キャプテンミルク、大漁なり
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
キャプテン・ミルクは花風ちん子さんと麻酔順ざぶ郎氏からのテレパシーの返事が来るまでのあいだ、仰向けに寝っ転がって足を組み、両手を頭の下で組んでから気持ち良さそうに鼻歌を歌いながら自然に鼻クソをほじった。
キャプテン・ミルクは両方の鼻の奥にデカい鼻クソがあるのを確認したので、面倒くさいけども、左右、両手の人差し指を同時に鼻の穴に入れて一生懸命に鼻クソをほじくりまくった。
鼻クソをホジホジホジ。
鼻クソをホジホジホジ。
ホジホジ鼻クソ、
ホジ鼻クソ。
ホジホジ鼻クソ、
ホジ鼻クソ。
カラマリヤスイ・チンゲイル川上は唖然としてキャプテン・ミルクの鼻クソをほじる姿を見ていた。
『まさか宇宙のスーパーヒーロー、スーパースター、宇宙最強の勇者、戦士と言われている魔法使いの男がだ、無邪気に鼻歌と鼻クソホジり中だとはな。スクープだよな。体が空きだらけに見えるが空きだらけじゃない。キャプテン・ミルクの品のある鼻クソのほじり方には惹かれるものがあるし、威厳のあるカッコいい鼻クソのほじり方をしているのにも心惹かれている。それにしてもだ、これほどまでにカッコいい鼻クソのほじり方が出来るなんてキャプテン・ミルクは凄すぎるよ。めちゃくちゃカッコいいじゃん。おまけに常にキャプテン・ミルクの体から溢れ出る妙な威圧感と他者を寄せ付けない陽気で複雑なパワーが警戒レーザーの監視体勢状態にあるみたいになっているのも凄い。今、もし僕がキャプテン・ミルクに指一本でも触れたら、おそらく……、指は千切れるに違いないだろうな。大人しくしていよ〜うっと。それにしても、イボ痔からの出血が止まらないわ。お母ちゃん、助けてん助けてん』と思っていた。
キャプテン・ミルクは鼻クソを取り出して、しばらく厳粛な顔をして鼻クソの具合いを確認すると、それとなく気付かれないようにカラマリヤスイ・チンゲイル川上の首筋に鼻クソを2つ付けた。カラマリヤスイ・チンゲイル川上は全く気付いていなかった。
キャプテン・ミルクはテレパシーで『情報満載拡張版のクロッキーの如く素早くサイト』というコミュニケーション情報をテレパシーで調べてみる事にした。
この『情報満載拡張版のクロッキーの如く素早くサイト』とはですな、宇宙の中で調べたいものがあればダイレクトでピンポイントで情報を拾得出来るダイレクト・テレパシーによる情報スパイ・サービスの事なのだ。
宇宙空間イワレチョッチ空間レベルの1から9000の宇宙を調べあげられるのだ。とりあえず、EARTHからブルーベリー惑星迄の情報は正確に調べられる。EARTHからブルーベリー惑星はイワレチョッチ空間レベル1に該当する。
宇宙はハナタレ坊主のアホみたいにバカデカイのだ。日々、ビンビンにギンギンにムラムラしながら絶え間なく欲情しながらバカデカくなっているのが大宇宙なのだ。物事の限度を知らないのが大宇宙であり無限の世界そのものが大宇宙なのである。
『情報満載拡張版のクロッキーの如く素早くサイト』は惑星間のポイントポイントに受信基地があるので、どんなに遠く離れていても受信基地が有る限りは無限に調べあげる事ができるのだ。宇宙空間イワレチョッチ空間レベルは先ほどお伝えしましたように、1〜9000個くらいはあると思われる。
キャプテン・ミルクは、とりあえず、『なにがなんてもおちないくん』を調べてみた。キャプテン・ミルクは毎日『なにがなんてもおちないくん』を調べることが日課になっているのだ。オレンジ色の『なにがなんてもおちないくん』が欲しかったがプレミアムで現在8億ヘンドリモンドリとなっていた。(説明しよう。8億円だ!)
続いてキャプテン・ミルクは『コンポーチ女子医療大学』を調べてみた。いとこが通う名門大学で難関大学だと改めて確認できた。
次にキャプテン・ミルクは『ジャパン・ゴールデンウィーク、5億人行方不明の件について。本当の話なのか確認願いたい』と調べてみたが全く情報が出てこなかった。誰かが情報を遮断しているようだ。
キャプテン・ミルクは『あぶらはむのこ』を調べて歌詞とメロディーを覚えると小さな声で歌い出した。
キャプテン・ミルクは再び鼻クソをホジって鼻クソを5つ取り出すとカラマリヤスイ・チンゲイル川上の頭に付けた。カラマリヤスイ・チンゲイル川上は全然全く本当に気付いていなかった。
カラマリヤスイ・チンゲイル川上はイボ痔の悪化を悔やんで、ただただ泣いてばかりいた。
キャプテン・ミルクはバッテラについて考えてみた。
2秒で今直ぐにバッテラが欲しいという考えに至る。
キャプテン・ミルクは鼻クソをホジると鼻クソを大量の7つも取り出してカラマリヤスイ・チンゲイル川上の頭に付けた。
キャプテン・ミルクの鼻クソを14個も、頭に、首に付けているカラマリヤスイ・チンゲイル川上は泣き腫して途方に暮れていた。『やっぱ痔を甘く見たらダメだな』と思いながら。
キャプテン・ミルクは、何故、これ程までに鼻クソが取れるのか? 不思議に思われる方もいるだろう。何故なのか? それはだね、宇宙にいると間違いなく乾燥しやすいので鼻クソが溜まりやすいという、ごくありふれた自然現象によるために、キャプテン・ミルクの鼻に鼻クソが量産されるだけのありふれた話なのだ。つまりだ、鼻クソの秘密をそっと鼻クソというだけのありふれた話なのだ。それが宇宙におけるありふれた生活なのだ。キャプテンミルクの忍びの如くカラマリヤスイ・チンゲイル川上に、相手に気付かれないように鼻クソを付ける高い技術を褒めてあげてくださいと読者諸君にはお願いしたいのであります。体の表面に14個も鼻クソを付けた生き物が存在しますか? と皆様に問いたいところもあるのです。せいぜい鼻の横に1個か2個でしょう? 14個ですよ、14個。
今のキャプテン・ミルクは、のんびりとしながら花風ちん子と麻酔順ざぶ郎からのテレパシーを待っております。
早く二人からのテレパシーが来ると良いよね。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)




