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あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ガルナス王国遠征

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ビッグレイクギルドの立ち上げ << マール >>

チャードンさんは「それとな」と言って、私たちの方を見ました。


「小都市ランタンの東に、湖の砦があるんやが、ここに島ギルドに来てもらいたんや。今はどこも支配しとらん。西の強国ギルドを東方から牽制して、いざという時は、大都市ミダースの防衛協力をしてもらいたいんや。まずは砦だけやが、いずれは小都市を与えたいと考えとる」


「それは私も同様のことを考えていました。むしろその湖の周辺に移民しようと考えています」


 マイノスさんが思いもしないことを言うので、私もドノフも「え???」と声を上げて、マイノスさんを見ました。


「二人にもまだ話していなかったのだが、ロマール地方の東方は勢力拡大がもはや難しい。第一ギルドとアルプスギルドとの抗争にもし勝てたとしても、青の港に入った懲罰ギルドの勢力拡大先が他にないために、私たちが攻撃を受けるだろう。東の島から勢力を拡大出来るとは思えない。だが幸いに、私たち海洋ギルドには植民という技術がある。これを使えば、同レベルの技術レベルを持つ村を別に作ることが出来る。村の施設自体は一から作る必要があるけれども、建設時の技術は今の町の技術を使えるので、かなり早いはずだ。しかも将校も移民開始時なら、新しい村に移籍出来る。南方の湖の周囲は、山岳と川や海に囲まれていて、海へ経路を封鎖すれば、その湖の制海権は私たちの独占だ。防衛にも適している。近くには同盟ギルドの新世界ギルドもある。どうだろうか?」


 マイノスさんが言うと、ドノフが「良い案だと思います」と言った。

「反対者は移民しなければ良いだけの話です。しかし多くの者が賛同するでしょう」と続けた。

 私はマイノスさんと一緒にいられるか少し不安になりましたが、マイノスさんが一緒に行こうと私に言ってくれたので、私は頷きました。

 嬉しかったです。


「そうと決まれば、湖の占領は早いほうが良いです。今までは新世界ギルドが西の強国ギルドを攻撃しているので湖の砦は空ですが、王国内のギルドが和平されると、西の強国ギルドは東の湖の砦を占拠するでしょう。これから湖の砦にワープホールを作ります」とグロームさんが言いました。

 マイノスさんは頷き、「移民も合わせて行う。これから出立する」と言って、マイノスさんは私に軍勢を率いて湖の砦を占拠したら、すぐにこちらに戻ってくるように指示しました。

 私が湖の砦を占拠してまた戻ってくる間に、マイノスさんとドノフは移民させる将校を帰還させる指示を遠隔魔法で出し、スターネイムさんに島へのワープホールの作成協力を要請していました。

 私がキャンプに帰還すると、今度はスターネイムさんと作成したワープホールを使って、マイノスさんとドノフと一緒に島の町へと帰還しました。

 そこで植民の開拓団としての準備をしてから、再び王都のキャンプを経由して、新世界ギルドの皆さんには感謝を伝えて、湖の砦へと向かいました。

 私たちの町の将校で、開拓団に入ったのは、マイノスさん、私、ラドとラバルの二人の大工の棟梁(新しく村を建設するからでしょうね)、そして私の側近のヒポクラテスとアイスキュロス、他にマイノスさんの側近のブルータスとゼノン、町の防衛隊長のチャンドラグプタ、工兵隊のウィトルウィルスでした。

 今までの町は、私の父のクルーズを町長に任命され、酒場の店主だったパルマーさんが内政を担当し、私の兄のクルスとグリースが軍団指揮官に昇格し、マイノスさんの自宅の警備隊長だったエルドンが、町の防衛隊長に昇格しました。

 これから、新規の将校の雇用もあると思います。


 マイノスさんは到着してすぐに、湖の南東の丘陵に村を作りました。

 ドノフもその近くに村を作りました。

 そして、ビッグレイクというギルドをを立ち上げました。

 マイノスさんは村の隣にギルド拠点の構築を始めました。

 そこは海洋から湖へ繋がる川の畔で、その川を封鎖することで、湖の制海権を独占出来るとマイノスさんは言いました。

 そして遠隔魔法で、スターネイムさんに移民団を結成するように伝達しました。

 ナオ船で何回かに分けて物資や軍団を開拓団として送り込むように指示をしました。


 マイノスさんは新しい村作りに夢中になっていましたが、私には他にもやることがあるように思えました。

 王国内は内戦禁止になり、都市は戦争では奪えないのです。

 王国政権と和解し、心象を良くしなければ、いくら新世界ギルドが都市を与えると言っても、認められない可能性があります。

 王国政権が、ガルナス王国へ向けて軍団を派遣するなら、私たちも部隊を派遣して協力すべきです。

 マイノスさんが行きたくない気持ちはわかりました。

 マイノスさんは一つのことに夢中になる性質がありました。

 ですので、私はマイノスさんの機嫌を損ねないように気を使いながらも、何度も出征を要請しました。





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