インソムニア
掲載日:2016/07/06
夜が来た。眠れない僕にとって長く退屈な時間だ。
明日も出掛けなきゃいけない。
けど、一向に睡魔の迎えが来ない。
逆に太陽が高く昇る昼間に嫌がらせかのようにやってくる。
少し前まではこんな感じでは無かった。なかなかの年齢のくせに、小学生みたいに9時には夢の中にいた。
暇だなぁ…
狭い部屋の中、一人布団に寝転がってそんな事思う。
日付変更線なんてとっくの前に過ぎている。
カチ、カチ、と一定のリズムで秒針が進む。
昔はこの音が怖くて仕方なかったが、いつの間にか怖くなくなってた。
試しにテレビを付けたけど、気になる番組なんてやってない。ネットサーフィンも飽きてしまった。
何で眠れないのだろうか。
思い当たる節はもちろん無くて、ただ、ただ、この形容し難い気持ち悪さや焦りに耐えるだけだった。
どれくらい時間が過ぎたのか、カーテンの隙間から光が溢れてきた。
また、僕は眠ることができないまま朝を迎えた。




