表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ガルナス王国遠征

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/18

秘密の魔法 << フェアリー >>

 マイネを見つけて一緒に遊ぶようになってから、半年以上過ぎた。

 マイネと私の体感時間は違うと思うけど、私にとってはあっという間の出来事だった。

 私は古い王国で継続して遊んでいたこともあり、このロマール王国での暮らしはこのゲームの中でも一部分でしかない。

 でも、古い王国でのゲームプレイが、現実世界の延長線上にあるのに対して、このロマール王国での暮らしは、私の未知の世界を切り開いてくれている。

 現実世界で、アルバイトとしてバーで勤務する自分が嫌いなわけじゃない。

 そして、バーの仲間と共に、成功ギルドの一つになったことも誇りに思う。

 でも、このロマール王国の世界は、現実の仲間とは乖離した、私だけの世界。

 ここでは、私の精神が解放される。

 マイネの前では特に。


 王国評議会で、マールに対して失恋したマイネに、私はおちょくりや励ましを与えたとき、私は何か体に漲る力を感じたのよ。

 この子を元気にしたい。

 でも、マイネといると、私の方が元気になるのよ。

 ヨーネスと錬金術の魔法を習得しようとした話はウケたし、墓地の碑文を見に行った時の景色は、一生忘れることが出来ないわ。

 4人のグループチャットで、「戦士たちの魂の欠片が赤とんぼになって、墓地の周りで1000匹飛んでいるね」なんて言うもんだから、そんな景色が見えてしまったわよ。

 マイネはゲームの世界に完全に入り込んでいる時があるから、変に見えてる時がある。

 彼の初陣の時も、圧倒的に不利な状況だったのに、負ける気がしないと言って、トールアーサーに反撃の狼煙を上げさせたこともあった。

 楽しい。

 彼といると楽しい。


 今度のガルナス王国遠征も、きっと面白くなるわ。

 私はそのための隠し兵器を一つ用意している。

 セルバート王に言われて準備したものがある。


 その日は、ザラとマリスが、ロマール城の戦略室(大臣室の余っていた部屋を改装しました)に来ていました。


 私は王都攻略戦の時に、念のために魔力等で隠されたものを見えるようにする魔法をかけたの。

 隠し通路や悪質な罠が仕掛けられている可能性があると思ったので、魔法で見破ることが出来るようにしたの。

 そうしたら、王都攻略戦が終わった後の王国評議会を開催する前日に、ザラとマリスも呼ばれた部屋で、セルバート王から「見えないものを見えるようにする魔法があるなら、その逆の魔法もあるのか」と聞かれたの。

「まだ習得していないけど、ある」と、私は答えた。

 セルバートの屋敷に来ていたザラが、「姿を隠す魔法?私は前の王国でも遊んできたけど、見える化の魔法もそうだけど、姿を隠す魔法とか、そんな魔法聞いたことない」と言いました。

 でもあるんです。

 マリスが「運営は新しい導入する魔法や武具の情報を通知しない。一般的な課金ゲームでは、事前予告してリリースと同時にユーザーに一斉課金させるけど、このゲームはそういうことはしないね。魔法にしても武具にしても、段階や適性が必要で、誰もが使用できるシステムではないからね。フェアリーの話は本当かもしれない」と言いました。

 私のこのフェアリーの持っている魔法系統は、特殊な魔法系統のようで、みんなが使える魔法がほとんど使えない。

 でも、その代わりに、他の人が使えない魔法を習得している。

「兵士の姿を見えなくしたら、それは無敵だ。しかも先行する王国で遊ぶザラが知らないとなると、ガルナス王国やリゼア王国のプレイヤーも知らない可能性がある。これは大きな戦略兵器だ。一同、この魔法のことについては他言無用でお願いする」とセルバート王は言って、この件の伏せました。

 ガルナス王国との交渉に軍団を派遣すると聞いたとき、セルバートは私の魔法を当てにしていると気づいたので、全軍に隈無く使えるだけの魔力を準備することをセルバート王に言うと、彼はニヤリとして「よろしく頼む」と言ったわ。


 でも彼は少しこの情報を隠すために、情報を秘匿しすぎた。

 新世界ギルドのチャードンには、確かに交渉団として行く話をしていたわ。

 セルバート王のチャードンへのあの剣幕は、演技なのか、それとも自分の言ったことを忘れちゃったのか、ちょっと私にはわからない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