表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4度目の正直  作者: 冬真
28/40

ミルトニアへの思い

ピアは教会へ向かう馬車に揺られながら考えていた。

どうしてミルトニアに応えることが出来なかったのだろうかと。

ミルトニアの事は好ましいと思っていた。

彼女の純粋で綺麗な心に惹かれていた。

会えば楽しく、愛おしいと感じていた。

それなのに、今日、彼女から告げられた言葉を望んでいたはずなのに。

今の心に広がっているのは困惑した負の感情だけだ。


「殿下、到着いたしました。」


アコニタムの言葉に思考の波から意識が戻る。

馬車の扉から見える景色はお馴染みのもので、いつのまにか教会へ着いていたようだ。

いつものように教会へ入ると、人気がなく静かな空間が広がっていた。

「・・・おかしいですね。子供たちの勉強会は再開されたと報告があったのですが。シスターに伺ってまいりますので、お待ちください。」

そう言って、アコニタムは教会の奥へと進んでいく。

時を開けずして、シスターを連れてアコニタムは戻ってきた。

「殿下・・・。」

「何かあったのか。」

「・・・・それが――――。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