立山夫妻
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
「貴様、痛いやないけ。ワイが誰だか分かっとんのけ?」パチ凛太助は目が回っていて体が揺れていた。
「万引き犯に落ちぶれたパチ凛太助だろ? かつてはだ、、、ジャム将軍に可愛がられた武闘派の闘将、悪の大王だったかな。悪いが全て頂く『ゴヤタン』!」とホワイトチョコレートマンは魔法を唱えると、『満開』にある全ての品物を消した。
「あっ!! 勝手に品物を盗みやがって! 酷いじゃないけ! お前は、噂の殺し屋、ホワイトチョコレートマンか? 白いブリーフに染みる黄ばみはホワイトチョコレートマンの証じゃわい!」
「御名答。全裸に白いブリーフ、それがホワイトチョコレートマンだびょん!! おい、品物を盗みやがってだと!? パチ凛太助よ、3年間も盗み続けたお前に言われたくないね」
「ワイを殺しに来たのけ? 誰に頼まれた?」
「ワキガ・エモーションだ」
バッグヤードにいたワキガ・エモーションはバラされて激しく動揺した。
「あの野郎~っ。殺してやる!」
「その前にパチ凛太助が死ぬ!」
「ホワイトチョコレートマンよ、ワイが死ぬわけないけ! ナメんな!」
「パチ凛太助、本当の目的は何だ? 万引きをするために『満開』を占拠したわけではなかろう」
「フッ、さすがだな。ワイが『満開』に占拠したのはだな、偶然知った、店名、スーパー『満開』に惹かれたのと同時に、ワイ自身がスーパー満開になりたかったからなんじゃい!! ワイがスーパー満開になれば、ワイは男として認められるんじゃい! 万引きしたくて万引きしたんじゃないけ! パチ凛太助様の悪ブリを誇示するには万引きしか浮かばなかったんじゃい! 3年間も必死に万引きしたけどよう、ワイが頑張って一生懸命に万引きをして悪さを極めているのによう、ジャム将軍が気付いてくれなくてよう」
「ジャム将軍に認めてもらいたくて3年間も万引きしていたのか?」
「そうじゃけ! ジャム将軍に認めてもらいたくて万引きしたんじゃい! もう一度、ジャム将軍の元でエンジョイしたい!」
「パチ凛太助よ、理由は他にあるだろうがよ。たて笛惑星はウンコ爆弾の原産地のウンコが豊富にある場所だ。たて笛惑星に住む伝説の18メートルの巨人、立山立一さんと、その妻、立山MaSaKoのウンコが欲しいんだろう? ちがうか? 立山夫妻のウンコを密輸してウンコ爆弾を作り、ジャム将軍に送るというシステムがあるという情報がある!」
「……」
「パチ凛太助よ、図星か?」
「……」
「何とか言えコラ!」
「……」
パチ凛太助は悲壮感を持って立ち尽くしていた。
『ホワイトチョコレートマンめ、当てちゃってよう。どうするべ? 返す言葉がないべ。どうするべ? どうするべ?』とパチ凛太助は思っていた。
「そうだ、その通りだ。立山立一と立山MaSaKoのウンコによってジャム将軍の軍隊のミサイル事情は成り立っているんだ。もし、立山夫妻のウンコがなければジャム将軍の軍隊は衰退の道をまっしぐらだべ! 立山夫妻は毎日、5回はトイレに行く。5回のうち3回はウンコだ。1回のウンコが30キロもあるんだ! 凄いだろう! ワイが交渉人、代理人になってジャム将軍と立山夫妻のウンコ入手における契約を結んでいるじゃい! ワイがスーパー『満開』を占拠した理由はコレなんじゃい! ジャム将軍の命令によって占拠したんじゃい! でも……」
「でも、何だよ?」
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)
話が複雑に見えて複雑じゃないという展開になってきました。
読みに来てくれてありがとうございます!