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4度目の正直  作者: 冬真
3/40

某アニメ映画「美○と野獣」の市場のイメージしてます。

「おはようシャロン!今日も美人だね!」

恰幅のよい中年男性が声をかけてくる。

「ふふ、それはどうも。でも誉めても安くはなりませんよ?」

「相変わらず手厳しいね~、それ2箱貰おうか。」

「ありがとうございます。荷台に乗せときますね。」

「結構重いけど大丈夫かい?」

「平気ですよ!この位。」

野菜の入った箱を持ち上げる。

確かに重いが持てないほどじゃない。

重ねてはさすがに無理なので1つずつ荷台に乗せる。

「見かけによらず大したもんだ!」

「そうよ!そこらの軟弱な男よりシャロンは頼もしいんだからね!」

「そのとおりね!」

男性の賞賛に周りにいた女性達も参加して笑い声が響く。

「でもねぇ、シャロンったら年頃なのにおしゃれの一つもしないなんて。髪だってこんなに短くして」

1日に何度も侍女に結い直してもらい、手入れの行き届いていた長い黒髪も、肩より短く切ってしまった。癖のない真っ直ぐな髪は私の自慢だったが仕方ない。長い髪は手入れが大変だし、何より洗うのに洗髪剤が勿体無い。

「この方が動きやすいのよ。」

そう言うと、あんたらしいよ。と笑われた。

「くすくす、あっ!いらっしゃいませ!何をお求めですか?」

品物を求める客が次々と着て、市場は一層賑やかさを増していった。


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