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Crimson Emblem Dragons  作者: 來夢
第一章
2/43

~1~

―10年後―





侍女①「姫様ッ!どこに行かれたのですか!」


侍女②「ひ゛め゛さ゛ま゛あ゛ぁぁぁぁぁッ!(号泣」



広い中庭を2人の侍女が長い時間さ迷っていた。

もちろん、この里ただ1人の姫を探して―


これが初めての事ではないのだが、侍女②は今日から入ったばかりの新人。仕事初めがこれなので酷くパニックになり大号泣しているのだ。


そんな彼女たちを少し離れた木の上からのんびり眺める者がいた。



?「…またか。」



彼女はこの城に仕え、そして10年前の封印の儀を目にしていた子供達の1人。

名を月影 刹那という。

容姿は中性的であるがゆえ、口調から男と間違われやすいが、れっきとした女だ。腰まである銀青色の髪を首もとで1つに纏めている。


姫を捜す侍女'sを見て苦笑しながら呟いた。



刹「姫も懲りないな。あとで響に叱られるのが分かりきっているのに。」


?「仕方ないさ。王も王妃もお忙しい方々だ。寂しいんだろ。」



刹那の声に応えたもう一つの声の主。

刹那の肩に現れたそれは、生まれてから刹那に付き従う水色の竜、氷竜の(ソウ)だった。



刹「まぁな。だが…」


「「…ここまでおてんばになるとは…」」



刹那と蒼が同時にため息をつきながら呟いた。


その間にも、侍女'sは行方のわからない姫を捜していた。




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