女性は奇跡
『曲角ペペ、久しぶりだ。3、4年ぶりくらいかな。宇宙ブランコ・ダッシルバ・ミソッパ幼稚園からの幼なじみで、小、中、高校3年まで同じクラスであり、腐れ縁である親友だ。今は『宇宙モッツァレラ・酸っぱい・スパイス・スパイ局 秘密特捜部第1エリート・スパイ部』に所属しているエリート中のエリート・スパイだ。『宇宙モッツァレラ・酸っぱい・スパイス・スパイ局 秘密特捜部第1エリート・スパイ部』は超が5つ付くほどの選ばれたエリートしか入る事ができん。曲角ペペなんてアホみたいな名前のクセしてよ。ペペの奴、何だろう? 一体何の話だろうか?』とキャプテン・ミルクは考えながら赤いレザースーツの女、レッド明凜に腕を引っ張られて草むらの中を突き進んでいった。
どんどん道が下っていくと草薮に隠れた緑色に塗られた胡散臭い変な小ぶりタイプのトンネルが現れた。明らかに違和感丸出しの変なトンネルだ。トンネルの入口に黒い扉があるのだ。カモフラージュしたつもりなのか何なのかは分からない。キャプテン・ミルクは扉を開けて入るトンネルを初めて見て悩んでいた。
「何ですかコレ!? トンネルなの?」キャプテン・ミルクは赤いレザースーツの女、レッド明凜に色々とあった不満や文句も込めて言った。
「いえ、違うんです。いや、厳密には家に似せたトンネル風の隠れ家を真似たカモフラージュの通路なんです。簡単に言うと単なる通路なだけです。扉があるのは寂しさから。ボツンと草薮に隠れて寂しそうな作りの通路だったのでペペが扉を付けたんです。ほとんど誰も来ないので秘密の怪しげな会話をするにはピッタリなお薦めの場所です」レッド明凜は扉に手を掛けてノブを回した。
「あらら、鍵が閉まってます」レッド明凜は初めて動揺した。
「他の手段で曲角ペペに連絡してよ」とキャプテン・ミルクは言って扉をノックしたり蹴ったりしたが開かなかった。
「分かりました。モールス信号でペペに知らせます」
「今時、モールス信号?」
レッド明凜は自分の鼻先に指を押してモールス信号を送り始めた。
トゥトゥトゥツーツー
トゥトゥトゥツーツー
ツンチコツンチコツー
ツンチコツンチコツー
『ペペ様、キャプテン・ミルクを連れてきたよ。何処にいるんだべか?』
トゥトゥツータッピロン
トゥトゥツータッピロン
トゥトゥツータッピロン
トゥトゥツータッピロン
『レッド明凜よ、ご苦労様。家の鍵を開けとくから直接来てよ』
トゥトゥトゥツーツー
トゥトゥトゥツーツー
ツンチコツンチコツー
ツンチコツンチコツー
『ペペ様の家ですか!? 緑のトンネルの中で待ち合わせではなかったですか? 私たち緑のトンネルの前にいまして扉の鍵が閉まった状態なんです』
トゥトゥツータッピロン
トゥトゥツータッピロン
トゥトゥツータッピロン
トゥトゥツータッピロン
『あっ、勘違いして忘れてたわ! 今からそっちに行くから20分ほど待ってちょ。ごめんね』
「キャプテン・ミルク、20分ほど待てと曲角ペペは言ってます」レッド明凜は扉に寄り掛かって言った。
「ペペの奴、『さざ波テレポート』を使うんだな。アイツ、サイキックはあれしか出来ないからなぁ」(説明しよう。『さざ波テレポート』は飛距離の短いお子ちゃま用のテレポートの事だ。「テレポート!」と1回叫ぶと約20メートルずつしか移動出来ないという、かなりダサいサイキックでありテレポートなのだ。大人になれば飛距離が伸びるサイキックテレポートをマスターしていくのだがね、曲角ペペは特にこだわりはないみたいなのだ)キャプテン・ミルクは辺りを確認して草薮から7つ葉のクローバーを見つけた。
オープニングテーマソング
『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』
作詞 蒼井真ノ介
作曲 蒼井真ノ介
編曲 蒼井真ノ介
歌 えりかちゃん
宇宙に行こうよ
宇宙の果てにはさ
光の壁があるって話よ
ツルッと光よりも輝く
あんちくしょうに夢中よ
あたい月よりアイツ好きさ
あたい星よりアイツ好きさ
あたいナウい船長と
ナウい宇宙船の持ち主の
あんちくしょうがさ
とぅきでぇ~す(好きで~す)
痒い背中に孫の手が欲しい
痛いお尻に座薬と塗り薬よ
朝から晩まで歌っている鳥
お願いシャラップだい!
