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ガキの質問に答えちゃうぜ

久しぶりに最新作です✨✨✨✨✨

 『キャプテン・ミルク、ちょっと大変な目に合っていまして。そちらに行きます』トムからの『ヒカッチャ・メッパ』は珍しいなとキャプテン・ミルクは思った。

 

 『トム、どうした? 何があったんだ?』

 

 『変なガキに付きまとわれていまして。「一緒に遊んでけろ、遊んでけろ」と言ってくるんですよ』

 

 『少しくらい遊んでやれば良いじゃないかよ?』

 

 『キャプテン・ミルク、少し遊んであげましたが意味不明な遊びなんですよ。うわっ、見つかった! こっちに来るぅ!』とトムは慌てて言うと『ヒカッチャ・メッパ』を切った。

 

 「なんだよ、まったく」キャプテン・ミルクは買ったばかりの古本を腰に装着していたピンク色のレトロなバック『ほぼ無限に美本(びぼん)バック』に古本を入れた。(説明しよう。『ほぼ無限に美本バック』はあらゆる物がほぼ無限に収納可能な奇跡のバックである。バックを開けると「アソコよりデカイZONE」という宇宙管理ノイズ波動第1披露センターのスペース空間ボックス、通称、楽園(たのえん)No.24に物を管理したり置く事が出来るのだ。キャプテン・ミルクのオリジナル製品なのか? 何処で買ったのか? 何時から所有し始めたのかは不明)

 

 トムは必死な形相でキャプテン・ミルクの元に走ってきた。

 

 「トム、どうした? 一体、何があったんだ?」

 

 「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」トムは地面に座り込み肩で息をしていた。苦悶と共に汗が止まらないでいた。

 

 「トム、大丈夫か?」

 

 「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」トムは腕を上げて『大丈夫です』とアピールをしたが言葉はなかった。

 

 「トム、冷たいものを持ってくるから待ってろよ」とキャプテン・ミルクは言った。

 

 「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」トムは歪んだ笑顔を見せて何度も頷いた。

 

 キャプテン・ミルクは種類の少ない飲料水の自動販売機を見つけて、『キング炭酸ボンバー水 異次元的な御墨付き』という100ヘンドリモンドリ(説明しよう。21世紀のジャパンのお金で言うと約90円くらいで見た方が良いかなぁと思う)の摩訶不思議な飲料水を選んでボタンを押すと、明るくてファンキーなメロディーが流れてきた。

 

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

『アタリマシタァ、オメデトウ。スキナノヲエランデネ』

 

 どうやら、自動販売機の当たりクジを獲得したようだ。キャプテン・ミルクは仕方なく『シシャモ&らっきょのフレッシュジュース』という不味そうなジュースを選んだ。飲料水の種類が6つしかないのだ。

 

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

『アタリマシタァ、オメデトウ。スキナノヲエランデネ』

 

 キャプテン・ミルクは戸惑った。『こんなところで貴重な運を使いたくないな』と思いながら『梅干し牛タンジュース』という不味そうなジュースのボタンを押す。

 

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラッチャー

チュラ

チュラ

チュラ

チュラ

『アタリマシタァ、オメデトウ。スキナノヲエランデネ』

 

 キャプテン・ミルクは焦った。『マジかよ』と呟いて『オレンジジュースのようなパイナップルジュース』というシンプルなジュースのボタンを押したのだが。

 

 『ゴメンナチャイ。オレンジジュースノヨウナパイナップルジュースハネ、ウレキレチャッタノ。ゴメンナチャイネ』と自動販売機は言った。あと残っているのは、『激烈元気ビ、ビ、ビ、ビ・ビンビン・ビ、ビ、ビビ、ビン』という精力剤しかなかった。他のボタンは『売り切れ』と赤く点滅していた。キャプテン・ミルクはボタンを押した。

 

 今度はハズレた。

 

