第2章開始作 ・真実はどこら辺にあるんだべか?
https://31064.mitemin.net/i781956/(作画 茂木多弥様)
(作画 ひだまりのねこ様
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
瓶モザイクアナウンサーが次なる発言をしようとした時だった。ニュース番組のプロデューサーとスタッフが慌てて生放送中の放送スタジオに現れて瓶モザイクアナウンサーの側に行き何かを耳打ちした。
「なんだって、また……」と瓶モザイクは言った。
再び番組プロデューサーが瓶モザイクに耳打ちした。
「なんでよ? ここまできてなんでよ?」と瓶モザイクは苛立ちながら言った。
番組プロデューサーが瓶モザイクに三度耳打ちをした。
「ダメだよ! ここに来てダメだよ! 挫けるなよ!!」と瓶モザイクは番組プロデューサーに説得した。
番組プロデューサーは4度目の耳打ちをした。
「だからよう、俺達はジャーナリストでもあるんだよ! 権力のポチじゃないんだよ! 権力に飼い慣らされた犬や羊やイリオモテヤマネコやネオンテトラじゃないんだよ!」
番組プロデューサーは瓶モザイクに5度目の耳打ちをした。
「我々、宇宙人は本当に伝えるべきニュースを伝えないといけないんだよ! 逃げてばかりいたら悪行に染められて、また最悪な価値観に巻き込まれて支配されてしまうんだよ!」
番組プロデューサーは6度目の耳打ちをした。
「だから何だよ? ビビんなや!!」
番組プロデューサーは冷や汗を流しながら7度目の耳打ちをした。
「いいかい、なんで昔あったテレビが完全に消え去って、テレビの後継者であるテレビラリン・チュララリンまでもが風前の灯火なのかが分かるかい。誰も彼もが目覚めてしまい見ていないからなんだ!! 報道の真実が見えすぎちゃっていたからなんだ!!」
番組プロデューサーが苦痛に満ちた顔で8度目の耳打ちをした。
「いずれにしてもテレビラリン・チュララリンも消えるのさ」と瓶モザイクは苦々しく言い放つ。
番組プロデューサーが9度目の耳打ちをした。
「言わせてくれよ。大事な話は言わせてくれよ。もう真実を伝えようよ。それがジャーナリスト、アナウンサーの使命だ」瓶モザイクアナウンサーは先ほどとは違いキリリとした顔で話していた。
瓶モザイクアナウンサーは番組プロデューサーの話を遮りカメラに向かって話し始めた。
「皆様、私は言う。正直に言えば世の中の流れは良くなる。淀みの川は流れないしウンコが詰まったトイレだって水は流れない。考えや思考を停滞させる偽善者の暴言に怯える必要はないし耳を貸す必要もない。我々、宇宙人は宇宙の平和のために日々を良くする使命を持って生きなければならない。なぜなら、幼い子どもたちを守るために大人は存在するからだ。平和な宇宙を守るのがジャーナリストだ。では皆さん、私は言う。あのジャパン・ゴールデンウィークが……」
「この、分からず屋さん! 正直に言えばオラの首が飛ぶズラ!!」と番組プロデューサーはマイクを奪い取り瓶モザイクアナウンサーの頬をビンタした。
「生放送中にビンタするプロデューサーが何処におるんじゃい!!」と瓶モザイクはブチ切れて番組プロデューサーを蹴り飛ばした。
「言うな! 真実は言うな!!」と番組プロデューサーは言って瓶モザイクの頬にキスをした。
「生放送中にセクシャルな雰囲気を醸し出すプロデューサーが何処におるんじゃい!!」と瓶モザイクは言ってプロデューサーを蹴り飛ばした。
「また始まったね」とクラリネット茜は言ってシャンプーのアティモテ・パートSEVENを使って頭を洗い出した。
「また変な争いが始まった。どうして男どもは直ぐに争うのかな」とマラカス貴子は言ってアティモテ・パートSEVENを使って頭を洗った。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)
冬は近いぞ!読んでくれてありがとうだよ!本当にありがとう!




