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あの時、君はそこにいた2 → ロマール王国大戦  作者: マイノス
ガルナス王国遠征

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デュラハンとの遭遇 << マイネ >>

 大都市ライツは魔法都市と言われ、周辺では瘴気があり、「ここでは補給せずに、小都市シエラまで一気に行きましょう」とグリーンが提案して、セルバート王も同意した。

 この辺りには様々な逸話があり、箒に乗った魔女を見たとか、齢1万年を超えるホワイトドラゴンがいるとかいう話があるとのことでした。

 しかしいくら魔法都市とはいえ、人口もあり、商業や農業だってあるわけです。

 僕はグリーンさんに「この瘴気の中での農作業は大変ですよね。でも大都市になるくらいだから、人が集まる理由もあるんですよね?」と聞きました。

 グリーンさんは、「農場ではゾンビが働いているので、あまり興味を持たれない方が良いでしょう。一般的には、このような場所に来る者は、社会から追われているものです。治安は良くないですよ」と冗談なのか裏話なのかわからない話を教えてくれた。

 私たちは幸運だったのか、特に大きなトラブルもなく、小都市シエラに到着した。

 そこでビッグギルドの部隊が加わるとのことだったが、聞いたことのないギルドだったので、僕らは気にもとめなかったけど、それが島ギルドのマールの部隊だと後に知り、小都市モルトに着いたら話しかけようと思った。


 小都市シエラからは、黄金都市ミダースを素通りして、小都市モルトまで一気に進軍した。

 セルバート王の中には、とにかくガルナス王国の先を制するために、黄金都市ミダースで補給せずに一気に小都市モルトまで行軍しようという意志があったようだ。

 大都市2つを見せないグリーンの提案には思うところはあったけど、僕たちはそれは黙っていた。

 まぁ今回は観光旅行ではないのだからね。

 仕方ない。


 行軍中の最も大きなイベントとしてはデュラハンを見つけたことだ。

 行軍の隊列を乱す行為は固く禁じられていたが、この時ばかりはセルバート王も、デュラハン刈りの許可を出し、王立騎士団と商人ギルドの猛者たちが、こぞってその首を奪いに駆け出した。

 デュラハンとは、首無しの騎士だ。

 その首を奪ったものには、莫大な賞金が得られるとあって、僕も行きたいとフェアリーに言ったけれども、デュラハンはモンスターランクBで、ケルベロスより危険なので止めなさいと言われ、断念した。

 王立騎士団のコーベンがまず最初にアタックに成功して、剣を繰り出したが、デュラハンはするりとかわして逃げ出し、それを商人ギルドのベラトリクスが追いかけて、同じく商人ギルドのフェルナンドが待ち構えて、胴を槍で突き刺し、仕留めた。

 伝承では、首を抱えているという話だったけど、首はなかった。

 ただフェルナンドは恐ろしいことに、首の根本ならあると言って、その首元をえぐり取り、勝ち鬨を上げた。

 これを見て、ベラトリクスはリーダーのゴールネスに、「彼を討ちましょうか?」と聞いたところ、「後発のわしらにはああいう奴も必要だ」と言って、その戦果を称えた。

 その後に、「農民の王立騎士団のメンバーよりはマシだ」とゴールネスが呟いたことを、僕は聞き逃さなかった。


 小都市モルトに着いた時、新世界ギルドのリーダーのチャードンが出迎えてくれたけれど、セルバート王がそこにはほとんど部隊がいないことに気づき、チャードンになぜ新世界ギルドの部隊がいないのかと聞いた。

 チャードンは「交渉団として来ているが、なぜこんなに大軍勢で来ているんだ」と、逆にセルバート王に聞いていた。

 セルバート王はのらりくらり話すチャードンに対して、徐々に激昂していったけど、今度はライゼンがセルバート王をなだめ、西の強国ギルドへ、急遽参陣の要請を出した。

 そして、ガルナス王国との交易路開通に動いていた鷹の目ギルドから、ガルナス王国と接触し、3日後に王国政権の代表者が外交交渉することに決まった。



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