突然に
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
ホワイトチョコレートマン、立山立一、Masakoの三人は泣きながらウンコの取引を駆け引きを繰り広げていた。
まさに熱弁、説得の攻防、激論だった。果てしなく果てしないバカでかすぎる大宇宙の片隅で人知れずウンコの取引を真剣に語り尽くしていたのであった。
皆の衆、ウンコのためにこれだけ必死に語る事ができるであろうかな? ウンコに救いを求めて頑張ることができますかな?
Masakoのウンコは少しばかり人より優れただけの温かいウンコなんですよ。美人のMasakoだってウンコはしないと生きていけないんです。どんなに着飾った美人でもウンコに支配された生き様を繰り広げて生活をしているんですな。
「私は絶対にウンコはしないわよ。オホホホホ」と気取って厚化粧とブランド物で着飾った美人ですらウンコをしているんですな。何処かから「気取るなウンコ女めっ!」とのヤジが聞こえましたがね、ヤジを飛ばした、そこのおっさん、あんただってウンコ野郎なんだよ。ナメんな! だまらっしゃい!!
皆さん、宇宙人のウンコは紫色、黄緑、黄色、エメラルドグリーン、青の5種類がありますが、Masakoのウンコはプライバシーの侵害に当たるので非公開致します。
突然、宇宙バイクの音が響いてきた。
ホワイトチョコレートマンは立ち上がって宇宙バイクの音がする方角を見つめた。
パパラ
パパラ
パパラ
と改造したクラクションの音が轟いた。
宇宙バイクの運転手はバイクを停めるとヘルメットを脱いだ。
イン金惑星に住むサカリマクリン星人だった。
バイクの運転手のサカリマクリン星人は身長3メートルはあった。
サカリマクリン星人とは毎日見境なく盛りまくって腰を痛めているという性なる異星人のことだ。サカリマクリン星人は寿命が極端に長く若さが短くて早いという極めて悲しい一生を送らねばならないのであった。
生まれて直ぐに20歳の成人を迎えて、産声を上げた瞬間に歩けるようになるが、歩いたと同時に50歳を迎えてしまうのだ。看護師に「元気な男の子でぇ〜すよう。良かったですね。きゃぴきゃぴ」と赤ちゃんを母親の胸に手渡して母親に抱かれると、めでたく80歳となり、身長も180センチまで一気に伸びて、ナイーブな思春期へと突入して、初っぱなから色々と悩みながら老いを迎えるのであった。
それはサカリマクリン星人の特有の性質である高齢化思春期という。高齢になってからの余生が、めちゃめちゃ長い。約408年もあるのであった。若さが少ないために盛らねばならぬ、盛って盛って、夏・真っ盛りという運命なのであった。老いても盛る、それがサカリマクリン星人なのだ。
サカリマクリン星人はMasakoの側に歩み寄ってきた。
「そこのネェーちゃんよう、ワシと海までドライブしよう。それか登山しないかい? 恋の逃避行と見せ掛けて挙式をあげるみたいなさ」とサカリマクリン星人は旦那の立山立一かいるとも知らずに目の前でアプローチをした。
「あんた誰よ? 御断りしちゃいます」とMasakoは言ってソッポを向いた。
「1回で良いから、1回で良いから」とサカリマクリン星人は手を合わせてお願いをした。
「何が1回なんでしょうか?」
「1回で良いからさ、頼む、1回だけでいいから」
「だから何が?」
「1回だけでいいからネェーちゃんの乳首を見せて。デカイ女の乳首はデカイのか知りたいんだ」とサカリマクリン星人は盛りの付いたイリオモテヤマネコみたいに欲情を言った。
「この野郎!」と旦那の立山立一は怒鳴った。ただ怒鳴っただけだった。立山立一はサカリマクリン星人が怖いのか体が震えていた。
「テメェ、誰だ? ははあん、ネェーちゃんの旦那かい? ふへへへへ。サカリマクリン星人をナメんなよ。男が盛らなければ子孫繁栄は出来んのだよ。男たちよ、盛る事に誇りを持て! 今のところ生きるとは何か知らんけども、盛ろうぜ! ふへへへへ」とサカリマクリン星人は言って毛虫みたいな笑い声をあげた。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)
サカリマクリン星人、突然に謎のヤンキーが登場しましたね。