表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/305

圧倒的なコミュニケーション力

 「ひょっとしたら、ムササビジュニア号かもしれないな」とキャプテン・ミルクは月山コリーに言った。

 

 「ムササビジュニア号?」月山コリーは聞き覚えのある言葉に身震いした。

 

 キャプテン・ミルクは自ら卓上のメカを操作してビジュアル・見えすぎてんのよ・レーダーの映像を見た。

 

 ビジュアル・見えすぎてんのよ・レーダーの映像には、ファンタジー・ドラゴン号から10キロ離れた場所にある岩だらけの間にある洞窟内に、おそらく宇宙船を示すであろう緑色の明かりが点滅して表示されていた。しばらく見ていると緑色から茶色に変わって消失した。

 

 『怪しすぎるでよ。このデカさといい形といい、めちゃめちゃ怪しすぎるでよ。たぶん、宇宙船だな。タチの悪い輩が乗っている宇宙船だな。追尾はムリだからこれにて失礼すます』と緑色の不審な物体に反応して喋るビジュアル・見えすぎてんのよ・レーダーに内蔵された最先端技術の人工知能A.I.風な人造人間風のアンドロイド風的な解説者『あっちくん』が話した。『あっちくん』は最初から純朴な青年風に設定されている。

 

 「あっちくん、他に気になる点はあるかな?」

 

 『ずっと怪しいなぁと思って気になっていたからよう、つねにマークはしていたんだけんどもよ。この不審な宇宙船らしい物体がいつ頃から洞窟に潜んでいたのかはわからねぇ。おそらく、キャプテン・ミルクがラルルラボン惑星に到着する前からあったはずだべな』とあっちくんは冷静に分析しながら言った。

 

 「あっちくん、ジャム将軍のムササビジュニア号の可能性はありえるか?」

 

 『さすがだな、キャプテン・ミルク。十分にありえるね。噂では聞いていたけどよ、だいぶね、ムササビジュニア号と似た感じの設計だったもん。デカさと艶々な感じとかね。まあ、デカさだね。ありえるね』

 

 「仮としてだが、緑色の不審な物体ことムササビジュニア号は、何処に消えたのか分かるかな?」

 

 『こればっかりはわかんねぇーな。もっと僕ちんの性能がグレードアップしたら何か分かるかもしんねぇけんどもよ。宇宙は広いからな』

 

 「あっちくん、小さな事でもいい。何か気になることは?」

 

 『う~ん、難しいなぁ。緑色の不審な物体は南東の方角から西へと変わった事くらいかなぁ』

 

 「分かった。あっちくん、ありがとう」

 

 『いえいえ、どういたすますてぇ』

 

 「キャプテン・ミルク、どうしますか?」と月山コリーは言って緑色の不審な物体の映像をメモリーに残した。

 

 「コリー、後でSugar桜子ちゃんに連絡しろ。Sugar桜子ちゃんに頼んでみて、『あっちくんを出来る限り、監視や追尾や追跡機能をグレードアップ化して欲しい』と伝えてくれ」

 

 「はい、わかりました」

 

 「う~ん、気になるなぁ。夜中ということはだ、緊急性のある消失の仕方だからジャム将軍はジャム惑星に戻ったのかもしれない」キャプテン・ミルクは映像をリピートして見ていた。

 

 「コリー、御苦労だった。続けて監視してくれ」

 

「はい、わかりました」

 

 キャプテン・ミルクは自室に戻ると電話帳を調べた。





 オープニングテーマソング

 

『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』

 

 作詞 蒼井真ノ介

 作曲 蒼井真ノ介

 編曲 蒼井真ノ介

 歌  えりかちゃん




宇宙に行こうよ 

宇宙の果てにはさ

光の壁があるって話よ

ツルッと光よりも輝く

あんちくしょうに夢中よ

あたい月よりアイツ好きさ 

あたい星よりアイツ好きさ

 

あたいナウい船長と

ナウい宇宙船の持ち主の

あんちくしょうがさ 

とぅきでぇ~す(好きで~す)

 

痒い背中に孫の手が欲しい

痛いお尻に座薬と塗り薬よ

朝から晩まで歌っている鳥

お願いシャラップだい!

 

好きなあいつに付きまとい

好きなあいつに睨まれて

好きなあいつにドキドキ

ラブレターをあげちゃった

偶然のフリして

無理矢理鉢合わせたのさ

 

恥ずかしいけどもさぁ

あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい!