 キャプテン・ミルクは『キング炭酸ボンバー水 異次元的な御墨付き』、『シシャモ&らっきょのフレッシュジュース』、『梅干し牛タンジュース』、『激烈元気ビ、ビ、ビ、ビ・ビンビン・ビ、ビ、ビ、ビ、ビン』を両手に抱えて持ってトムの所に戻ってきた。

 

 「トム、好きなのを選べよ。味は保証しない」とキャプテン・ミルクは言って地面に並べた。

 

 「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」トムは息切れをしたまま『梅干し牛タンジュース』を選んで飲んで直ぐ様吐き出した。

 

 「マズイ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」トムは『シシャモ&らっきょのフレッシュジュース』を飲んで前方に吹き出した。

 

 「オエッ~、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」一段と息苦しくなってきたトムは『キング炭酸ボンバー水 異次元的な御墨付き』を飲んで強烈な炭酸を感じたために鼻から炭酸水が飛び出てきた。

 

 「ブハッ、ブハッ。ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」トムは藁をも掴む思いで『激烈元気ビ、ビ、ビ、ビ、・ビンビン・ビ、ビ、ビ、ビビン』の小瓶を手に取り、ラベルを慎重にじっくりと読んだ。『飲むのは大人か成人式を終えた直後の方なら比較的安全なので一応許可する。この飲み物は滋養強壮剤だから。精力剤っぽいけどね誤解はしないように。未成年と人間性の悪い奴は飲んじゃダメだよ。あと極端に頭が馬鹿な奴もダメです』と書いてあった。

 

 トムは精力剤っぽい滋養強壮剤を飲むのを止めてキャプテン・ミルクを黙って見つめた。

 

 キャプテン・ミルクは頷くと急いで他の自動販売機を探し出し『ミーズ☆ノタダ』というエレガントでオシャレな緑色の中瓶に入った、ただの水を買って急いで戻ってきた。

 

 

 

 オープニングテーマソング

 

『最高にイカしたクールなハンサムマンのあんちくしょう☆キャプテン・ミルクの楽しい大冒険☆』

 

 作詞 蒼井真ノ介

 作曲 蒼井真ノ介

 編曲 蒼井真ノ介

 歌  えりかちゃん




宇宙に行こうよ 

宇宙の果てにはさ

光の壁があるって話よ

ツルッと光よりも輝く

あんちくしょうに夢中よ

あたい月よりアイツ好きさ 

あたい星よりアイツ好きさ

 

あたいナウい船長と

ナウい宇宙船の持ち主の

あんちくしょうがさ 

とぅきでぇ~す(好きで~す)

 

痒い背中に孫の手が欲しい

痛いお尻に座薬と塗り薬よ

朝から晩まで歌っている鳥

お願いシャラップだい!

 

好きなあいつに付きまとい

好きなあいつに睨まれて

好きなあいつにドキドキ

ラブレターをあげちゃった

偶然のフリして

無理矢理鉢合わせたのさ

 

恥ずかしいけどもさぁ

あたいのLIFEは色々と初体験の連続だい!

 

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

ファンタジードラゴン号『ワオッ』

 

我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らの我らのキャプテン・ミ・ル・ク~☆

 

 

 

 「キャプテン・ミルク、すみません。実は、小学生くらいの男児がですね、「お兄さん、僕と『サスカッチごっこ』をしようよ。サスカッチって知ってる?」と言ってきたんですよ。バカにされたくないので、ガキに知ったかぶりをしまして「当然、知ってるさ」と答えてしまい、「サスカッチやってよ、サスカッチやってよ」とせがまれたんですよ」トムは悲痛な眼差しを浮かべて困り果てていた。

 

 「で、サスカッチをやったのか?」

 

 「やれませんでした。分からないので、立ち尽くしてしまいました。キャプテン・ミルクは博識であり、知識の泉、頭のよい子ちゃん、と呼ばれているので教えて頂きたいです」

 

