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混乱と怒号に怒りの御質問

  挿絵(By みてみん)

 (作画 ひだまりのねこ様)<

  挿絵(By みてみん)

 (作画 七海 糸様)

  挿絵(By みてみん)

 (作画 茂木多弥様)






『まだまだ早乙女紫ちゃんに聞きたいことがあるけどもさ、テレパシーで立ち話も何だから、のちにファンタジー・ドラゴン号に遊びにいらっしゃいよ』

 

『えーっ! キャプテン・ミルク、あの伝説の宇宙船、ファンタジー・ドラゴン号にですか!? ウッソー!?』

 

『あはははは。遠慮しなさんな。これも縁だ。ブルー・パンツ乙女組のメンバーも是非連れて来なさい』

 

『わははぁーい。ありがとうございます。キャプテン・ミルク、私を含めて、メンバー7人です。是非、伺います。キャプテン・ミルク、最後にもう1つ聞いても良いですか?』

 

『早乙女紫ちゃん、何でも来い! あはははは!』

 

『キャプテン・ミルク、おばけとか幽霊っていると思いますか?』

 

『なんだい、なんだい。そんなありふれた疑問なのかい。あはははは! もちろん確実にいるね! あはははは! かつて「お化けなんてないさ、お化けなんてウソさ」なんて言う歌が一世を風靡したけどもね、お化けなんているのさ。あはははは! 死は終わりではない。輪廻転生をしながら旅をするのが命の有り方。宇宙の法則なのだい。我々は宇宙人だけれどもね、命の旅人でもあるのだい。あはははは! それでは、早乙女紫ちゃん。後で会いましょう。あはははは!』とキャプテン・ミルクは豪快に笑った後、早乙女紫ちゃんとテレパシーのアドレス交換をしてからキャプテン・ミルクが軽く手慣らし的にする『キャプテン・ミルク・テレパシー』を止めた。

 

『理由なき反骨さん、ジャム将軍が乗っているムササビジュニア号を包囲しないで散らばるような形で潜伏して様子を見よう。俺の宇宙戦艦『ファンタジー・ドラゴン号』、理由なき反骨さんの宇宙戦艦『誰に対しても毅然としたい号』、早乙女紫ちゃんのアマゾネス宇宙船『貴方に食って欲しい 焼き芋&さつまいも号』で緩く囲むように散らばろう』

 

『キャプテン・ミルク、了解です』理由なき反骨さんは頷いた。

 

『理由なき反骨さん、10万人は乗っていると言われている「誰に対しても毅然としたい号」は今日は何人乗っているの?』

 

『キャプテン・ミルク、今日は特別な日なので18万人です』

 

『なるほど。本当にドデカイ、バカデカイ宇宙戦艦だよね。メンテナンスが大変でしょう?』

 

『キャプテン・ミルク、メンテナンスは大丈夫です。アルバイトで掃除する方が5万人いますのでね。他に腕の立つ強者がウジャウジャいますから。ジャム将軍を引きずり出してボコボコにしたいです』

 

 と、その時だった!

 

「キャ、キャ、キャプテン・ミルク! 大変だよ!!」久しぶりの登場にパステル純はめちゃめちゃバカデカイ声でテレパシった。

 

「パステル純、何だよ!? どうしたのよ!?」

 

「キャプテン・ミルク、テレビラリン・チュララリンで愛星・サマー・えりかちゃんの会社、所属事務所の社長が緊急記者会見をするみたいです!」

 

「なななな、なんだって!?」

 

「キャプテン・ミルク、どうします?」

 

「よし、パステル純、今しばらくはジャム将軍を泳がそう。もう奴は、こちらの手の中、王手だからね。パステル純、ジャム将軍だけどもな、ファンタジー・ドラゴン号の秘密兵器、今、宇宙で最先端進化系人工監視カメラの『闖罟円出汁ちんこまるだしカメラ』で監視させよう。『闖罟円出汁カメラ』は誰もが欲しがるが俺しか持ってない自慢のカメラなのだい! 望遠レンズが元気溌剌にデカく大きく伸びたり、シュンと、一気に小さく縮んだりする事が出来るスーパー・ズーム透視機能望遠レンズが優れているのだい。あはははは! ジャム将軍は、ほっといて記者会見を見ようぜ!」

 

『臨時生放送 『LOVEセクシャル』新社長による緊急記者会見』

 

「皆様、おこんにちは。わたくし、ゴシップ番組の『結局、いつだって虚飾だらけの芸能界は怪しい蠢きと殺伐とした場所だもん』の司会者、山本エッチ・ちんころりんです。わたくしはオスです。今日は愛星・サマー・えりかちゃんの所属事務所の新社長、アンダーグラウンド種本さんの緊急記者会見を生放送致します。あっ、今ですね、今、アンダーグラウンド種本さんが会場に現れました。一礼をして席に座りました」

 

アンダーグラウンド種本は固い表情で天井を見上げた後、記者800人を前にして約10分間も深々と頭を下げた。頭を上げてクラクラしたアンダーグラウンド種本は床に座り込み「目が回った目が回った」と呟くと、自分の頬を強く殴り付けてテーブルに頭をぶつけ始めた。

 

会場がざわめいた。

 

「本日はお集まり頂きまして、誠に誠に、あ誠に、ありがとうございます。感謝しております。私は愛星・サマー・えりかが所属する事務所、あのですね、会社名を『LOVEセクシャル』に変えましてですね、新社長のアンダーグラウンド種本です。よろしく」

 

「私はゴシップ雑誌「のぞき穴」の記者、赤羽マイクです。早速ですがね、えりかちゃんは何処にいますか?」赤羽マイクは立ち上がって話した。

 

「わかりません。私が知りたいです」

 

会場にいる記者800人とカメラ700台が憤慨して揺れた。

 

「それは答えになってないっす!」と赤羽マイクは初回からヒートアップした。

 

「私だって分からないんですもんの! 知らないんですもんの!」新社長のアンダーグラウンド種本も血圧上昇にヒートアップした。

 

「初めまして。私はゴシップ週刊誌「そこはダメ!」の記者、河川敷蘭です。社長さんよ、あんた、ちゃんと前もってえりかちゃんの居場所を調べあげるのが筋だろうがよ? それが社長の勤めじゃなかろうか?」

 

「まだ新社長になって日が浅いし、他の業務で忙しいんだよ! 自ら消えたアイドルに大切な時間を割く必要はないんじゃい! うちのタレントは1人だけじゃないんだわい! ワレコラッ! ふざけてさ!」

 

「社長、あんたが、何でキレるんだよ!! この野郎!!」と河川敷蘭もネクタイを緩めてキレ返した。

 

「河川敷さん、あんたが偉そうな事を言うからだろうが! 何も知らないクセして、ふざけてさ!」アンダーグラウンド種本は涙ぐんだ。

 

「あのですね、新社長、アンダーグラウンド種本さん。スーパー・トップ・アイドルが行方不明なんですよ! だいぶ時間が経過しているんですよ! 大宇宙警察に失踪届も捜索願いも出してないって一体何なんですか! あんたは! このバカ野郎!」と大宇宙タイムズの新聞記者、パラダイス筋繊維さんが吠えた。

 

「うるさい! こっちには都合があんだよ! 余計なお世話だ! 愛星・サマー・えりかの情報は色々と掴んでいるんだ! 新社長をナメんな!」とアンダーグラウンド種本はパラダイス筋繊維に向かって怒鳴った。

 

会場が再びざわめいた。

 

 

 

 

  ☆続いちゃうよん☆

 

 

 

 

  挿絵(By みてみん)

 (作画 七海 糸様

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