キャプテン・ミルクの血潮
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
キャプテン・ミルクはテレパシーを終えた。95歳のブルーグラス由美子さんに幸あれと思いながらですよ。キャプテン・ミルクは気持ちを切り替えてジャム将軍に対する策略を練ることにした。
『今は一大事だ。ジャム将軍は直ぐそこにいるんだい。奴の弱点はバッテラだい。ならばバッテラを利用して弱らせるんだい。卑怯ではないんだい。立派な作戦の1つなんだい。戦いは作戦無しでは成し遂げられないんだい。バッテラが手に入らないのは迂闊だい。麻酔順ざぶ郎、ブルーグラス由美子はバッテラを持ってはいなかった。あとは料理研究家のパイオニア、女豹こと、花風ちん子さんに賭けるしかないな。確か本名は花風闖子だったかな。花風ちん子さんは芸名だ。料理研究家のクセに『ちん子、風に揺れてます』という歌まで出しているし、『ちん子は、もう我慢できないも〜ん』という料理本も出してベストセラーだしさ。『いい湯だからよ、ワタシちん子は濡れている』という温泉ガイドブックも出しているしさ。どんどんタレント業にも進出しているしよ。頼むぜ、花風ちん子さんよ。俺はバッテラが欲しいんだよ』とキャプテン・ミルクは思っていた。
そしたらさ、いきなりテレパシーが届いた。
キャプテン・ミルクは急いでテレぱしった。
『はい、キャプテン・ミルクだ』
『花風ちん子です』
『待っていましたよ!』
『遅くなってすみません。ウンコがね、もうね、硬くて硬くってさ。金属バット並みに硬いウンコでね、肛門がめちゃくちゃ痛いのでシャワーで肛門を温めてケアしていましたよ』
『花風ちん子さん、ウンコ、お疲れ様でした』
『キャプテン・ミルク、ありがとうございます。でねでね、軟膏塗ったんですがメンソール入りでね、今ね、肛門だけ避暑地なんですよ。オホホホホ』
『それは、それは』
『キャプテン・ミルク、肉ばかり食べちゃダメなのよ。ちゃんと野菜や果物も食べなくちゃねっ』
『そうですよねぇ〜』
『肉ばかり食べていたらウンコが硬くなるから』
『そうですよね』
『硬いウンコって怖いのよ。かなりお尻に負担が掛かるし、心拍数も上がるからね』
『そうなんですか?』
『キャプテン・ミルク、本当にそ〜うなのよ。硬いウンコは危険だし怖いものなのよ。硬いウンコが肛門の手前で出ないで止まることの恐ろしさと言ったらないからね。凄く焦るしさ。心拍数も上がるからね』
『わかります。肛門の手前で止まる硬いウンコは特に怖いですよねぇ』
『同感。本当にそう。めちゃくちゃ怖い。ウンコは穏やかにしないとダメよ。心拍数も上がるからね。食物繊維を取る、野菜、果物もとるべき。肉ばかりだと血液がドロドロになるし心拍数も上がるし、血栓もできやすくなるからね。特に注意してほしいのは、やっぱりね、心拍数。硬いウンコ心拍数がめちゃくちゃ上がるからね』
『なるほどね、さすが料理研究家のパイオニア、女豹、花風ちん子だ』
『ありがとう。キャプテン・ミルク、犬ってね、自分で栄養が取れていないなぁと分かったら自分のウンコを食べるのよ』
『凄い』
『とにかく、女性は便秘になりがちだから野菜を食べること。ウンコは生きるうえで大事だから負担にならないウンコの仕方を学んでほしいのよね。硬いウンコは危険だし痔になりやすいし、やはり心拍数も上がるから』
『わかりました』
『キャプテン・ミルクもさ、今後は気を付けてウンコしてよね。力むのは絶対にダメよ。心拍数が上がるからなの』
『気をつけるよ』
『キャプテン・ミルク、本当に気を付けてよ。硬いウンコは特に心拍数が上がるからさ。気を付けてん』
『了解です』
『硬いウンコの場合はさ、なるべく、踏ん張りそうになったらね、笑顔を浮かべてウンコすると良いよ。体の緊張をほぐす。硬いウンコをするとさ、本当に気を付けて。心拍数が上がるのよ』
『了解ですよ。了解』
『という事でした。で、キャプテン・ミルク。用事は何かしら?』
『あれ? なんだっけ?』
キャプテン・ミルクは、一瞬で、ど忘れをしてしまった。必死に頭を回転させて思い出そうとするまでのあいだ、キャプテン・ミルクの心拍数が上がっていたのだった。花風ちん子は、おそらく、脈を測って心拍数をケアしよう。体に優しい物を食べて心拍数を常にチェックしようということも伝えたに違いない。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)




