表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界人と銀の魔女  作者: NewWorld
第20章 伝わる想いと伝える言葉
260/270

第20章 登場人物紹介

本章に登場した人物の一覧です。

 記載されている情報は本章終了時までのものですので、本章をお読みになってからご覧ください。

 なお、○は本章初出の人物、●は前章までで既出の人物(前章からの追加情報ある場合あり)です。

□初出


○メルクリオ・グレイルフォール 年齢:42歳

 『魔族』の名門、七賢者の末裔とされるグレイルフォール家の現当主にして、ノエルの父。綺麗に整えられた口髭と撫でつけた髪をした、まさに『魔貴族』の名にふさわしい風貌の男性。温和な性格ではあるが、数の上で劣る『議長派』を取りまとめるなど政治的手腕には優れている人物。娘思いの優しい父親。



○ミレニア・グレイルフォール 年齢:41歳

 メルクリオの妻であり、ノエルの母。ノエルによく似た外見の黒髪の女性。上品でおっとりした雰囲気の貴婦人だが、可愛い女の子の服飾にかける情熱は並みではなく、夫や娘をたびたび困らせてきた。



■既出


●ルシア・トライハイト 年齢:0歳(外見年齢20代前半) 

 『四柱神』が生み出した【異世界】から召喚された青年。中肉中背で黒髪黒目、服装も黒を基調としたもの。情念の女神アレクシオラが【異世界】の生命の精神性に仕組んだ『種』により、【ヒャクドシステム】に従わない『イレギュラー』な存在として生を受ける。


【装備品】『放魔の生骸装甲』:熱や衝撃、有害なものを体外に排除するほか、着用者の身体的な回復能力を向上させる黒の装甲板。“理想の道標”により、その機能を『理想化』されている。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【オリジナルスキル】理想の道標:【魔法】の力を己の望む方向に変化させる。【魔法具】の性能を変化させることも可能。“混沌の導き”から進化。

【エクストラスキル】剣聖:剣士系最上級スキル。

【アドヴァンスドスキル】:影の盗賊:奪取系上級スキル

【魔鍵】『切り拓く絆の魔剣グラン・ファラ・ソリアス』:神性は“斬心幻想ソードオブファンタジー”。剣としての理想形。認識したものだけを斬断する。真の神性は“斬神幻想ソードオブウィル”。あらゆる事象を斬って捨てる。

【種族特性】転生者:『夢』の外に生まれ、『夢』の中へと転じた者。世界を客観的に観察する能力に長け、世界を支配する法則を超える可能性を持つ。


●シリル・マギウス・ティアルーン 年齢17歳

 ルシアを召喚した女魔導師。銀髪銀眼の小柄な美少女。『ララ・ファウナ』で購入した淡い紫の生地に飾り布やレースを組み合わせたブラウスとスカートを身に着けている。通称『氷の闇姫』。『魔族』と人間の【因子所持者ハイブリッド】であり、数百年前の魔導師シェリエルの複製体。メゼキスにとっては、世界律という名の『扉』に差し込むための【人造魔鍵】、『救い導く世界の理』でもあった。また、リオネルの血を引く娘でもある。


【装備品1】ディ・エルバの剛楯:自分の周囲に半透明の魔力障壁を生み出す【魔装兵器】。『ララ・ファウナ』で新調したもので、強化版のディ・エルバの楯である。

【装備品2】『紫銀天使の聖衣』:ランディ・ハミルトンの最高傑作にして『妄想』の産物であるドレス。【瘴気】を【マナ】に還元するほか、【マナ】を使用者の【魔力】に変えて取り込むなど、多種多様な機能がある。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【オリジナルスキル】魔王の百眼:魔力感覚に特化した“増幅”系の始原の力。

【エクストラスキル1】血の契約者:召喚系最上級スキル。

【エクストラスキル2】黄昏の闇姫:闇属性禁術級適性スキル。

【召喚獣】『ファルーク』:白銀の鱗を持つ飛竜の姿をした『幻獣』。ただし、普段は小鳥サイズ。

【召喚精霊】『ローラジルバ』:氷属性の上位精霊。半透明の女性の姿。

【種族特性】古代語魔法:『魔族』の使用する言語の理解と【魔導装置】の使用が可能。



●アリシア・マーズ 年齢:21歳 

 ルーズの町の鑑定士。肩までの水色の髪と同色の瞳。標準的な身長で胸は大きく、腰はくびれていて──つまり、スタイルが良い。

【装備品】『赤眼魔のイヤリング』:着用者の意志に応じて、放射状の炎を放つ機能がある。威力は低いものの、着用者の【魔力】をほとんど消費することなく使用可能


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【オリジナルスキル】真実の審判者:“同調”系の始原の力。視界に入った存在の【魔力】に同調し、情報を読み取る。

