久しぶりに勇気を振り絞っちゃうからぁん。ウフフフ( *´艸`)
「今、ワシの元にイタズラすぎるプレゼントが届いたよ。どうもありがとう。送ってきた奴に告ぐぞ。誰だか知らんがな、確実にお前を殺す。見つけ出す。覚悟せよ」とジャム将軍は言って机を叩いた。
「視聴者の皆様、ワシに聞きたいことがあるかな? 先着2名様と黒電話で対談したいと思う。ワシにダイレクト黒電話を送れ。黒電話番号は『いけない、いけないわ。こんな所でいけないわ。誰かが見ていたら筋トレなんてできないじゃないのさ。お腹減ってきたし。一旦、帰宅しますです』だ」ジャム将軍は黒電話を見つめた。
ジリリリ・リンリン
「はい、ジャム将軍だ」
「わたす、混浴温泉惑星にあるドジョウスクイ国に住む、ペンネーム、猜疑心子です」
「こんにちわ。猜疑心子さん」
「こんにちわ!」
「ジャム将軍に聞きたいことは何かな?」
「今すぐに混浴温泉惑星から出ていって欲しいんですけどもね」
「それは無理な話だな」
「そこをなんとか。なんとか。なんとか。頼みます」
「猜疑心子さん。無理な話だ」
「ジャム将軍、頼むよ。出ていってよ。独裁者なんか、今時、流行らないのに。今はもう50世紀なんですよ。あなたのような存在が面倒臭いんです」
「ほほう。ずいぶんと言ってくれるじゃないの。猜疑心子さんよ。ワシは独裁者じゃない。混浴温泉惑星内で大雑把な闇の精力者が怪しい計画を立てていると密告があったのだ。だからワシは闇の精力者を倒すためにやって来たのだ! ふはははははは!」
「嘘こいちゃってさ。闇の精力者って何よ? ジャム将軍ってバカでないの? 闇の精力者の計画を教えなさいよ!」
「口がすぎるアマだな。殺すぞ。猜疑心子よ。闇の精力者の計画を猜疑心子や見ている視聴者にも伝えようか。闇の精力者の名はキャプテン・ミルクと言う。キャプテン・ミルクが混浴温泉惑星を乗っ取り、たくさんの女性たちを奴隷にするために侵略しに来たのだ。全てはキャプテン・ミルクが悪い。全ての原因はキャプテン・ミルクにある。ワシは闇の精力者から皆を救い出すために来たに過ぎない! ワシは悪くない! 最初に侵略しに来たキャプテン・ミルクが悪いのだ!」
「キャプテン・ミルクがそんなことするわけないじゃん。嘘こいちゃってさ。あんたは嘘ばかりのLIFEよ。嘘のLIFEを生きて情けないと思わないの?」
「嘘じゃないから思わないね」
「ジャム将軍、あんたは嘘つきよ。鼻くそ大統領よ。この鼻くそ大統領めが!」
「ワシは大統領じゃない」
「何でも一緒さ。ジャム将軍の鼻くそ大統領! あんたは鼻くそ大統領よ! 死ね、鼻くそ大統領めが!」
「猜疑心子さん。あんたの発言は許せるものではない。逆探知を設定しながらの黒電話トークをしておる」
「げっ!!」
「混浴温泉惑星にある安産祈願済国に滞在するマラカス貴子さんだね?」
「ああそうよ、私はマラカス貴子よ、私はマラカス貴子でした。マラカス貴子だけど文句ある? 私だって戦うわ! この鼻くそ大統領めが! 私は名の知れていない無名のタレント、兼無名のアナウンサーなのよ。正義のために立ち上がっちゃうよ。ジャム将軍、死ね! マラカス貴子をナメんなよ、この鼻くそ大統領めが! 鼻くそ大統領! 私はマラカス貴子でした!」
「よかろう。ワシはマラカス貴子、お前を奴隷第1号にする」
「あら、話が違うけど。キャプテン・ミルクが闇の精力者であって、混浴温泉惑星を乗っ取り、女性たちを奴隷にする、って言う話でしょうが? 何であんた、鼻くそ大統領が、私、マラカス貴子を奴隷にする必要があるのよ? 鼻くそ大統領が闇の精力者を倒すために来たんじゃなくて?」
「そうだ。ワシが闇の精力者のキャプテン・ミルクを倒すために来た。マラカス貴子を奴隷にするのはな、ワシを侮辱したからだ。侮辱しなきゃ奴隷になんかしない。ワシは救世主なんだからな」
「とにかく早く出ていってよ。皆ね、バカな独裁者の相手をしているほど暇じゃないのよ。色々と忙しいの。ジャム将軍、あんた、ちゃんと平和な仕事をしなさいよ。今のあんたは無職なヒモ男と同じか、それ以下なのよ。独裁者の行き着く先は死なの。結果は死なの。死しかない結末を分かってるんだか分かってないんだか知らないけどもさ、あんたの足りない頭じゃ分かってないんだと思うけどもね、話しても無理かも知れないけど、とりあえず、ジャム将軍のお母様の元に帰りなさいよ。あんたにだってMOTHERはいるんでしょう? バカは止めて親孝行しなさいよ。マラカス貴子の話を聞いて速やかに出ていってよ」
「ナメんなブス! 侮辱にも程がある! マラカス貴子よ、お前こそ死だ!」
「まただ。この男は話にならんわ。あんたって全く話にならないクソだわ。私はただの無名のタレント、兼無名のアナウンサーじゃないのよ。私の後ろには柄の悪い正義の使者が何万人といるの。必ず鼻くそ大統領を殺したるから! ジャム将軍、早く死ね!! マラカス貴子でしたーっ!! 視聴者の皆様、私は頑張りましたけどまだまだ頑張りまーす!! マラカス貴子でしたー! バイビー!!」と猜疑心子ことマラカス貴子は叫んで黒電話の受話器を叩きつけて切った。
「威勢の良いアマでした。さて次はラストだ。ジャム将軍に黒電話トークです。ラスト1名様御待ちしています」ジャム将軍は再び黒電話を見つめて待った。
ジリリリ・りンリン
「はい、ジャム将軍だ」
「もしもし?」
「どちら様かな?」
「キャプテン・ミルクだ」
☆続いちゃうよん☆
マラカス貴子でしたっ!
ウフフフ( *´艸`)