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季節のアポトーシス  作者: 槇河 しゃち


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8/8

8章:解脱

とある国の小さな町はいつも以上に盛り上がっていた。


年に一度のお祭りで、人々は喜びを奏で、幸せを踊り、命を尊んだ。


澄んだ大気は透き通り、海との境界は曖昧になっている。


光自身も屈折率の違いを忘れているのではないだろうか、輝きが真っ直ぐ深海まで降り注ぐ。


そんな華やかに彩られた深海で人知れず、雪が降っていた。


マリンスノー(海に降る雪)


死骸が地球の中心に向かって沈んで行く現象。


蒼崎奏と冬野美雪は一つとなって、死にゆく者を送り出す。


死んでなお、寂しくならないように。

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