ホワイトチョコレートマンよ、君は何者だ!?の巻
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
「でも、こんなウンコをかき集める仕事は下っ端がするもんだ。ワイがする仕事じゃねぇ。ワイがする仕事はジャム将軍の元で暴れまわることだ。なのにだ、何でワイがこんなジャム将軍から離れた惑星でウンコを集めているのか、正直に言って分からん」とパチ凛太助は悩める話をポロリと溢して我に帰った。
「ホワイトチョコレートマンよ、今のはオフレコじゃい」
「なぜお前がジャム将軍から離れた場所でウンコをかき集めているか教えてやろうか?」とホワイトチョコレートマンは言って白いブリーフの中から駄菓子のスルメ「スルメのすみちゃん」を取り出して食べ始めた。
「知っているのか?」パチ凛太助は怪訝な顔をして言った。
「お前はジャム将軍から嫌われているんだ。関わりたくないのに関わってくるから仕方なく相手にしてやっているだけなんだ。早く縁を切ってスカッとしたいのにウザいので面倒臭いけれども、しょうがなく相手にしてやっているだけなんだ。適当に相手にして、表面的な付き合いに徹する様にして、ジャム将軍とパチ凛太助の間に距離と壁を作りたいんだ。早く遠ざけよう、早く遠ざけたい、早く遠くに行ってくれ、早く遠くに行かせよう、目の届かない場所まで行かせれば目障りじゃいから早く行かせようと思って、ウンコをかき集める仕事を任せたんだよ。要するに、お前はジャム将軍から嫌われているんだ」ホワイトチョコレートマンは半笑いで話していた。
パチ凛太助は黙って床を見つめると肩を震わせて唇を噛んだ。
「ジャム将軍は『パチ凛太助よ、お前が立山夫妻と交渉をして立山夫妻からウンコを入手しろ。「ウンコ爆弾のために立山夫妻のウンコが必要だ」と言ったら拒否される。「農業のために立山夫妻の素晴らしいウンコが必要だ」と言って、おべんちゃらを使って褒めまくって契約しろ。ウンコ全般は安心してパチ凛太助に任せられる』と言ったんだぞ!」パチ凛太助は愚かにも、どんどん内部告発みたいに発表しまくっていく。
「いやいや。ジャム将軍に嫌われているんだ。嫌われているから嫌な仕事を押し付けられているだけなんだ」ホワイトチョコレートマンは薄ら笑いを浮かべて相手を揺さぶっていた。パチ凛太助は口が軽い奴だと分かったからだった。
「ジャム将軍は『しばらく、たて笛惑星で基地を作る準備を兼ねての出張、単身赴任だと思えばいい。まあ、5年は滞在してくれよ。ふはははは』と言って温かく送り出してくれたんだぞ。嫌われてなんかないさ!」とパチ凛太助は目に涙を浮かべて熱く語った。
「とりあえず…。『ららん・ららん』」とホワイトチョコレートマン魔法を唱えて指を弾くと油断していたパチ凛太助を逆さ吊りにして腕を後ろに組ませた。
「頭に血が昇るべよ!! 降ろせ!!」と激しく喚きだした。
「次に立山夫妻のウンコを入手するのはいつ頃だ?」
「知らん」
「教えろよ」
「誰が言うかよ」
「ジャム将軍に嫌われているクセによ」
「き、き、き、嫌われてないさ! 好かれているのさ!」ホワイトチョコレートマンはパチ凛太助がジャム将軍に嫌われているんだと言えば動揺する事に気付いた。
「立山夫妻のウンコは、何時、入手するんだよ?」
「明日の午後だ。旦那の立山立一より妻の立山MaSaKoの方がウンコの量が多いんだ。明日は妻の立山MaSaKoがウンコをする当番日だ。旦那の立山立一は1回のウンコに30キロ。妻の立山MaSaKoの1回のウンコは50キロだ」
「凄いなぁ」
「なっ、凄いべ」
「パチ凛太助よ、今から携帯黒電話で立山立一に連絡しろ」
「何故だ?」
「良いから掛けろ」
「ホワイトチョコレートマンよ、掛けたら降ろしてくれるか? 頭がクラクラするんだ」
「わかった」
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)
ホワイトチョコレートマン。君は何者だ!?
ありがとうございました。