名門
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
「分かった。余計な詮索はしない。だが、何故、JAZZを知っているのかだけ教えてくれないかな?」と父煮・チチチチチッは言った。
「まあ、いいだろう。JAZZとはな『Jじっとするな。Aあなたならできる。Z随時できるからね。Z随分やればできるからやって味噌』の略、選ばれた潜入捜査スパイを意味する暗号、記号だい。だろう?」とキャプテン・ミルクは鼻の穴に指を入れたまま話した。
「正解だ。悪いが、大事な真剣な話をしている時に鼻の穴をいじらないでくれないかな? やはり気が散るんだよね」と父煮・チチチチチッは強めの口調で注意した。
「断る。俺の鼻だ。鼻の穴も俺の鼻の穴だい。鼻をケアしながら話す男が、ここにいるというわけさ。真剣に話すには、ちょっとした落ち着きが必要なんだよ。鼻はリラクゼーションを持つ器官なのだ。慌てふためいて話すよりも冷静に話す方が理解も深まるだろう? だからこそ、俺は俺のやり方で君に話しているのさ」とキャプテン・ミルクは鼻の穴をかき回しながら言った。
「なるほど。そういうことかい。じゃあ僕もそうさせてもらうよ。ちょっと、もの凄く緊張しきっていて精神的に参っているからね」と父煮・チチチチチッは言うと着ているジャケットを脱いで上半身裸になった。父煮・チチチチチッは黒ずんだ自分の乳首を指でつまむと乳首を引っ張り始めた。
「ふう。落ち着くぅ〜」と父煮・チチチチチッは言ってキャプテン・ミルクに一礼をした。
鼻の穴に指を入れたまま微動だにしないキャプテン・ミルク。
上半身裸で黄色のフルフェイスヘルメットを被ったまま自分の黒ずみ果てた乳首を引っ張る父煮・チチチチチッ。
お互いにリラックスした姿勢を維持しながらの対話となっていくのであった。
そう、話し合いとはリラックスした状態でこそ成り立つものなのだ。リラックスタイム。タイムセールではないのだよ。タイムを止めないでという事ではあるかもしれない。要はリラックスしながら話す事は大切なのだという事だ。
「どうやら、君はかなりの大物だと見込んだよ。正解だ。僕は潜入捜査をしているスパイなんだ。ふう。落ち着くぅ〜」と父煮・チチチチチッは言って黒ずんだ自分の乳首を強めに引っ張った。
「父煮・チチチチチッよ、まずは、できる限りでいい、具体的な話を掻い摘んで聞かせてほしいんだ。宇宙・モツァレラ・酸っぱい・スパイス・スパイ局での働きぶりと、潜入捜査をするまでの経緯について聞かせてほしい」
「わかったよ。話は僕が地理丘乳首大学3年生の夏の時にまでさかのぼる」と父煮・チチチチチッは言って自分の黒ずんだ乳首を離した。
「待て待て。君は地理丘乳首大学なの?」キャプテン・ミルクは驚いて聞いた。
「ああ、そうだよ。地理丘乳首大学だ」と父煮・チチチチチッは言うと照れ笑いというか苦笑いというか、煮えきらない笑い顔を浮かべた。
「めちゃくちゃ名門じゃん。※サイノウアルンレベルが2570くらいはないと地理丘乳首大学には入学できないよね」キャプテン・ミルクは感心しながら言った。
「ありがとう。僕のサイノウアルンレベルは1890だったからギリギリのレベルで地理丘乳首大学に入学出来たんだよ。面目ない」と父煮・チチチチチッは照れくさそうに言うと痒い所がかけないのに一生懸命に黄色のフルフェイスヘルメットの頭部をかいていた。
「それでも立派なもんだよ。地理丘乳首大学か。良い大学だよな」とキャプテン・ミルクは嬉しそうに言った。
※サイノウアルンレベルとは誰にもない才能を持つレベル数値のことだ。才能があるものだけしか大学には通えないのだ。ちなみにキャプテン・ミルクは超能力の他に魔法や演説、演劇、文学、歴史においてトップクラスのサイノウアルンレベルの持ち主なのだ。キャプテン・ミルクのサイノウアルンレベルの数値は非公開です。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)




