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異世界人と銀の魔女  作者: NewWorld
第4章 魔神殺しの聖女と英雄
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第33話 力が欲しい/救出作戦

     -力が欲しい-


 その日の夜。あたしはなんとなく手持無沙汰になって、城の中庭に出た。

 月と星明りでも十分に明るい時間だったけれど、一応胸元の『精輝石』に明りを灯し、あたりを見回してみた。

 周囲を覆う城壁や本丸の建物は、すごく立派な石材で出来ていて、ちょっとやそっとの【魔法】なら、傷も付かなさそうなくらい頑丈なつくりをしている。

 改めてここは戦うための城塞なんだなあと感心しながら歩いていると、ふと、声をかけられた。


「どうされましたか?」


 振り返ると、そこには二十代半ばぐらいの白銀の鎧を着た騎士の人がいた。なんだか緊張しているみたい。


「あ、そ、その、ちょっとお散歩でもしようかなって、思って。あんまり、うろつかない方が良かったですか?」


 軍事要塞としてのお城である以上、人に見せられない部分もあるかもしれないし、もしかして悪かったかな?

 けれど、あたしが心配になって口にしたその言葉に、騎士の人は首を振る。


「いえ、城の中なら御自由にどうぞ。ただ、時間帯も遅いですし、何かあったものかと気になっただけですので。あ!も、もし、何か不便なことがあれば何でも言ってください!」


 どうもこの人、あたしのことを『女性』として、意識しているみたい。やっぱり騎士団みたいなところに女の人は少ないんだろうし、無理もないけれど。


 どんな時でもお構いなしに相手の感情が見えてしまうこの能力は、便利なように見えて、不便なことこの上ない。こんなのじゃ、恋愛も何も生まれない。相手の好意や敵意があらかじめ分かってしまっては、駆け引きも何もないし、それを相手に知られれば、近寄ってきてすらくれなくなるだろう。


 こんなとき、あたしはいつも、愛想笑いを浮かべることにしている。鑑定屋をしていたときの営業用の笑い方。感情をこめず、それでいて相手に不快感を与えないように。


「ありがとうございます。今は大丈夫です」


「あ、ただ、その、城の外は、危険ですから出ないようにしてくださいね」


 騎士の人は、焦ったように早口でそんなことを言うと、そそくさと離れて行ってしまった。やっぱり、営業用でも本当のものでも、あたし以外の人には区別がつかないのが当たり前なんだよね。


「買い物のときのヴァリスはどうだったのかなあ」


 つい、そんな独り言が口から出た。もちろん、あの時の自分の笑顔は営業用のものなんかじゃない。だけど、営業用のものだったとして、一体何が違っただろう?

 それが偽りじゃないかどうかなんて、あたし自身以外には関係ないことなんだから。


 あたしは他人の真実を盗み見ながら、自分の偽りだけを相手に見せて、そうやって自分を守っている。はっきり言って、そんなあたしにとっては、心の動きを読むことができない相手なんて、天敵みたいなものだ。


 「わからない」ことがわくわくするだなんて、思っていたのは最初のうちだけ。


 すぐにあたしは、ヴァリスのことを警戒するようになっていて、だから彼のことを必要以上に知ろうと思って躍起になった。

 けれど、そんなことをするまでもなく、あたしは気付く。

 彼には偽るものなんて何もないんだってことに。心なんて読むまでもなく、彼は自分の思うがままに生きている。常に確固たる目的意識を持っていて、そのために自分のできる最善を尽くそうと、努力することを惜しまない。

 あたしが彼に惹かれてしまうのは、きっとそういうところなんだと思う。

 あたしは彼が、羨ましいんだ。あたしにはないものを、あたしが一番ほしいものを、偽らざる自分自身を、彼は持っている。


 ぼうっとしながら歩いていると、中庭の片隅にぼんやりと光るものが見える。

 あたしは用心しながらも、好奇心を抑えられずにそれに近づく。


「あ、シャルちゃん」


「!!」


 シャルちゃんはびっくりしたようにあたしを見た。あれ? なんだかいつもと雰囲気が違うような……?

 ああ、そっか、髪と目の色が緑になってるんだ。少し光って見えたのはうっすらと肌に浮かび上がる緑色の“精霊紋”。確か、この色って風属性だったっけ?