【エクストラスキル】孤高の隠者:潜伏系最上級スキル。

【通常スキル】鞭術適性+:鞭を扱うのに適性がある。

【魔鍵】『許容する希望の霊楯マーズ・レミル・アイギス』:神性は“抱擁障壁バリアブル・バリア”。護るべき対象が多ければ多いほど、可変的に強度を増す障壁。



●ヴァリス・ゴールドフレイヴ 年齢:不明(外見年齢20歳程度)

 『竜の谷』の黄金竜。竜族のトップエリート。人身に変化。金髪碧眼の貴公子然とした長身の美男子。

【装備品1】『波紋の闘衣』:気功の力で周囲に防御用の波紋を生み出す、修復機能もある闘衣。

【装備品2】『グランドファズマの霊手甲』:着用者は実体なき『邪霊』などのモンスターにも物理的な接触・攻撃が可能になるとともに、『邪霊』が多用する体力を奪う攻撃に対する耐性が身に付く。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【通常スキル】竜気功:【魔力】を生命エネルギーである【気功】に変換する。

【種族特性1】超感覚:人間とは桁違いの知覚能力。

【種族特性2】竜族魔法:体内の膨大な魔力を増幅して放つ極大魔法。通常は使用不可。

【種族特性3】竜の咆哮:咆哮をあげることにより漏れ出る【魔力】が、聴く者の魂に衝撃を与える。

【種族特性4】竜の血:体内に流れる濃密な【魔力】を宿した血液により、周囲の事物を強制的に従属させることができる。

 ※種族特性はいずれも、《転空飛翔エンゲージ・ウイング》使用時には強化、または使用可能になる。



●シャル・エンデスバッハ(シャルロッテ・フィリス・パルキア) 年齢:13歳

 ふわりとした短めの金髪に水色の瞳の少女。魂に『精霊』を宿す。長手袋や靴下などを含めた揃いの黒を基調としたドレス姿。“精霊紋”発動時は属性に応じて髪と目、肌の紋様の色が変化。

【装備品1】『差し招く未来の霊剣エレメンタル・ブレード』:『新世界樹』を芯に用い、精霊銀や光剛結晶で補強した虹色の長剣。精霊魔法の増幅効果がある。

【装備品2】『樹精石の首飾り』:『新世界樹』を削ったものを煮詰めて造った四連石の首飾り。属性魔力を込めることで身体強化や属性増幅が可能。

【装備品3】『聖天光鎖の額冠』:身に着けるだけで【魔力】の集中効率を飛躍的に高めるばかりか、着用者が額に自身の【魔力】を集中させることで、極めて高度な隠蔽結界を身体の周りに展開できる。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【エクストラスキル】無限の創造主:創作系最上級スキル。

【アドヴァンスドスキル1】高位契約者:召喚系上級スキル。

【アドヴァンスドスキル2】聖戦士:剣士系上級と治癒術士系通常の複合スキル。

【魔鍵】『融和する無色の双翼マーセル・アリオス・クライン』:神性は“具現式彩カラークリエイト”。複数の要素を織り交ぜ、新たな力を生み出す。

【召喚獣】『リュダイン』:『幻獣』としての本来の姿は角の生えた黄金の獅子。普段は丸く小さな一本角を持った金色の子猫の姿。

【種族特性】精霊紋:魂に融合した『精霊』の力を借り、【精霊魔法】を使用できる。



●フィリス 年齢:13歳

 シャルに宿る『精霊』。魂が融合しているため『もう一人のシャル』と言うべき存在。



●エリオット・ローグ 年齢:16歳

 戦士系Sランク冒険者。灰色の髪に灰色の瞳の少年。武芸大会四連覇中であり、戦士系最強と謳われている。『パラダイム』の実験『ルギュオ・ヴァレスト』唯一の生き残り。

【装備品1】『デッドウイングの羽靴』:着用者の移動時に本人の重量を移動するための推力に変換するとともに、移動時にかかる慣性を大幅に殺すことができる。なお、装備者の重量が重いほど加速度を高める効果がある。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【オリジナルスキル】闘神の化身:戦闘感覚に特化した“増幅”系の始原の力。

【通常スキル1~6】剣術、槍術、鞭術、斧術、体術、弓術に適性がある。

【種族特性】因子所持者:タイプ『ヴリトラ』。『ルギュオ・ヴァレスト』の産物とも言える単体認定Aランクモンスターの因子。ノラの“喪失”の力により、生まれつき持っていた『ワイバーン』の因子が失われたことで、抑えられていたものが発現した。


