表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4度目の正直  作者: 冬真
30/40

カリカの情報

明日行われる会議の資料をまとめていたロードに侍従からカリカ来訪の知らせを受ける。

自室への入室を許可すると、カリカが眉間に皺を寄せて部屋の中へと入ってきた。

「・・・その顔だと。悪い予感が当たりましたか。」

「ああ、大当たりだ。よりにもよってカーライル嬢だったよ。」

「カーライル嬢・・・。王都に居たのですね。」

カリカから数枚の書類を差し出しされ、ロードは目を通していく。

それにはシャロンの現在の状況の仔細が記入されていた。

「王都の外れとはいえ、こんな近くにいて気づかないとは我々のとんだ失態ですね。」

「確かにそうだが、彼女も市中に紛れるのが上手過ぎる。カーライル嬢の顔を知らなければ、見つけられなかったよ。」

疲労が滲んだカリカの様子から、調べるのによほど骨が折れたらしい。

今回の件ではアコニタムに協力を拒まれていた事も大きい。

「『殿下とシャロン・カーライルは親密な様子が伺える』ですか・・・。」

「ああ、良くない傾向だ。」

調査報告書から殿下とシャロンの睦まじい様子が伝わってくる。

「早急にどうにかしなければいけませんね。」

カリカはあの時、ミルトニアが泣いていた理由がこの件が原因だと感じていた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