「何してるの?」


「あ、アリシアさん。えっと、【精霊魔法】(エレメンタル・ロウ)の練習です。それと【魔鍵】も」


 よく見ると、シャルちゃんは手に水晶玉みたいなものをもっている。


「練習かあ、偉いんだね。その手に持っている物は何なの?」


「水です。えっと、水と風を『融和する無色の双翼マーセル・アリオス・クライン』で合わせて創った融合属性《凝固(ソリッド)》の球なんですけど……。持ってみますか?」


「え? いいの?」


 シャルちゃんから渡されたそれを恐る恐る手に乗せてみると、確かに水に触っているような感覚がある。でも、普通の水みたいに柔らかくなくて、すごく硬い感じがする。叩いても音はしないけど、叩いた手の方が痛いくらい。


「空気中の水分を集めて球形にして、《凝固(ソリッド)》で固めて作ったんです。うまくできれば、色々な形で色々な硬さのものがつくれるし、冒険の役に立つんじゃないかって思って……」


「すごい、すごいよ、シャルちゃん! あたし感動しちゃった!」


「え? そうですか? ほんとに役に立つか不安なんですけど……」


「絶対役に立つよ! それに、……偉いよね。こうやってみんなの力になれるように頑張って練習してるなんて。あたしは何にも出来ないし、恥ずかしいくらいだよ」


 あたしが自嘲気味に言った言葉に、シャルちゃんが勢い良く首を振る。ああ、こういうところは変わってないよね。凄く可愛い。


「そんなこと、ありません! 湖底洞窟でもわたしのことをモンスターから護ってくれたし、あの【歪夢】のときだって、アリシアさんがいなかったらみんな危なかったんです」


「うん。ありがと。でも、あのときだって、あたしは自分が【魔鍵】に護られているのを利用しただけだし、【歪夢】のことはたまたまで、ここの騎士団の人は前から湖が【歪夢】に支えられていることぐらい気付いていたみたいだから、そんなに大したことじゃないよ」


「アリシアさん……」


「あ、ごめんね。こんなこと言われても困るよね。うん、わたしもシャルちゃんを見習って何か頑張らなくちゃ!」


 そんなふうに誤魔化すあたしを、シャルちゃんは緑の瞳で真っ直ぐ見つめてくる。

 うう、なんだかあたしの方が見透かされちゃってる感じだよ。


 と、その時。あたしたちの周囲が、不意に暗くなった。

 あれ? あたしの『精輝石』は光ったままのはずなのに。


「ア、アリシアさん、上!」


「ええ!?」


 そう、暗くなったように感じたのは月明かりを遮られたから。

 気がつけば、あたしたちの頭上に、不思議なものが浮かんでいた。

 ものすごく不気味なその姿に、あたしは一瞬、思考が停止しそうになった。

 ……怖い。すごく、怖い。身体が震えてどうにもならない。

 あたしの眼には、その正体も、能力もはっきりと見える。つまりそれは、目の前の存在が、曲がりなりにも生き物であるということ。


 魔獣『アルマゲイル』。それは、宙に浮かぶ巨大な眼球とその周囲を覆う黒い触手の群れ。

 紛れもない単体認定Aランクモンスター。


「く!アリシアさん。逃げて!」


 シャルちゃんは一声叫ぶと、【精霊魔法】(エレメンタル・ロウ)で周囲に風を巻き起こし、『アルマゲイル』に向かって解き放つ。それは風の刃を含んだものだったみたいで、化け物の黒い触手を何本も斬り裂いていく。

 でも、駄目。このモンスターの最大の特徴は、無限に近い再生能力。切られた傍から新しい触手が生える。どうやっても、まともな人間に太刀打ちできる相手じゃない。


「くは! やはり、“精霊紋”か!すばらしい!貴重なサンプルが手に入ったぞ!」


「え?」


 心の底から愉快そうに笑うその声は、頭上から、聞こえてきた。でも、このモンスターがしゃべるわけがない。つまり、モンスターの上に人がいる?

 でも、考えている暇はなかった。『アルマゲイル』から黒い触手がシャルちゃんに向かって伸びる。


「シャルちゃん! 危ない!」


 あたしはとっさにシャルちゃんに向かって駆け寄り、触手を防ごうとする。

 でも、できなかった。触手はあたしを狙っておらず、ただ、あたしの前を素通りする。

 あたしにとっては、万能の楯となる『拒絶する渇望の霊楯サージェス・レミル・アイギス』の神性“虚絶障壁(ヴァーチャル・バリア)”。

 だけど、それは、あたし以外を護らない。あたしには、他の人を護る力なんてない。


「え? うそ!? どうしてよ!」


 あたしは叫んだ。でも、どうしようもない。それは、そういうふうにしか出来ていないものなのだから、どうしようもないんだ。

 あたしはただ、拒絶することしかできない。大切な何かを護ることなんてできないんだ。

 あたしの目の前で、シャルちゃんが触手に捕まり、持ち上げられていく。


「くうう! アリシアさん! 逃げて!」


 何を言ってるのよ? あたしは何もできなかったんだよ? そんなあたしの心配なんてしないでよ。シャルちゃんの方が、よっぽどピンチじゃない!


