89 創立100周年記念パーティー(17)
「It's easy to get 300,000 yen with this!」
ひと仕事終え、金が入る嬉しさにテンションが上がったシュウは、美久子を連れて来たバーのカウンターで顔見知りの友人と酒を飲んでいた。
ウィリーはさっきまで一緒に飲んでいたが、今は何処かに行ったのかいない。
「SHU, are you doing something dangerous again?」
「It's okay!cause I have a rich friend!
It's a good job that you can get 300,000 yen just by trapping it!
By the way, I thought the green caterpillar girl was cute. Is it okay to eat a little...?」
「誰が芋虫だって?」
「ぐっ!」
「誰を食べるって?」
「ぐがっ!」
「Hey, you want to die?」
「ぐぐっ!」
「I'll do what you want.」
「流青さん、その辺りで。大事な証拠です」
「ぐっ!」
「流青さん、急ぎましょう。宇佐美さんは奥です。一橋、ここを頼む」
美久子の名前を聞き、はっと我に返った流青は、シュウを離し奥へ急いだ。
シャツの襟を流青に後ろから捻り上げられ、息が出来なくなったシュウは意識朦朧でバーカウンターの下に倒れ込んだ。
驚いていて固まっていたシュウの友人と床に倒れたシュウは、常盤警備システムの一橋達に確保され、外に連れ出された。
「リューセイッ!オソイ!コッチダ!Come quickly!!」
奥のドアの前に巨大な木下恵の父親が立って呼んでいた。
全力で走って乱暴にドアを開けると、
ソファーの上に横たわる美久子に知らない男が被さっていた。
瞬時に流青の頭に血が登った。
「てめえっ!殺すっ!!!!」
★「It's easy to get 300,000 yen with this!」
(「こんなので30万円もらえる!」)
★「Shu, are you doing something dangerous again?」
(「シュウ、また危険なことをやってんのか?」)
★「It's okay!cause I have a rich friend!
It's a good job that you can get 300,000 yen just by trapping it!
By the way, I thought the green caterpillar girl was cute. Is it okay to eat a little...?」
(「大丈夫! お金持ちの友達がいるから!
ちょっと閉じ込めただけで30万円貰えるって、良い仕事だー!
ちなみにさ、芋虫の女の子は可愛いと思ったんだー、少し食べちゃってもいいかな...?」)
★「Hey, you want to die?」
(おい、お前死にたいのか?)
★「I'll do what you want.」
(お望み通りにしてやるよ)