スペシャリストのホワイトチョコレートマン
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
「事務室に戻ったんです。そしたら……」
「そしたら?」
「渡辺7万個店長がパチ凛太助に頭を下げて誤り続けていたんですよ!」
「何故?」
「渡辺7万個店長の話を黙って聞いてみると、『パチ凛太助さん、本当にごめんなさい。貴方が万引きしたのを止めてしまって……。頑張って万引きしていたのに。すみません、ごめんなさい!』と渡辺7万個店長が変な事を言って謝っているんですよ! マジかよ!? 嘘だろう!? と思いましたが間違いなくそう言っていました。「ちょっとちょっと店長! 冗談は止めましょうよ!」と言ったら渡辺7万個店長がブチギレして木刀で僕を殴るんです。必死に頭を庇いましたが腕や肩が打撲して全治2ヶ月の重傷を負いました」
「ふむ~」
「更に信じられない事に、渡辺7万個店長がパチ凛太助に抱きついて『もう私を独りにしないでよ! バカバカ! え~ん、ぐすん、え~ん、え~ん』と泣きすがったんですよ!! もうね、何が何だか分からなくなりましたよ……」
「ふむ~。その渡辺7万個店長は、そっちの方なんですか?」
「いえいえ。若い女が好きでしてね、若い女のために生きているような、変態みたいな人なんですよね」
「変態か。なるほど。で?」
「結局、渡辺7万個店長がパチ凛太助を無罪放免でスーパー『満開』から出した後に、パチ凛太助が頻繁に何回も何回も『満開』に来ては万引きを繰り返して、渡辺7万個店長がパチ凛太助に熱い抱擁をしてから「ありがとうございましたぁ! またのお万引きをお待ち申し上げますぅ~!」と意味不明な挨拶をしてスーパー『満開』から送り出すという始末なんです。それが3年も続いていて。スーパー『満開』も傾き出していましてね、店員も70人が辞めてしまいました」
「で、パチ凛太助を暗殺して欲しいと。少し暗殺する理由が弱いかな」
「実は、今、パチ凛太助はスーパー『満開』に住んでいます」
「えっ!? いつからですか?」
「1ヶ月前から」
「どうして?」
「『いちいち万引きするために店に来るのは面倒臭い。もう、ここに住むから』とパチ凛太助が職場の朝の挨拶で勝手に宣言をしまして、僕を含めた店員11名はうなだれていましたが、渡辺7万個店長だけが拍手喝采して喜びを爆発させていました。「私も住もうかしら? ウフン」と渡辺7万個店長が女みたいな口調になっているのも気にかかるし。給料も1年近く支払われていなくて。もう、限界なんです」ワキガ・エモーションは泣いていた。
「よし、分かった。暗殺をしよう。暗殺料金は2千万ヘンドリモンドリ頂くが大丈夫か?」
「大丈夫です。私だけではなくて店員のカンパも含めて支払います」
「先に暗殺料金を支払ってもらう」
「分かりました」
「私の口座に今すぐに入金してくれ。口座文章番号は『温かなウンコ 例えウンコが臭くても毎日するものだから感謝せねば。666って悪い子ちゃん。g@ajtz!Around,ちんかすくん 貴方を助けるプロフェッショナルがいます。ウンコ野郎を殺します。必ず必ず』だ。口座文章番号は1日おきに変わる。今から1時間以内に入金しろ」
「はい」
「ワキガ・エモーションさん、スーパー『満開』は何処にあるんだ?」
「たて笛惑星です」
「たて笛惑星は、確か下敷き惑星の近くだよな?」
「そうですそうです」
「分かった。支払いを確認してから、たて笛惑星に向かう」
「はい。分かりました。ホワイトチョコレートマンさん、ありがとうございます」
「いえいえ。入金しろよ」
「はい」
「直ぐだぞ。直ぐに入金しろよ」
「はい」
「ちゃんと入金しないとダメだぞ」
「はい」
「入金しないとやらんから」
「はい」
「直ぐだぞ、テレパシーが終わったら入金。はい、口にして」
「はい。テレパシーが終わったら入金」
「入金しないとやらないよーだ。はい、口にして」
「はい。入金しないとやらないよーだ」
「必ず支払わないと、い~けないんだ、いけないんだ。はい、口にして」
「はい。必ず支払わないと、い~けないんだ、いけないんだ」
「よし、ワキガ・エモーションさん、入金をお待ちしています」
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様)
ありがとうございました。