「シャルちゃん!」


「うるさい。ただの人間には用はないが、ついでだ。持っていくか」


 言葉とともに黒い触手があたしに向かって伸びてきたけれど、見えない壁に阻まれて行き場を失ったようにのたうった。その様を、あたしは虚しい思いで見つめるだけ。


「誰か! 誰か来て!」


 あたしは大声で叫ぶ。あたしは無力だ。こんなとき、他の誰かの助けを呼ぶことしかできないなんて。


「ち! まあいい。今日の収穫は十分だ」


 そんな声ととともに、『アルマゲイル』は、シャルちゃんを捕まえたまま、空高く浮かび上がっていく。

 モンスターが人間に操られている? あたしは遠ざかる人影を視界にとらえた。

 そして、周囲に集まる人の気配を感じながら、その人影を食い入るように睨み続けた。



     -救出作戦-


 不可解だった。我には【種族特性】“超感覚”があるのだ。

 アリシアの言うようなAランクモンスターほどの脅威が迫っていて、それに気づかぬはずなどない。


「無理よ。『アルマゲイル』には潜伏系スキルと同じ性質が備わっているから、距離が離れていたら、索敵系スキルでも見つけるのは困難だわ。むしろわたしの方こそ、城内の【魔力】の動きにもっと気を配っていさえすれば……」


 シリルが悔しそうに、呟く。

 単体認定Aランク以上のモンスターには、そうした特殊能力を持つものが多いらしい。


「いや、この城は我々聖騎士団の管理下にある。にもかかわらず、侵入者を許した挙句、客人を誘拐させてしまうなど、あるまじき失態だ。申し訳ない」


 エイミアが神妙に頭を下げる。


「ちくしょう! シャル……、無事でいてくれよ!」


 ルシアは固く握りしめた拳で、作戦会議室のテーブルを叩く。


 我らは今、城の一角にある作戦会議室の長テーブルを囲んでいる。シャルを連れ去るモンスターの影を複数の騎士たちが目撃していたこともあり、聖騎士団の本格的な対策会議として招集されたこの場には、我らのほかにエイミアを含めた騎士団員達も参加していた。

 そんな他の者たちの様子が目に入っているのかいないのか、アリシアは事の顛末を語った後、黙ったままうつむいている。


「行かなくちゃ、行かなくちゃ、早く助けにいかないと……」


「アリシア! しっかりしろ!」


「あ、ヴァリス。ごめんなさい。あたし、行かないと……」


 我に肩を揺さぶられてようやく気付いたというように、アリシアはこちらを見ると、急に立ち上がってそう言った。


「待て、どこに行くつもりだ」


「シャルちゃんが攫われたところ。今、ようやくわかったの」


「え! 本当なの?」


 今度はシリルがアリシアに詰め寄る。


「うん。あのモンスターに乗った奴の姿、遠すぎて分かりにくかったけど、どこに帰ろうとしているのか、読み取れた断片的な情報から考えていて……」


「どこ!? どこなの!?」


「遺跡? 宮殿? エイミア様、この近くにそういうところはないですか?」


 シリルの問いに答えるより前に、アリシアはエイミアの方に声をかけた。


「……ああ、そういえばここから西の方に『ラクラッドの宮殿』と呼ばれる元【フロンティア】があったはずだ。数十年前に開拓されて以来、【フロンティア】化することもなく、財宝も発掘されつくして今は無人の廃墟のはずだが」


「なるほどな。人目を忍んでアジトにするには、もってこいの場所か。でも、シリル。実際のところ、どうなんだ?人間がモンスターを操るなんてあり得るのか?」


 確かにそれが不可解だ。妖魔や魔獣といった【歪夢】の影響により世界に現出したモンスターは、生きとし生けるものの天敵だという。それを人間が操るなど考えにくい。


「あり得るわ。妖術師系の【スキル】があればね。でも、これはあり得ない。たとえ【エクストラスキル】“魔を従えるもの”を所持していたところで、単体認定Bランクモンスターレベルがせいぜいで、それ以上は術者が『喰われる』のが常識なのよ?」


 『アルマゲイル』は単体認定Aランクだ。妖術師などという【スキル】があることには驚いたが、それでも不可能なことには違いがないらしい。


「それより! 早く行こう! 場所が分かったのなら一刻も早くいかないと!」


 ルシアが焦ったように立ち上がり、アリシアも部屋を飛び出そうとする。

 それを止めたのはシリルだった。


「待って。それだけの相手なら、作戦を考えてから行くべきよ」


「作戦ってシリルちゃん!そんなことしてる間にも!」


「わかってるわ! わたしだってすぐにでも飛び出したい。ただ、迂闊に敵に接触すれば、シャルが人質にされかねないのよ? さらった奴の言動からすれば、すぐに殺すつもりじゃないようだし、まずはその『ラクラッドの宮殿』の構造を確認することから始めないと」


