ピリッとした空気
(作画 ひだまりのねこ様)
(作画 七海 糸様)
(作画 茂木多弥様)
「アンダーグラウンド種本さん、えりかちゃんの情報を掴んでるって本当でしゃろかいな? それにしても、会場、暑いなぁ~」週刊誌「宇宙の来週末」の記者、軟派難破何箱何番記者は汗だくで言った。
「確実な情報を掴んでいる」アンダーグラウンド種本は自信満々に言って椅子に座った。
「どんな情報ですか? 早く教えてくださいよ。頼みますよ」奥様向けの生活週刊情報誌「私の三段腹」の記者、顔染愛衣さん(42歳)は顔を真っ赤に染めらせて言った。
「後で説明しますから」会場にいる800人の記者から、もったいぶった態度のアンダーグラウンド種本にブーイングが起こった。
「おい、ガキ! 今すぐ話せよ!」
会場が一気に静まり返ってしまった。
創刊443年の大御所月刊誌「俺は強い豪快だ。ダハハハハ。掛かってこい。逃げも隠れもせん!」の大御所編集長ダンディー・パイオニアの発言だったからだ。皆、豪腕ダンディー・パイオニア編集長の顔色を窺ってかなり萎縮していた。
「あんたは誰だよ?」失礼にも程がありすぎた。アンダーグラウンド種本新社長はスットンキョンな発言をしてしまった。
「何だと!?」武闘派の豪腕編集長ダンディー・パイオニアは立ち上がった。
「もういっぺん言ってみろ」ダンディー・パイオニアはアンダーグラウンド種本に歩み寄ろうとした。
「編集長、ここは抑えてください」と大御所月刊誌「俺は強い豪快だ。ダハハハハ。掛かってこい。逃げも隠れもせん!」の記者、高橋名匠はダンディー・パイオニアを椅子に座らせようとした。
「きやすく触んな!!」とダンディー・パイオニアは怒鳴って高橋名匠の頬を殴った。
「かしこまりました。ありがとうございます」と高橋名匠は言って自分の頬を擦った。
「おい、新社長のアンダーグラウンド種本とやら」
「なんだ?」
「俺を侮辱したらどうなると思う?」
「知らん。おっさん、早く椅子に座れよ」
会場にいる記者たちから驚きの声が漏れた。
「侮辱したら、こうなるんだよ!!」とダンディー・パイオニア編集長は言って隣にいた高橋名匠をともえ投げした後に、背負い投げをして、高橋名匠のお尻に16回も蹴りを入れてから高橋名匠の歯を一生懸命に人差し指で磨いてあげた後にマウストゥマウスで約8分間も人工呼吸をしてあげた。
「編集長、恐れ入ります。ありがとうございます」とヨダレだらけの高橋名匠は言って意識を失いかけたが失わないで、どうにか椅子に座りかけたが座らないで、床に座り込みアンダーグラウンド種本にメンチを切った瞬間、意識を失いかけたが意識を保つために頑張ってアンダーグラウンド種本にメンチを切り続けたが、結局、意識を失って後ろにぶっ倒れた。
「アンダーグラウンド種本とやら、人工呼吸をしてやるから、ここに来い!!」とダンディー・パイオニア編集長は言って両腕を広げて待ち構えた。
「警備員、この不愉快なおっさんをつまみ出せ!」とアンダーグラウンド種本は言ったが警備員は動かなかった。
「す、すみません。ダンディー・パイオニア編集長様、記者会見にも、お時間がありますので、どうかお席に、お座り下さいませ」と記者会見を取り仕切る『LOVEセクシャル』の秘書、愛村キキ(21歳)は勇気を出して震えながら言った。
「チッ」とダンディー・パイオニア編集長は言って意識を失っている高橋名匠を抱き抱えて椅子に座らせてあげた。
「ダンディー・パイオニア編集長様もお席にお座り下さいませ」と愛村キキは根気強く言った。
「チッ」とダンディー・パイオニア編集長は言って、意識を失っている高橋名匠を再び椅子から下ろして床に寝かし付けると高橋名匠の椅子に座った。
「ダンディー・パイオニア編集長様、御自分のお席に座って頂けませんか? 宜しくお願い致します」と若手の愛村キキは勇気を振り絞って言った。
「チッ。俺に恥をかかせたアンダーグラウンド種本よ、必ずお前に人工呼吸をしてやるからな! 絶対にチューしてやるから。覚えとけよ!」とダンディー・パイオニア編集長は言って意識を失っている高橋名匠を椅子に座らせてから、仕方なく自分の椅子に座った。
「それでは引き続き会見を致します。新社長のアンダーグラウンド種本様、宜しくお願い致します」と愛村キキは言って椅子にへたり込むように座った。
「不愉快なので会見は残り5分とします」とアンダーグラウンド種本は言った。
会見場は怒号、怒号、怒号の嵐だった。
☆続いちゃう☆
(作画 七海 糸様