 

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

 

我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク~☆

 

 

 

 キャプテン・ミルクは自ら『諦めずに乳まみれ』の追加注文をするために電話帳をめくった。

 

 キャプテン・ミルクは乳業製菓の老舗『父の乳と母方の祖父の乳株式会社』のページを見つけると直ぐに電話を掛けて注文してみた。今後も大量消費化しそうなので『諦めずに乳まみれ』と『常に乳まみれたい』をそれぞれ30本ずつも注文することにした。

 

 『はい、もしもし。こちら「父の乳と母方の祖父の乳株式会社」の受付で御座います乳輪太郎ですが』

 

 『あっ、すみません。追加注文を御願いしたいのですが』

 

 『ありがとうございます。よろしいですよ。どちら様ですか?』

 

 『ラクトン・BLUE・龍神・メロンクリームソーダ・ミルクです』

 

 『先ほど注文された方ですね。了解いたしました。ラクトン・BLUE・龍神・メロンクリームソーダ・ミルクさんですね?』

 

 『はい』

 

 『いくつ追加致しますか?』

 

 『「諦めずに乳まみれ」と「常に乳まみれたい」をそれぞれ、30、やっぱり念ために50本ずつです』

 

 『毎度ありがとうございます。実はですね、近々、新たな乳製品を発表しますので、そちらもよろしくお願いします』

 

 『乳輪さん、牛乳ですか?』

 

 『私の名字は乳です。名前が輪太郎。いえいえ、企業秘密ですので、これ以上は申し上げられません』

 

 『誰にも言わないので教えて頂けませんか?』

 

 『秘密ですよ? また牛乳です』

 

 『先日、「常に乳まみれたい」を発表されたばかりなのに早いんですね?』

 

 『うちの「父の乳と母方の祖父の乳株式会社」はポジティブに攻めた会社なんですよ。激しく強く乳を攻めに攻めて攻めまくり攻めて責めて皆を慰めるがコンセプトなんです』

 

 『なるほどね。攻めの姿勢は大事ですからね。乳輪太郎さん、新しい牛乳の名前は?』

 

 『これ以上は申し上げられません。企業秘密』

 

 『誰にも言わないので教えて頂けませんか? 俺と乳輪太郎さんだけの秘密という事で』

 

 『秘密ですよ。2つ候補にありましてですね「乳首の力を侮るな」か「乳に逆らうな」になりそうなんですよ』

 

 『どちらも良いけども、俺は「乳首の力を侮るな」が良いと思います』

 

 『わたくしも全くの同感です。「乳首の力を侮るな」は洗礼されてますよね?』

 

 『それではそろそろ失礼します。乳輪太郎さん、「父の乳と母方の祖父の乳株式会社」の社長さんに「乳首の力を侮るな」が良いと御伝えくださいね』

 

 『ありがとうございます。御伝え致します。またの御利用をお待ち申し上げます』

 

 『あっ、社長さんの御名前は?』

 

 『宇宙で襲われたり拐われたりする恐れがあるために、非公開となっております』

 

 『絶対に秘密を守ると誓います。俺と乳輪太郎さんの秘密という事で』


 『御客様、すみません。こればっかりはダメ。ああ、社長の名前が唇まで出掛かっちゃってるぅ。あと、もう一押しすれば言うかもしれない。ああ、漏れちゃうかもしれない。ああ、ああ。社長の最初の名前は「に」なんです、ああ、どうしょう? スッキリしたいこの感じ』


 『乳輪太郎さん、ストップです。困らせてすみません。それでは注文をよろしくお願いしますね』


 『ご注文をありがとうございました』


 キャプテン・ミルクは『乳輪太郎さんって、ずいぶんと口が軽くて、お人好しなんだな』と思いながら電話を置いた。

 

 

 

☆続いちゃう

 

 

 

 エンディングテーマソング

 

『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』

 

作詞 蒼井真ノ介

作曲 蒼井真ノ介

編曲 蒼井真ノ介

歌  えりかちゃん



気持ちを抑えて

貴方を見つめると

涙が溢れてたまらんわ

好きな気持ちを隠して

辛くてもう嫌になるわ

 

お月さん

お月さん

応答願います

お星さま

お星さま

寂しくて参っちゃってさ

ねぇねぇ

私の話を聞いてくれる?

お願いします 

 

やけ食いしたら負けよ

夜食を我慢して

ダイエットしようかな?

ダイエットしてさぁ

絶対に綺麗になるからね

綺麗になってウホホホホ

 

負けてたまるかやったるで

甘いお菓子なんかにさ

こっちからバイバイキーン

本当にバイバイキーン

バイバイキーンのバイバイキーン 

 

好きな人を想いたいの

毎日抱きしめていたいの

貴方の笑顔を守りたいの

私は貴方が好きなのよ

ねぇ本気になってよ

こんにくしょう

私に振り向け振り向け

こんにくしょう

 

夜更かしばかりして

本当に困っちゃう~

 

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

 

それがあたいよ

あたいの姿なのよ

 

好きでぇ~す

エヘヘヘヘ

好きでぇ~す

ウフフフフ

好きでぇ~す

"LOVe"

 

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに~

 

 

 

 ☆特報☆

 

 

 遂に愛星・サマー・えりかちゃんのファーストアルバムが完成いたしました!ファーストアルバムの発売日は16月25日に変更となりました。

 

 アルバムジャケットの写真撮影は、モノクロ写真の巨匠であるマジカル・ブラック・チョビちゃんです。今回は20年ぶりにカラー写真を撮影して頂きましてファーストアルバムのジャケットに使用されています。ファーストアルバムのタイトル等の他に詳しい情報は次回発表致します。

 

 

 ☆速報☆

 

 

 愛星・サマー・えりかちゃんのオフィシャルファンクラブ『えりかの夢』の会員数が2500万人を突破致しました。どうもありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。

ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