【プロットタイプ】関西風鍋焼きうどんを食べに行く
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
今日食べた鍋焼きうどんがとても美味しかった話。
見知らぬ人と話せる程、私の喉は育ってない。
つか、必要に駆られないと吃る。
だから此処で認めます。
鍋焼きうどんが食べたい。そう思ってからは割と一瞬だった。目指すべきルートを少しだけ脱線させ、私は鍋焼きうどんが食べられる店へと歩みを進める事にした。
何度か訪れた場所ではあるが、全ての店の配置を覚えている訳では無いので、マップを確認しながら目指す。お、あった。
透明な仕切りで遮断された店内。こじんまりとした店内は、昼時という事も相まってやや混雑していた。どうやら食券方式であるらしい。
種類はかなり豊富。数多のものに目移りしながらも、『おすすめ!!』の文字に導かれるままにボタンを押した。
「ただいまお作りしますので、少々お待ち下さい」
「はーい」
あ、食券渡さなくて良いんだ。結構距離があるから、渡す感じかと。関西訛りのお兄さんと言うより、あんちゃんがちゃきちゃきと声を飛ばす。
――鍋焼きうどんが食べたいんだ。
――この間味噌煮込みうどん食べたろ。
――あれと鍋焼きうどんは全く別のものだから。うどんと蕎麦を同列に語る様なものだから。
そんな会話があったのが、家を出る前の事だった。
大変失礼ながら、私も『鍋焼きうどん』と『味噌煮込みうどん』を同列に考えていた。けれどもいざ口にしてみると、全く違っていた事を思い出す。
「鍋焼きうどんでお待ちの方」
「はーい」
渡された鍋焼きうどんはかなり色々な具が乗っている。数えて見ただけでも五種類以上。思っていた以上に物凄く豪華で、思わず頬が緩む。
具の下に隠れているうどんを箸で引っ張り出し、そのまま口に入れる。跳ね防止の為にうどんの先を抑えて啜る。が、そのまま口へと突っ込む事にした。
優しい味。関西風を思わせる甘めの出汁。幾らでも飲めてしまう程に身に馴染む。鍋焼きにしたせいか、うどんはやや柔らかめ。くにくにと簡単に歯で切れる。具も全部出汁を吸い上げて、しっかりと染み込んでいた。
あんちゃん、めっちゃ美味しいです。そんな事を思いながら、完食。
「あんさぁ瑠衣たん。美味しい鍋焼きうどんの店見っけたんだよぉ。一緒に行くべ〜」
「気が向いたらな」
タレントの佐藤〇〇さんの立ち食いから、立ち食いに興味持った人。
有名な方が布教して下さるおかげか、○○やんま(此処じゃない立ち食いのうどん) にも若くて綺麗なお姉さんいっぱい来てて、花咲爺さんになりました。うぇーい!!
チェーン店も良いけど、個人経営に近いところって、個性出しながらも、主張が強くないところが良いよね。
ちゃんと『美味しい』という枠に収まってる。
前に座っていたカップルが、凄く凄く凄く可愛くてぇ!!
彼氏さん私の知ってるお美しい男装のレイヤーさんみたいで、彼女さんまん丸の優しいお目目しててぇ、お肌ツルツルでぇ!!
※見た時間0.09秒。ガン見はしません。失礼だから!!
※この記憶を活かして物を書いてます。サツ呼ばれた事はありません。
【お兄さん】
『交換する?』か『一口食べる?』
【お姉さん】
『うん』
みたいな素朴な会話に『ん゛っ……可愛い!!』って。
※毎日頭お花畑だと思われているかも知れない。周期的に感情の匙加減が振り切り易い。
鍋焼きうどん、食べに行きました。
店主様が関西訛りの方。ちゃきちゃきしてて、気の回るあんちゃん。
券売機が結構特殊で、その前で悩んでいると厨房からフォロー飛んでくるタイプの方。
『お客さん。まずは上のボタン押して戴いて』。
※『お兄さん』よりも『あんちゃん』って感じ。
※私にとって『お兄さん』、『お姉さん』はフランス語の『ムッシュ』とか『マダム』『マドモアゼル』に近い感じ。
※『私より愛込めて……』という意味を込めて。
そのせいか、お味も関西風。
透き通る様な優しい甘めの汁。
これが凄く美味しくて、食べ終わってからも狂ったように、目ん玉かっ開いて、啜ってました。
※前の人ごめんね。ちょっと不気味な客だわ。
止まることを知らない手。細胞に行き渡る汁。渇望する味が此処に……。
其れが上に乗っかったホロホロ牛肉や卵焼きキノコに染み込んで、噛む度にじんじわ〜。
うどんは鍋焼きの為かやや柔らかめ。ふにっふにって感じ。
基本、見知らぬ第三者相手には吃り声なので、お礼は『有難う御座います』と『ご馳走様〜』ぐらいですが、此処に残します。
また食べたい。匂い嗅ぎたい。ふが。
追伸 味噌煮込みうどんについて。
名古屋名物、赤味噌を使っているので、お味が こってり かつ はっきり してる。
赤味噌特有の深みのある強い味が特徴。
麺はしっかり固め。低反発枕、あれと同じ。
跳ね返る事をせず、そのままぷつっ、ぷつっと切れる感じ。
赤味噌得意だったり、好きな方にとてもお勧め。
逆に苦手な方はこっちの鍋焼きうどんの方が好きかなと。