あまり嫌悪するなよな」
「乳首を嫌悪していない。乳首なしで話を進めてくれという話をしているんだ」
「お兄さんよ、省くがね、ぼくは、乳首大学、乳首高校、乳首中学校、乳首小学校、乳首幼稚園で学んできたし、軟弱乳首惑星の健やか乳首産婦人科で生まれたんだ。僕にとって乳首はありふれていたんだ。一般社会で乳首を連呼するのは恥ずかしいかもしれない。だが僕の中ではありふれたものだ」
「父煮・チチチチチッ、分かるが乳首を話に盛り込む必要性はないんだ。君にとって乳首はありふれた言葉でも俺にとって乳首はありふれた言葉ではない。乳首を何かしらの緩和をもたらす効果があったにしてもだ、話の中で必要以上に乳首を強調している面があるのは何故だ?」
「そ、それは……」
「父煮・チチチチチッ、君は話を面白可笑しくしているんじゃないのか?」
「い、いや……」
「本当に伝えたいのなら、乳首に甘えないでほしい。君は乳首に甘えすぎている。乳首は君の母親ではない。君は母親の母乳で育ったはずだ。母親の乳首を吸って育ったはずだ。乳首は思い出の中に納めるべきなんだ。乳首を軽く扱うな! 乳首に甘えてばかりいると君の乳首が悲しむぞ! どりゃ〜!!」とキャプテン・ミルクは叫んで、ちゃぶ台をブチ投げ飛ばしてから蹴り飛ばした。
「……」
「父煮・チチチチチッよ。乳首なしで話してごらん」
「分かった。頑張ってみる」父煮・チチチチチッはうつむいたままでいた。
「乳首を語る前に自分を語れだ」とキャプテン・ミルクは言ってちゃぶ台を元の位置に戻した。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)




