十七話
ウチの子供達が7歳になった。勇者の証とやらは、まだ現れてない。
まぁ、それはいいや。
私はもう孫か曽孫か、一族の誰かに出るだろうって気長にやるんだ。
それはおいといて。
シーナの次女と四男が塾と道場に入ってきた。次女の名前がシータ、四男はシード。シードはウチの子供と同い年だね。
この子達も兄や姉に負けず優秀だ。
シーナの子供にハズレなし。
シーナこそ勇者の血筋を受け継いでると言われても、私は信じるよ。
凄いよシーナ。
次男と三男も優秀で、私はもう愛してると言っても過言ではないくらい可愛がったんだけどね。
ダンナさんの家の本家筋に引き取られたらしい。
非常に残念だったけど、あの二人なら大丈夫でしょう!
そしてニナの子供も入ってきた。
こいつは祖父母に甘やかされて育った為か何も出来ない。しかも、子供のクセに妙にませた奴でエッチだ。
実は転生者じゃないのって疑ってる。
だって私の懐に入り込んで、胸を触りやがったんだよ。こんな事は子供じゃ出来ないと思うんだ。
乙女の胸を触った罪は万死に値すんだけど、お姉さんと呼んだから許す。
妙に憎めない奴だけど将来は数多の女の子を泣かす男に成長しそうだ。
息子のアレスや弟子には、女の子の胸は神聖不可侵な絶対領域だと教えておかないとね。
女の子には触られた時の為の護身術を教えておこうかな。
結果から言うと護身術は役に立たなかったんだ。ニナの息子ときたら、そうだ名前を言ってなかったね。
ニナの自慢の息子はニコって言うんだよ。
で、話を戻すとニコの奴は、大きなおっぱいが好きらしくて、私ばかり狙いやがる。
シーナも大きいんだけど、ニコも子供なりに、手を出したら命にかかわると本能で察知してるらしい。
私だって強いんだけどなぁ?
性的には隙だらけなのかな。
私ばかりを狙うニコを見て、上級学校から指導しに来てくれる先生の隠れた性癖が明らかになった。
この先生は私を狙うニコを見て、こう言ったのだ。
「ロリの魅力が分からないとは、やはり所詮は子供だな」
だってさ。
大事な子供を預かってんだし、何か過ちがあっては困るからね。
締め上げたんだけどさ。
「未成熟な花の蕾を見守るのが真のロリコン道だ!見守るべき花畑を踏み荒らすような奴は外道だ!」
む、私が気圧されるなんて、このヘンタイってば、なかなかやるわね!
「見守るだけで、手を出さないなら構わないけどさ。もし妙な真似したら、大事なイチモツをぶった斬って、口に突っ込んでから釣り糸の太い奴で口を縫うからね?」
「あんた、悪魔か!?とにかく、私は真っ当な大人として愛でるのみ、だ」
「裸にして愛でたりしたら、身体に何カ所刺し傷が作れるか、記録に挑戦しちゃうからね?」
「あんた、血も涙も無い鬼か!?よくもそこまで残虐な発想をするもんだ!とにかく見守り、可愛い姿を愛でるだけだ」
信用するよ?
信用するからね?
裏切ったら生まれた事を後悔させるからね?