散走
そこには今にも沸騰しそうな砂浜…なんてものはなく、ただ淡水のプールが広がっていた。
酷く照りつける太陽は、今にも僕達を包みこんでしまいそうだった。
「浩二はほんとに馬鹿だね。」
「みなまで言うなよ。くそ。」
「まさか2回も飛び込むなんて。そりゃライフガードも怒るさ。」
「はぁ…」
そうさ、俺は馬鹿なんだよ。
「馬鹿で何が悪い!」
「えっ、怖、急に。」
「あぁ〜、もう気分最悪だぁ。」
「最悪な気分のお前にほ〜らよ、アイス。」
「おっ、お前つよすぎだろ、神じゃん。サンキュー。」
さっきまで泳いでいたはずのケンケンこと賢太郎様がアイスを買ってきてくれた。いや〜こういうときに友情ってもんは役に立つんだよなぁ。
「後で金は払えよ。」
「あっはい。」
もちろん金は後で払うつもりでしたよ。うん、もちろん。
「お前奢ってもらえると思っただろ?笑」
「ギクッ」
「残念だったな!俺はそこまで安くないぜ。」
「座布団一枚。」
「サンキュー。」
さっきとは立場が逆のサンキュー。人が違うだけで印象はかなり違う。
それはそうと、ケンケンはギャグセンが高すぎなんだよな。こいつ俺より勉強できるしうざいやつなんだが、なんか嫌いになれないタイプの人間なんだよな。あとうざい。腐れ縁ってわけでもないし、なんというか、こう、うん。そういうこと。
「てかもう泳がないん?」
「俺?ちょっと疲れたからきゅーけー。」
「いーよなお前は好きな時に好きなように泳げて…俺は1時間泳ぐなって言われたんだぞ。酷すぎるだろ。」
「それはお前が悪い。」
「うん。君が悪いよ。」
ぐはっ。正論パンチを2発も喰らった俺はもう満身創痍…なんてことはないが普通に凹む…
「まぁしっかり反省しとけ。お前の分まで泳いでくるからよ。」
「さっき休むとか言ってなかったか?あと別に今日1日中泳げないわけではないんだが。」
「休憩はもうできたし、今からまた入ってくるよ。」
「…いってらっしゃい…。ぐすっ…」
「はいはい。嘘泣きはいいからまた後でな。」
「私もまた少し泳いでくるね。」
「はぁ…………」
時間が空いてしまい本当に申し訳ないです。そのせいかだいぶ小説の書き方が変わってしまったような気がしますが気の所為ということにしておきます。
勉強が忙しくなってくる時期なのでまた日が空いてしまうと思いますが、優しい目で、温かく、雛鳥を育てる親鳥のような心持ちで見守ってくださると幸いです。