 「サスカッチというのはだな」とキャプテン・ミルクが言うところだった。

 

 「お~い、いたぞ。見つけたぞ。お兄さんよ、早くサスカッチをやれよ!」と小太りのガキが細い棒でトムのお尻を突きさした。

 

 「はうっ!」と肛門に刺さったトムはキャプテン・ミルクの後ろに避難した。

 

 「おい、ガキよ」キャプテン・ミルクは腕を組んで立ちはだかる。

 

 「なんだよ!?」

 

 「EARTHの文化に詳しいようだな」

 

 「まあね。EARTHの文化は宇宙の中でもエキセントリックだからね」

 

 「サスカッチごっこをやりたいのなら、クッシーごっこを先にしてからじゃないと出来ないんだよ」

 

 「クッシー? EARTHのジャパンゴールデンウィークにあるデッカイドウの釧路にある屈斜路湖のクッシーの事だな?」ガキは以外にもジャパンゴールデンウィークに詳しいようだ。

 

 「そうだ。出来るか?」

 

 「じゃあ、エルヴィスの真似をしてくれたら、クッシーごっこをするよ。その後にサスカッチごっこだ」

 

 「エルヴィスか。なるほどな」

 

 「おっさん、知らないのか?」

 

 「おっさんじゃないよ、まだお兄さんでね、名前はミルクだよ。エルヴィスは知ってるさ」

 

 「じゃあ、エルヴィスについて答えろよ」

 

 「ガキよ、名前はなんだ? バディ・ホリーの真似をしてくれたらエルヴィスについて答えるよ」

 

 「僕はプリンだよ。ネクスト・プリン・ささたろうだよ。早く、エルヴィスについて答えろよ」

 

 「ささたろう君がバディ・ホリーについて答えたらね」

 

 「サスカッチごっこも、クッシーごっこも止めた。エルヴィスもバディ・ホリーも止めておくよ。ミルクさんよ、質問だ。『考えるな、感じちゃうんだ』と言った人は誰だか分かるか?」

 

 「ブルース・リーだろう?」

 

 「クソ、ミルクさん、正解だ」

 

 「ささたろう君、3問勝負としよう。俺の1問目は正解だな。じゃあ、ささたろう君に1問目の質問だ。『犯人はヤス』について答えよ」

 

 「ポートピア連続殺人事件だ」

 

 「正解だ。やるな、ささたろう君」

 

 「軽い質問だね。ミルクさんに2問目だよ。EARTHの1990年イタリアワールドカップでアルゼンチン対ブラジルの試合でマラドーナからのキラーパスを受け取り、見事、アルゼンチンを勝利に導いたゴールを決めた選手がいました。その選手とは?」

 

 「カニーヒアだ」

 

 「ゲッ!! す、凄い」

 

 「難問だが俺には余裕のよっちゃんだ。ささたろう君に2問目の質問だ。同じサッカー関連から質問しようかな。『ボールは友達だ』と言った選手は?」

 

 「大空翼だ。ミルクさんよ、マンガからの質問とは引っ掛けだな。よ~し、最後の3問目だ。モディリアーニの絵の特徴を3つ答えてよ」

 

 「モディリアーニか。なるへそ。瞳がない、首が長い、人物画しか描いていない」

 

 「ミルクさんよ、やるなぁ。モディリアーニを知っているなんてさ。モディリアーニは20世紀の画家だけども50世紀の今も有名だから知っていて当然かな」

 

 「じゃあ、ささたろう君に最後の質問だ。これに答えられなかったら、直ぐに立ち去れよ」

 

 「わかったよ」

 

 「ゴッホは何故、画家になったのか? 理由を述べたまえよ」

 

 「クソ、ヤバい。わ、わ、わかりません。ちくしょう!!」

 

 「あはははは。俺の勝ちだな。じゃあな、ささたろう君、バイバイ」

 

