表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

208/306

診療するキャプテン・ミルク

 挿絵(By みてみん)

https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)


 挿絵(By みてみん)

 (作画 ひだまりのねこ様)


 挿絵(By みてみん)

 (作画 七海 糸様)

 

 挿絵(By みてみん)

 (作画 茂木多弥様)





キャプテン・ミルクはほふく前進スタイルのまま遠くの惑星にいる寿司職人の蒼山大爆走助さんとテレパシーをしていた。


『ぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっ。ぺっぷらぴぇっ、ぺっぷらぴぇっ、ぺっぷら、ぺっぷら、ぺっぷらぴぇっ』と、ずっと、ずっ〜と、蒼山大爆走助さんの口から非常に怪しい音が続いていた。


『ぺっぷらぴぇっ、ぺっぷらぴぇっ、ぴっぴっぴっ、プーッ、カァーっ、ぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっ。ブッ!!』


キャプテン・ミルクは肩を叩かれたので振り向いた。


「すいません、キャプテン・ミルクさん。お尻から出血が止まらなくて」とカラマリヤスイ・チンゲイル川上は言って涙を流していた。


「ケツを見せてみろ」とキャプテン・ミルクは信じられない事を言ってきた。カラマリヤスイ・チンゲイル川上は躊躇った。今までお尻を見せたことがあるのは実の母親だけだった。最後に母親にお尻を見せたのは小学5年生の時に学校で具合が悪くなり早退して部屋で休んでいた時だ。


【回想】


「ほらチンゲイル、お尻を出して」とカラマリヤスイ・メミコ・川上は言った。


「母さん、嫌だよ」


「嫌だじゃないでしょうが! 座薬入れるから」


「いや、いいよ」


「ダメだって! 39度もあるんだよ! 早くお尻を出しなさい!」


「いいって!」


カラマリヤスイ・メミコ・川上はカラマリヤスイ・チンゲイル・川上をビンタした。


「痛い」


「お母さんの手の方が痛いんだ。早くお尻を出しなさい!」


「いいってば!」


カラマリヤスイ・メミコ・川上はカラマリヤスイ・チンゲイル・川上の頭を叩いた。


「母さん、さっきから痛いってば!」


「お母さんの手の方が痛いんだよ!」とカラマリヤスイ・メミコ・川上は言って再びビンタをした。


「痛い。わかったよ。ったく」


「お母さんの手の方が痛いんです! まったく、何回言えば分かるのさ! お母さんの手を見てごらん! 赤くなってる」


「じゃあ、ビンタしなきゃいいのに」カラマリヤスイ・チンゲイル・川上は渋々母親にお尻を向けた。


「いくよ。座薬入りまぁーす」とカラマリヤスイ・メミコ・川上は言って座薬の先にツバを付けて入れやすくすると、ゆっくりと静かに優しくお尻の穴に座薬を入れていった。


「はうっ」とカラマリヤスイ・チンゲイル・川上は耐えながら息を漏らした。


「後はおでこに冷たいタオルを乗せて休んでいなさいよ」


「分かったって」


「お菓子とか食べたらダメだから」


「分かった、分かった」


「アンタ、本当に分かったの?」


「分かった、分かった」


カラマリヤスイ・メミコ・川上はビンタした。


「病人にビンタするなよな!」


「お母さんの手の方が痛いんです!! 聞いてんだか聞いてないんだか分からん返事をするんでないよ! 返事は1回でいいんだ!」とカラマリヤスイ・メミコ・川上は言って部屋から出ていった。


【回想終了なり】


「フフッ」とカラマリヤスイ・チンゲイル・川上はクスリと笑みが溢れた。カラマリヤスイ・チンゲイル・川上は思い切ってキャプテン・ミルクに汚いケツを向けた。


キャプテン・ミルクは真剣にカラマリヤスイ・チンゲイル・川上のケツを見ていた。


「これは痔だな。痔だ。お前、デカいイボ痔が3個もあるんだなぁ〜。1番大きなイボ痔が破裂していてな、そこから出血している」とキャプテン・ミルクは冷静に診療した。


「だろ。やっぱりな。わかった、わかった」とカラマリヤスイ・チンゲイル・川上は言った。


「なんだよ。貴様、最初からわかっているなら、俺に汚いケツを見せるな!!」とキャプテン・ミルクは言ってカラマリヤスイ・チンゲイル・川上にビンタした。


「い、痛い、すみません」とカラマリヤスイ・チンゲイル・川上は言って謝った。


『ぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっ』とキャプテン・ミルクの心の中では相変わらず寿司職人の蒼山大爆走助さんの口から音が聞こえていた。


『カーッ、ぺっぺっぺっ』キャプテン・ミルクはストレスを感じてきた。


『カーッ、カーッ、コァーッ、コァーッ』と蒼山大爆走助さんの口から、ひっきりなしに音がしていたが、ハッキリとタンやツバとは判断しにくい状況でもあるのだった。寿司職人はある意味芸術家だ。作品に品格を与える事が芸術家の使命だ。そこに自らの体液を付けるなんて御法度だ。


『蒼山さん』


『なんだい?』


『聞いてもいいですか?』


『なんだ?』


『まさか、バッテラや鯖寿しにツバとかタンとか付けてないですよね?』


『そんなことするわけないだろう』


『ですよね』


『もう少しでバッテラ出来るから。よーし、ぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっぺっカーッ、カーッ、カーッ、カーッカーッカーッカーッ、ぺっ!!』


(ではこのカーッとかぺっぺっぺっとかは、一体何の音だろう?)とキャプテン・ミルクは思っていた。





 ☆続いちゃう☆





 挿絵(By みてみん)

 (作画 七海 糸様)


バッテラは本当に美味い!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