冒険の書

冒険者

チートスキルは諦めはしたが冒険は諦めていない

この世界は魔獣と呼ばれる獣が多くいて

ダンジョンと言われる祠みたいな場所まである

元いた世界で職業として成り立たなかった『冒険者』この職業が成り立っている

冒険者の収入源は主に魔石

魔獣を討伐し心臓の代わりになっている魔石を取り出しそれを売って生計をたてるのである

もちろん魔獣の毛皮や牙なども取引対象にはなるのだがいかんせん持ち運びが不便なため魔石の売買がメインの収入源になっている

この魔石には魔力が宿っていてその魔力を色々な力に変換して電気、ガス、動力などなどに使われている

もちろん魔石の魔力も無限ではなく消耗してしまうと割れて普通の石へと変わってしまう

魔獣がいるから魔人がいるのか？魔人を統べる魔王がいるのか？と聞かれると

答えはわからない

居るという人もいれば居ないという人もいる

元の世界でいう『神様』みたいな立ち位置である

よって冒険者だから魔王を退治に！や

勇者と呼ばれる人は存在しない

もちろん魔獣から村を守ってくれた英雄などの話は耳にするがそれ以上でもそれ以下でもない

そう考えるとチートスキルがなくて当たり前なのかもしれない…

そう思えてくる世界である