好きなあいつに付きまとい
好きなあいつに睨まれて
好きなあいつにドキドキ
ラブレターをあげちゃった
偶然のフリして
無理矢理鉢合わせたのさ
恥ずかしいけどもさぁ
あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい!
ファンタジードラゴン号『ワオッ』
ファンタジードラゴン号『ワオッ』
我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク~☆
「お待たせ。ごめんね。勘違いしつつ、ウンコしてたらさ、目玉焼きを作っていたのをすっかり忘れててさ、焦がしちゃってさ、参っちゃってさ、急いで食べてきちゃっさ。キャプテン・ミルク、久しぶりだよな」と曲角ペペは言った。
ペペは黒いレザースーツを着ていた。おでこにバンダナを巻きビーチサンダルを履いてリラックスし過ぎていた。身長は175センチ、体重は変わらず68キロといった所だ。しきりにウインクをするクセはガキの頃から直っていないようだった。久しぶりの再会だが、あまり変わっていないのでキャプテン・ミルクは安堵していた。
「ペペ、大事な話とは何だよ? 何でバンダナ巻いてるのよ?」キャプテン・ミルクはペペのバンダナに手を伸ばしながら言った。
「しーっ、キャプテン・ミルク、声がちょいとばかりデカイってよ。今から緑のトンネルの中で詳しく話すから。防音だから声が漏れる心配はない。レッド明凜は扉の前で見張りを任す。頼むぞレッド明凜よ」
「はい」レッド明凜は口数少なく素直に曲角ペペに従った。
「ペペ、彼女を1人で見張りは負担が大きいぞ」
「キャプテン・ミルク、心配するな。彼女は僕が造ったサイボーグなんだ。強いんだよ」と曲角ペペは信じられない発言をした。
「なんだってぇ!? サイボーグなの? 精巧すぎる造りのサイボーグだな。信じられない」キャプテン・ミルクはレッド明凜を見つめた。
「信じられないなら、レッド明凜のオッパイを優しく揉んでみろ。乳首を捻っても良いぞ」とペペは真顔で言った。
「いや、ちょっとそれは遠慮したいな」キャプテン・ミルクは胸がドキドキワクワクすると顔を赤らめてレッド明凜から顔を背けて口笛を吹き誤魔化した。
「良いから、強くオッパイを揉んでも構わないから、早くレッド明凜のオッパイを揉めよ」
「いやいや、それはさ、だってさ」
「良いから、早くレッド明凜のオッパイを揉みまくれよ」
「いやいや、ペペよ、サイボーグと言えどもレディーに対してかなり失礼だと思うよ」
「いいから! ごちゃごちゃ言わんで早くレッド明凜のオッパイを揉みシゴけよ!」
「ペペ、困るってば!」
「キャプテン・ミルク、レッド明凜のオッパイを揉めよ! 揉みまくれよ! 何を恥ずかしがるんだ?」
「マジで恥ずかしいから嫌なんだよ!」
「シャイボーイかよ。キャプテン・ミルク、早くレッド明凜のオッパイを強く激しく時に柔らかく優しく揉んでくれってば!」
「照れるから嫌なんだよ!」
「照れてる場合じゃないって。とにかく早くレッド明凜のオッパイを揉んで欲しい」
「ペペ、お前が揉めよ!!」
「キャプテン・ミルクがレッド明凜のオッパイを強く激しく揉まない限り話が進まないんだよ! 早くオッパイを揉んでくれってばさ! レッド明凜のオッパイを揉みまくってくれってよ!」
「チッ、分かったよ」
