確認済み
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
チンチロユランは影武者志望のカラマリヤスイ・チンゲイル川上に割り箸で乳首を強く激しく攻められて痛さと恥ずかしさで号泣していた。カラマリヤスイ・チンゲイル川上はチンチロユランの喉仏にデコピンをした。
「ガダピッパ!」と苦しさのあまりチンチロユランは叫ぶと体を起こして女の子座りをした。
カラマリヤスイ・チンゲイル川上は割り箸を床に投げ捨てるとサウナ室から出てジャム将軍の部屋に向かおうとした。
チンチロユランは落ちた割り箸を拾ってすぐさまカラマリヤスイ・チンゲイル川上のお尻に突き刺した。
「ヒョゲー!!」とカラマリヤスイ・チンゲイル川上は叫んでサウナ室から出ると、大浴場を出て、着替え室を出て、長い通路を走って、左折してから右折して、ムササビ・ジュニア号から飛び出して外に出た。洞窟を慌てフタめきながら走って光に向かって走ると外に出たところをファンタジー・ドラゴン号から発射されたビームをお尻に浴びて倒れてしまった。
カラマリヤスイ・チンゲイル川上は肛門から血が吹き出ていた。
「血が血が血が血が血が血が血が止まらん! 持病のイボ痔が破裂しての大量出血なのか?、割り箸で刺されたがための大量出血なのか?、北から来た謎の光線ビームによっての大量出血なのかがイマイチ分からないなぁー! これは分からないなぁー! ここまでかな? 無念なり!」と叫んで立ち上がると立ったまま意識を失ってから仰向けに倒れた。
「キャプテン・ミルク、飛び出してきた標的を撃破しました!」とトムは言った。トムはファンタジー・ドラゴン号のレーザービーム狙撃手でもあるのだ。
「標的は何だ?」とキャプテン・ミルクは言った。
「どうやら豚だと思います」トムは自信を持って答えた。
「豚?」
「はい、豚です」
「トム、本当に豚か?」
「豚です」
「トム、アイスコープで倒れた対象を確認せよ」
「はい。……。確認しました。やはり、豚です」
「どれ見せてみろ」とキャプテン・ミルクは言ってアイスコープを覗いた。
「トムよ、距離があるから分かりにくいけれど確かに対象は、ずんぐりむっくりしているから豚っぽいな」
「ねっ、キャプテン・ミルク、あれは豚みたいでしょ?」
「豚かな。よし、あれは豚だ。トムよ、ジャム将軍だったら良かったのになぁ」
「本当ですよね」
「トムよ、豚なら捕獲して食いたいところだが、今はそれどころじゃないから、倒れた豚はほっとけよ」
「はい」
「だが豚肉料理も捨てきれん感じだな。最近は豚丼を食べていないしな」
「キャプテン・ミルク、豚に病気があると困りますから今回はほっとくのが1番かと」
「それもそうだな、野生の豚は病気持ちの可能性もある」
「そうですよ」
「トム、一応、念の為に、もう一度、倒れた豚をアイスコープで確認しろ」
「はい」
トムはアイスコープを覗いた。
「キャプテン・ミルク、間違いなく豚です」
「了解、トム、射撃帳に豚を撃ったと書けよ」
「はい、キャプテン・ミルク!」とトムは言って無地の学習帳を開くと、
『今日はレーザービームで豚を撃ちました。豚を捕獲して皆で久しぶりに豚料理をして食べたかったけれど、野生の豚に病気持ちがある可能性が高いし嫌なので豚を捕獲して食べませんでした。豚は放置しました。近いうちに豚丼を食べたいです』と書いた。
キャプテン・ミルクはトムが書いた射撃帳を読んだ。
「よし、皆の衆、落ち着いたらレストランに豚丼を食べに行こうな!」とキャプテン・ミルクは言った。
「わーい、嬉しい!」とファンタジー・ドラゴン号の乗組員たちは鼻くそをほじくりながら歓声をあげた。
だがしかし、パステル純だけは念の為の念の為にでアイスコープを覗いたまま首をひねっていた。
パステル純は悩んでいた。
『あれは豚なのか? いやいや。ずんぐりむっくりだけども、あれは豚じゃなくて、あれはだな、豚じゃないんじゃないのかな?』とパステル純は葛藤していた。
『あれは、たぶん、イノシシなんじゃないの?』とパステル純は思っていた。
『でもまあね、豚でもイノシシでもさ、自然界の恵みに感謝してこそなんだよね』とパステル純は思い直して、乗組員たち共に鼻くそをほじくり回した。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)




