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他愛

 会話デッキの少ない俺にとって、何かを待つという時間は苦痛でしかない。こういうとき、いい男はきっともっと仲を深めるんだろうな。

「すごい混んでるね。」

「いやそれな。」

 ちょうど昼食タイムだからなのもあるが、休日というのも重なってすごい混雑だ。

「席空いてるかなぁ…って空いてるわけないよな。」

「ん〜…見渡す限りなさそうだね。」

「どうする?」

「どうしよっか。君はお腹空いてるんだもんね。」

「まぁ…確かに空いてないって言ったら嘘になるけど…」

 いやどんな拷問だよ。好き人の前でお腹空いて迷惑かけるって、、、

「ねぇ、君が良ければだけど、ちょっと歩いたところに友達のお母さんが営んでる蕎麦屋さんがあるんだよね。結構空いてると思うんだけどどうかな?」

「おぉーいいじゃん!蕎麦とかめっちゃ久しぶりだから楽しみだわ。」

「よし決まりだね。行こ!こっちだよ、ついてきて。」

「ちょおま早いって。」

「善は急げだよー!鉄は熱いうちに打たなきゃだし。」

「お前それ言いたいだけだろ。そんな善なことでも無いし。」

「別にいいじゃ〜ん。そんなの気にしたら負けだよ。言葉なんて伝わればどんな言い方したっていいんだし!現にほら!君には私の早く行きたいっていうのと、諺を使いたい(賢いアピールをしたい)っていうのが伝わってるじゃん。」

「それはそうなんだけどさぁ…」

 なんか釈然としないけど言いくるめられてしまったな。まぁ間違ったことは言ってないし、香菜のほうが一枚上手だったってだけのことだろう。ちょっと悔しい。本当にちょっとだけ。

「急いては事を仕損ずる。焦っても良いことはないぞ。」

 よし。これは決まったな。

「焦らなかったら混んじゃうかもよ〜。」

…確かに。くそ、香菜は俺よりも一枚じゃ飽き足らず二枚も上手だったのか。

 って別に勝負してるわけじゃないだろ。何をしてるんだ俺は。

「ほら、急いでー。」

「ごめんごめん。んじゃさっさと行くか。」

「うん!」

 そういえば香菜の友達って男と女どっちなんだろう。ま、どっちでもいっか。

 これ書いた後、普通に蕎麦食べたくなってしまいました。れんこんとかエビの天ぷらを添えて、蕎麦をすする。最高じゃないですか。

 あーお腹空いた。っていってももう23:55なんですけれども…


 そういえば自分で読んでて思ったんですけど、このくらいの文章だとほんの数分(もはや一分)で読みきれちゃうんですね。もう少し文章増やそうかな…

 あっこれで以上です。

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