キャプテン・ミルクはレッド明凜に一礼して手を合わせてから「失礼致します」と言ってレッド明凜のオッパイを強く激しく揉んでみた。
「あっ! オッパイが硬い!! ビンビンに近いくらいものすごく硬いよ!!」キャプテン・ミルクはレッド明凜のオッパイを強く激しく揉みながら言った。
「そうだ。オッパイだけ上手く作れなかったんだよ。最近、女性のオッパイを揉んでいないのが原因の1つではあるケドもね、代わりにレッド明凜のオッパイから強力なレーザービームが出るようにして頑丈に作ってあるんだ。カッコいいだろう?」とペペはレッド明凜の硬い乳首をつまみながら言った。
「強力なレーザービームはな、この乳首から出てくるんだよ」とペペは付け加えた。
「ペペよ、なかなかやるな。本当に高性能なサイボーグだ。女性のオッパイというのは奇跡だからね。オマージュを込めてレッド明凜のオッパイをアバンギャルドに造ったんだな。ペペよ、大したもんだよ」とキャプテン・ミルクは言ってレッド明凜の頭を撫でた。
「よし、ペペ、緑のトンネルの中で詳しく話を聞かせてくれ」
☆続いちゃう☆
エンディングテーマソング
『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』
作詞 蒼井真ノ介
作曲 蒼井真ノ介
編曲 蒼井真ノ介
歌 えりかちゃん
気持ちを抑えて
貴方を見つめると
涙が溢れてたまらんわ
好きな気持ちを隠して
辛くてもう嫌になるわ
お月さん
お月さん
応答願います
お星さま
お星さま
寂しくて参っちゃってさ
ねぇねぇ
私の話を聞いてくれる?
お願いします
やけ食いしたら負けよ
夜食を我慢して
ダイエットしようかな?
ダイエットしてさぁ
絶対に綺麗になるからね
綺麗になってウホホホホ
負けてたまるかやったるで
甘いお菓子なんかにさ
こっちからバイバイキーン
本当にバイバイキーン
バイバイキーンのバイバイキーン
好きな人を想いたいの
毎日抱きしめていたいの
貴方の笑顔を守りたいの
私は貴方が好きなのよ
ねぇ本気になってよ
こんにくしょう
私に振り向け振り向け
こんにくしょう
夜更かしばかりして
本当に困っちゃう~
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
それがあたいよ
あたいの姿なのよ
好きでぇ~す
エヘヘヘヘ
好きでぇ~す
ウフフフフ
好きでぇ~す
"LOVe"
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに
恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに~
☆速報☆
先日、愛星・サマー・えりかちゃんの初トークショー『えりかの夢』をハガキによる募集で10名様限定の御招待という形をとると御知らせを致しましたが、一気にハガキが1700万枚も届きました。どうもありがとうございました。取り敢えず今のところ2名様が決まりました。「椎名ユズキ」様、「ゆきあかり@温泉」様です。引き続き抽選を致します。ハガキの募集は締め切りました。
愛星・サマー・えりかちゃんのコメントが届きました。
「ねぇ、皆。疲れた時にするリラックス方法って何かなぁ? 良かったら教えてね! レコーディングで少し無理しちゃってね、ちょっとだけ疲れちゃったの。ファンの皆の為に頑張るわ!」愛星・サマー・えりかより