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贅沢な望み

作者: 歌川 詩季

 心からそう思う。

 好きでやってるわけでもねえものの

 やりたくなくて死にたくなるほどでもねえとしたら

 なんとか続けてやれるよとつぶやいて

 きょうも働きに出かけるのを

 あきらめよりもう少し前向きに受け()れてる


 仕事から帰って やらざるを得ない家事をかたづけて

 飯を食らって 眠るけど

 これ以外の時間はおれの好きなようにさせてくれ

 それが唯一の望み


 それは贅沢(ぜいたく)だと (あき)れられるのなら

 そうかもなと(うなず)いてみせるし

 それが贅沢(ぜいたく)だと(しか)りつけられるのなら

 うるせえと怒鳴り返すことだろうさ


 それ以外も それ以上も望まないかわりに

 それだけは邪魔しないでくれと

 懇願(こんがん)する男へと向けられるのは

 同情の視線と侮蔑(ぶべつ)の眼差し

 だとしてもそんなものと引き換えに

 その贅沢(ぜいたく)(ゆる)されるのであれば

 悪くない取り引きじゃないか


 仕事から帰って やらざるを得ない家事をかたづけて

 飯を食らって 眠るけど

 これ以外の時間はおれの好きなようにさせてくれ

 それが唯一で贅沢(ぜいたく)に過ぎる望みだとしても

 だから、おひとりさま(笑)

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― 新着の感想 ―
 望みもやることもやれることも、自分に正直。  人様に迷惑をかけずにそう在れたらいいですよね。  自分の中での優先順位がはっきりしているって、すごいことだと思うのですけどね。  割り切れずどっちつか…
よきやさぐれ具合
 やるべきことを果たした後の解放。それが自由というものでしょう。  その後を律することは尊敬に値しますけど、決して義務ではないですしね。  理想は理想、光もまた闇同様に目を眩ますものと知るべきといった…
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