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4度目の正直  作者: 冬真
33/40

2人の距離 3

窓から差し込む光に起こされて、シャロンは瞼を開けた。

目の前には肌色の何か。

焦点も合わずボンヤリとして、頭もはっきりとしない。

寝台に手を着き、ゆっくりと起き上がる。

身体がとても怠く、筋肉が痛い。

起き上がった拍子に胸のあたりから何かが滑り落ちたような気がした。

「・・・・・・?」

滑り落ちたのは人の腕。


その先を辿ると、人の肩、首、喉、薄い唇、通った鼻筋、閉じられた瞳。

サラサラな銀髪がシーツに散っている。

「・・・・・っ!」

自身の横で眠るピアを見て、シャロンは昨夜の事を思い出し顔に熱が集まる。

さらに服を着ていない事に気づくと慌ててシーツを身体に巻き付けようとしたが、シーツは1枚しかなく、あまり引っ張るとピアの身体が見えてしまう。

当然、ピアも服を着ていない。

「ん・・・シャロン?」

シャロンが動いた事により、ピアも目を覚ました。

「!!えっ・・・、あっ。」

羞恥と困惑と驚き、様々な感情が一度に襲ってシャロンは混乱して言葉が出ない。

「おはよう、シャロン。」

そんなシャロンを気にせず、ピアはシャロンの身体を引き寄せ腕の中へと引き寄せる。

そのまま唇を塞ぐと逃げようとするシャロンの舌を絡めとる。

呼吸すらも奪うように口づけを交わし続ける。

シャロンの身体から力が抜けたことを確認して、唇を離した。

「ねえ、シャロン。また、君を愛させて?」

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