 「待ってくれよ、ミルクさんよ。答えを教えてくれよ? それに、何でこんなにアートに詳しいんだ?」

 

 「答えは教えない。何故、詳しいのかと言うとだな、蒼井真ノ介の本から教えてもらったんだよ。ささたろう君よ、蒼井真ノ介という作家を知ってるか?」

 

 「全く知らないよ。EARTHの人かい?」 

 

 「EARTHだ。21世紀の初頭に、無名と有名の狭間にいたっぽいが常に前進する姿勢を保ち奮闘しつつ、夢を抱いて努力を重ねた作家、一部のファンには強烈な印象を残したり残さなかったりして、人気を誇っていた健気な作家のことだ。蒼井真ノ介はね、やたらと絵画や映画や小説にも詳しいんだよ」

 

 「ふ~ん。帰宅したら蒼井真ノ介を調べてみるよ。じゃあね、バイバイ」と言って、ささたろう君は去っていった。

 

 「キャプテン・ミルク、ありがとうございました! 助かりました! お疲れ様でした。はい、コレ。どうぞ」とトムは嬉しそうに笑って飲料水を差し出した。

 

 「おお、ありがとうよ」と言ってキャプテン・ミルクは勢いよく『激烈元気ビ、ビ、ビ、ビ、・ビンビン、ビ、ビ、ビ、ビ・ビン』を飲み干した。

 

 

 

 ☆続いちゃう

 

 

 

 エンディングテーマソング

 

『恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに』

 

作詞 蒼井真ノ介

作曲 蒼井真ノ介

編曲 蒼井真ノ介

歌  えりかちゃん



気持ちを抑えて

貴方を見つめると

涙が溢れてたまらんわ

好きな気持ちを隠して

辛くてもう嫌になるわ

 

お月さん

お月さん

応答願います

お星さま

お星さま

寂しくて参っちゃってさ

ねぇねぇ

私の話を聞いてくれる?

お願いします 

 

やけ食いしたら負けよ

夜食を我慢して

ダイエットしようかな?

ダイエットしてさぁ

絶対に綺麗になるからね

綺麗になってウホホホホ

 

負けてたまるかやったるで

甘いお菓子なんかにさ

こっちからバイバイキーン

本当にバイバイキーン

バイバイキーンのバイバイキーン 

 

好きな人を想いたいの

毎日抱きしめていたいの

貴方の笑顔を守りたいの

私は貴方が好きなのよ

ねぇ本気になってよ

こんにくしょう

私に振り向け振り向け

こんにくしょう

 

夜更かしばかりして

本当に困っちゃう~

 

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

 

それがあたいよ

あたいの姿なのよ

 

好きでぇ~す

エヘヘヘヘ

好きでぇ~す

ウフフフフ

好きでぇ~す

"LOVe"

 

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに

恋したり愛したりキスしたりハートの赴くままに~

 

 

 

 ☆速報☆

 

 愛星・サマー・えりかちゃんのサイン会が、先日、ストロベリー惑星で行われました。約70万人のファンの方が集まり御盛況でした。1人ひとりにダイレクトに『ハートメッセージ』(テレパシーの一種でファンの心の中に愛星・サマー・えりかちゃんのメッセージボイスが届くのだ)が送られました。『ハートメッセージ』は約8年間繰り返し聞くことが出来ます。

愛星・サマー・えりかちゃんはレコーディング中のために今回のコメントは届いていませんが、これからも愛星・サマー・えりかちゃんをよろしくお願いします。

ありがとうございました!

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[良い点] 犯人はヤスはマニアックすぎるwww まさか3000年後まで受け継がれているとは…… 真ノ介さんも登場!!! 面白い世界観!!
[良い点] 今回もいっぱい笑って楽しかったです(*´▽`*)ジュースの選択肢がおかしすぎます(笑) 『シシャモ&らっきょのフレッシュジュース』 『梅干し牛タンジュース』 『オレンジジュースのようなパイ…
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