 相変わらず、シリルは感情を抑え、理論的に物事を考える力に秀でている。シャルには一番懐かれていたはずだろうに、大したものだ。

 しかし、よく見れば全身を小刻みに震えさせ、拳も固く握りしめられており、激情を無理矢理抑え込んでいるのがわかる。


「よし、ではさっそく救出作戦の準備を始めよう。無論、我が聖騎士団は本作戦に全面的に協力する!」


 エイミアの号令とともに、周囲の聖騎士たちが出動のための手配に動き始めた。

 そして、古い書庫から持ってきた『ラクラッドの宮殿』の図面をテーブルに広げる。


「まず、基本構造ですが、地上五階建て、地下二階建ての本丸を中心に、周囲に高い城壁がめぐらされています。ただし、実際にはかなり崩壊が進んでいて、地上部分は二階部分までしかなく、周囲の城壁もボロボロのはず。従って敵がいるとすれば、地下の可能性が高いと思われます」


 そう説明したのは副団長のサイアス。彼にはシャルと同じ年頃の娘がいるらしく、憤懣やるかたないといった様子である。


「朽ちかけた建物の地下か。それでは“黎明蒼弓(フォールダウン)”は使いづらいな」


「はい、アジトにしている以上、なんらかの補強はしてあると思われますが、崩壊の危険は皆無ではありません。上空からの攻撃はなるべく避けるべきでしょう」


「できるかぎり外へ引き摺りだしてから殲滅するとして、問題なのは、敵戦力だな。『アルマゲイル』以外は一切不明か」


 エイミアとサイアスは、いかにも軍の指揮官らしいやりとりで、状況を確認していく。


「シャルを人質に取られないためにも、まずは潜入して彼女の安全を確保する必要があるわ。あるいは、シャルの救出が目的だと悟られないように攻撃をするか……」


「他の目的か。それは難しそうだな。だが……そう言えば、調査中の案件に気になるものがあったと思う。誰か、資料を持ってきてくれ!」


 シリルの言葉に何かを思い出したように顔をあげるエイミア。有事にあたって流石の優秀さを発揮している彼女からは、とてもシリルに料理を教わっている時の姿は想像できない。


「お持ちしました!」


「ああ、ありがとう。……やはり、か」


「どうしたの?」


「ああ、これなんだが。ここ数カ月の間に、周辺地域で誘拐事件が多発しているのだ。それも、誘拐された人間のほとんどが『亜人種族』だ。関係あると思わないか?」


「そうね。……『サンプル』か。まさか……」


「シリル! 確かボルゾフさんが言っていたのって……」


「ええ、可能性はあるわ」


 ルシアとシリルの言葉に、我もふと思い出す。そう、ツィーヴィフの町に向かう途中で会った商人ボルゾフの娘、ポーラの件だ。


 その男は、ボルゾフを騙し、先天的な『亜人種族』であるポーラに『混沌の種子』を投与させ、発現したモンスターの因子に苦しむその有様を、『よいサンプル』と称したという。

 あまりの非道ぶりに、我ですら怒りを覚えるような話で、忘れろと言うのが無理な話でもあった。


「じゃあ、シャルは『混沌の種子』の実験だがなんだかで、攫われたっていうのか?」


「実験……。ううん、少なくとも連中ではないわね。こんなやり方をするはずもない」


 シリルの言う『連中』とは恐らく『魔族』のことだろう。


「そんなことは後で考えろ。時間はない。早く作戦を決めるぞ」


 我とて、焦っていないわけではない。シャルはここ最近、ようやく我のことを恐れなくなりつつある矢先だったのだ。


「そうね。やっぱり、まずは潜入することが不可欠なんだけど……」


「あたしがやる。潜伏系の【エクストラスキル】“孤高の隠者”があるんだもの」


「だが、まだ使いこなせてはいないのだろう?」


「うん。でも、原因は分かっているから」


 そう言ってアリシアは、自分の手首から独特の光沢を持った小楯『拒絶する渇望の霊楯サージェス・レミル・アイギス』を外してその場に置く。


「どういうつもりだ?」


「敵意に対して過剰に反応するこれを付けたままじゃ、今のあたしには潜伏系スキルは使えない。でも、外せば別だよ」


「馬鹿な。それでは自分の身が守れまい!」


「いいの。だって、これがあってもシャルちゃんは護れなかったもの! それなら自分の身だけ守れたって意味ないじゃない!」


 アリシアは、決意を込めた声で叫んだが、どう考えても無茶が過ぎる。

 だが彼女は、皆からそう言われても、頑として聞こうとはしなかった。


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