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2014年/短編まとめ

この愛は偽りでした

作者: 文崎 美生

「本気じゃなかったんだ」


その言葉はどれだけ心を抉るのか知っていますか。


どれだけ痛いか知ってるんですか。


本気じゃなかったら何なのですか。


遊びなんですか。


最初から、全部、全部、全部。


私との関係は遊び以外の何物でもなかったのですか。


沢山もらった思いも約束も全て嘘。


いらない、いらない。


沢山あった思い出はゴミ箱の中。


君とのデータを捨てた携帯もずいぶん軽くなったよ。


嘘はいらない。


偽りもいらない。


欲しかったのは真実の愛でした。


本気だったのは私だけでした。


本気になってもらえませんでした。


遊びでした。


ゲームでした。


嘘でした。


偽りでした。


……そう、全てが夢だったのです。


それなのに好きだって私の心は叫ぶんだ。


傷つくだけなのに。


もう、君はそばにいないのに。


君からの愛は偽りでした。


私の愛は本物です。


早く涙が乾くなら、私は前を向けますか。


いつまで経ってもこの涙は止まらないのです。

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