自己防衛
香菜と距離を置くというのは、「香菜のため」。
そうに違いない。
あぁ逃げ出してしまいたい。
すべてを捨てて、海外にでも逃亡してしまいたい。
オランダやデンマークのような、平坦で、のどかな場所で暮らしたい。すべてを忘れて。
だが、俺はそれを受け止めなければならなかった。罪を、そして、罰を。
でも、小学生の頃の俺にはできなかった。香菜から離れることを俺は選んでしまった。俺は弱かった。
本当は、贖罪として香菜の隣にいるべきだった。
きっとそれが、罰となるから。
香菜が泣き止んでから、幾許かの時が刻まれた。
無限とも思えるほどの時が流れた。そんな中で、俺はただ呆然と香菜を見つめることしかできなかった。
「こーくんは辛かったんだよね。」
静寂を破ったのは、香菜本人だった。
「分かるよ。」
やめてくれ。俺を正当化しないでくれ。
「私、とりあえず今日は帰るね。またね。」
そう言うと、香菜は俺の隣を通り過ぎ、あっと言う間に体育館から出ていってしまった。
ごめんすら言えなかった。言おうと…できなかった。本当に辛いのは香菜のはずなのに。本当に謝らなければならないのは俺なのに。
この日から俺は、バスケも弱くなってしまった。
浩二の強さは何なのでしょうね。
更新遅くなった上にこんなに短い文章ですみません!次は善処します…
あっ丁度今乗ってた電車が急停車しました。珍しいですね。んー、電車の急停車が少し楽しいと感じてしまう僕はまだまだ子供ですかね。
では、今回はこれで以上です。




