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政ちゃん

  挿絵(By みてみん)

 (作画 ひだまりのねこ様)

  挿絵(By みてみん)

 (作画 七海 糸様)

  挿絵(By みてみん)

 (作画 茂木多弥様)





「キョエーイ!!」と記者歴300年の老舗な記者、仮面乱視漏が叫びながら年の割には結構飛んだ。約10メートルくらいジャンプをして一気に落下をすると加速度が増していき、要塞ダッセンス記者に向かって頭から迫っていった。

 

「キョエーイ!! 要塞ダッセンスよ、覚悟しろ!! 貴様のこれからの未来はな、乳首を崩壊した状態で生きねばならん!! 乳首を崩壊してやるからな!!」と仮面乱視漏記者は言うと両手を突き出して要塞ダッセンス記者の乳首に狙いを定めた。

 

「この要塞ダッセンス様の乳首を崩壊することはできないぞ!! 私は記者だが武道をたしなむ。私の乳首に触れたらな、ただじゃすまないからな!! とおーっ!!」と要塞ダッセンス記者は言ってキメ顔で宙を飛んだ。

 

「なに!?」と仮面乱視漏は空中ですれ違った要塞ダッセンスを悔しげに見送った。

 

床に着地した仮面乱視漏は宙を見上げると再び要塞ダッセンスに向かって宙を飛んだ。

 

要塞ダッセンスは18メートルほど上空に上がると止まった。

 

「糞ジジイよ、空中で戦え! 空中デスマッチだ! 私は私の乳首を守る! 必ずや乳首を守る!」と要塞ダッセンスは地上から18メートルの高さで止まったまま言った。

 

緊急記者会見が開かれている場所の正式名称は『あかしや児童会館』と言う。なかなか貸してくれない『あかしや児童会館』を貸しきった状態でおこなわれているのだった。


『あかしや児童会館』は保育園児や幼稚園児等が使う民間の会館だ。無駄に天井の高さが200メートルもある名物会館であった。キャッチフレーズは「そそり立ちながら巣立ちすることが大切になってくると分かる場所 さあ、皆、明日あすにコンセプト✨」と言われている会館だった。

 

若手で才能ある記者、要塞ダッセンスと300年もチンタラチンタラ、適当に、それなりに、和気あいあいと記者をしてきた仮面乱視漏記者。遂に空中にてデスマッチが始まった。

 

「仮面乱視漏よ、なぜ、私の乳首を崩壊させるんだ?」

 

「要塞ダッセンスよ、お前がムカつくからだよ!」

 

「そんなに恨まれちゃって、私はキョトンとしているぞ。キョトンとしているから何が何だかクエスチョンなんだわ」

 

「要塞ダッセンスの生意気な態度が気にくわない!」

 

「フォローしてやっただけなのに、恩を仇で返した貴方の態度こそが失礼なんじゃないのかな?」

 

「その態度が生意気なんだよ!!」

 

仮面乱視漏は手を伸ばして要塞ダッセンスの乳首を摘まもうとした。

 

「だまらっしゃい!!」と要塞ダッセンスは言って仮面乱視漏の手を払い除けた。

 

「クッソ~、生意気な!!」と仮面乱視漏は怒ると再び要塞ダッセンスの乳首を摘まもうとした。

 

「しつこいぞ! 私の乳首に触れることは許されん!」と要塞ダッセンスは怒鳴り返すと仮面乱視漏の手を払い除けた。

 

「この野郎! 要塞ダッセンスよ、絶対に乳首を攻め落としてやるからな!!」と仮面乱視漏が叫ぶと、再度、頑張って一生懸命に要塞ダッセンスの隙を探りながら乳首を摘まもうとした。

 

「触らせないと言ったはずだぞ!! なめんな!!」と要塞ダッセンスは言って仮面乱視漏の手を払い除けた。


「ちくしょうめ。300年の経験を生かす時なのに生かせない! ワシの300年とは一体何だったのか!? 乳首に触れる事も出来はないとはな」と仮面乱視漏が動揺すると、素早く要塞ダッセンスの乳首を摘まもうとした。

 

「甘い!! 簡単にはいかない現実がここにある!」と要塞ダッセンスは言って仮面乱視漏の手を払い除けた。


「ちくしょう。ちょっと触らせろ! すぐに乳首を崩壊させるからよ!」と仮面乱視漏が叫び散らかすとノーガードの要塞ダッセンスの乳首を摘まもうとした。

 

「それが嫌だからシャットアウトしてるんだわ!!」と要塞ダッセンスは言って仮面乱視漏の手を払い除けた。


「仮面乱視漏よ、私があんたの乳首を摘まもうとしたらどうするよ? ビビるべ?」


「別にビビらんし」

 

「随分とふて腐れていないかい?」

 

「別にふて腐れていないし」

 

「愛想悪いジジイだな。突然だけども、くたばれ!」

 

「要塞ダッセンスよ、お前がくたばれ!」

 

「糞ジジイよ、これでも食らえ!!」と要塞ダッセンスは言って仮面乱視漏の頬っぺたを強くビンタした。

 

仮面乱視漏は気を失ってしまってイビキをかきはじめた。

 

「ヤバイ!! 気を失ってイビキをかいたらヤバイじゃん!! ぶっ、ぶっ、ぶへーっ!!」と要塞ダッセンスは持っていた『凍てつかないでよ! 何でそんなに凍てつくのよ? そこまでして凍てつかないで。いちごミルクちゃん2』を口に含んでから仮面乱視漏に一気に向けて吹き掛けた。


要塞ダッセンスは急いでメモに文字を書くと、宇宙救急車を呼ぶために常に傍にいるペットの伝書鳩、まさちゃんの右足首にメモ結んで解き放った。

 

「政ちゃん、頑張ってね! ちゃんと宇宙救急車を呼ぶんでちゅよ。気を付けなたいよ。待ってまちゅからね~。政ちゃん、頼みまちゅからね」と要塞ダッセンスは政ちゃんに言った。

 

「ピッピッヨ~、ピッピッピヨ~、チュン」と政ちゃんは少し寂しそうに言って要塞ダッセンスの頭上を何度も何度も旋回してから、ようやく宇宙救急車を呼びにいった。


地上から18メートルの空中で繰り広げられる激闘、激しい攻防戦だった。


要塞ダッセンスと仮面乱視漏の無駄な戦いの結末は空中で仮面乱視漏が強くビンタされて危篤するという形で終わった。


仮面乱視漏が危篤から帰還する可能性は非常に大きい状態にある軽い危篤だった。めっちゃ軽い意識不明、めっちゃ軽い心肺停止、めっちゃ軽い脳挫傷、めっちゃ軽い脳出血、深刻な状態のいぼ痔からの出血が後の病院の検査で判明、確認されたと読者の皆様には伝えておきたい。元はと言えば乳首を崩壊させるために要塞ダッセンスの乳首を摘まもうとする仮面乱視漏が悪いのだ。そう、仮面乱視漏が1番悪い子ちゃんなんで~す。乳首を崩壊させるために悪行をした仮面乱視漏が悪い。簡単に人の乳首は触れないし摘まめないと仮面乱視漏が分かってくれたならと思います。

 

その時だった。 

 

 

   ☆続いちゃう☆





  挿絵(By みてみん)

 (作画 七海 糸様)

 




政ちゃんはがんばり屋さんだね✨

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