【魔鍵】『轟き響く葬送の魔槍ゼスト・ヴァーン・ミリオン』:神性は“狂鳴音叉シンパシイ”。槍に触れたものに干渉し、支配・制御する。上級魔法並みの威力を誇る強力な『轟音衝撃波』を使用可能。



●エイミア・レイシャル 年齢:23歳 

 ホーリーグレンド聖王国聖騎士の『元』団長。『現』冒険者。『魔神殺しの聖女』。蒼い髪の凛々しい女性騎士。女性としては長身の部類に入る。料理の腕は壊滅的だったが、シリルにより改善。

【装備品1】『乾坤一擲ラストインパクト』:四属性耐性のある世界で最も硬い石の小太刀。鞘から抜き放つと重くなる。

【装備品2】『護法霊玉の髪飾り』:着用者自身に作用する強化系【生命魔法】ライフリィンフォースや防御魔法などの効果時間を大幅に延長する。



《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【エクストラスキル1】弓聖:弓術系最上級スキル。

【エクストラスキル2】閃光の聖騎士:光属性上級適性スキルと治癒術士系・剣士系・魔導師系上級スキルの複合スキル。

【魔鍵】『謳い捧ぐ蒼天の聖弓カルラ・リュミエル・レイド』:神性は“黎明蒼弓フォール・ダウン”。日々、空に捧げた矢を光の雨として降らせることができる。



●レイフィア・スカーレット 年齢:24歳

 『紅蓮の魔姫』の二つ名を持つ、悪名高き魔女。魔導師系Sランク冒険者。典型的な魔女の帽子をかぶり、癖のある赤毛を首の後ろで二つにくくっている。金の瞳は猫型のモンスター『ナイトオブダークネス』のもの。青竜ラーズと『真名』を交わす。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【エクストラスキル】紅蓮の女王:火属性禁術級適性スキル。

【種族特性】因子所持者:タイプ『ナイトオブダークネス』。対象の弱さを見抜く瞳を有する。

【魔鍵】『燃え滾る煉獄の竜杖ゼスト・アヴリル・ウィオラ』:神性は“禍熱領域バーニング”。設定した領域内で火属性【魔法】のレベルを強制的に一段階引き上げる。任意の増幅やアレンジ、持続魔法の永続化も可能だが、領域設定には自身の血で四隅に陣を描くなど、厳しい条件がある。



●レミル・マーズ 年齢:不明

 アリシアの【魔鍵】に宿る『神』。白いワンピースに長い黒髪を足首まで伸ばした十歳ぐらいの少女。かつては四大神族のひとつ、サージェス神族で『脅威への抵抗』を主な神性としていた『神』だったが、アリシアとの意識の交流を経て、『マーズ』の名を得る。



●ノエル・グレイルフォール 年齢:21歳

 『魔族』の名門グレイルフォール家の一人娘。観測施設『天空神殿』の管理者。魔法王国マギスディバインの『執政官』。短めの黒髪に中性的な顔立ちの男装の麗人。幼い頃から神童と呼ばれるほど【魔導装置】の扱いに長け、シリルの教育係も任されていた。友人であるローナの協力を得て、【神機】ラフォウル・テナスによって複製体を生み出した結果、彼女には『複数の身体』が存在している。


【装備品】ディ・マレウル・クロスの彩粒剣:剣の軌跡に沿って生み出された粒子が、互いにその位置関係を保ったままで対象内部に侵入し、結合することによって内部から対象をズタズタに斬り裂く【魔装兵器】。



●レイミ  年齢:約4歳?

 ノエルに付き従うメイドにして、『新しい世界』への水先案内人。向かうところ敵なし(?)のアブノーマル。長い黒髪を二つに分けて三つ編みにし、眼鏡をかけた女性だが、胸元の部分だけがなぜか布地がない形状をした黒っぽいメイド服を身に付けている。色々と特徴的な自称『メイドさん』だが、その正体は驚くなかれ、ノエルの特別な複製体であり、彼女の性格の一部を強調して生み出された魂の片割れでもある。



●ファラ・グラン (旧ファラリエル・カルラ) 年齢:不明

 ルシアの【魔鍵】『切り拓く絆の魔剣グラン・ファラ・ソリアス』に宿る『神』。竜王の親友。かつてはカルラ神族において、『永遠の理想』を司る女神だった。行き場を失っていた【オリジン】が召喚直後のルシアに入ったことから、彼の『魂の片割れ』となる。因子制御時のシリルの姿(黒髪の美女)で現れる。アーシェから最後の断片を取り戻したことで、完全復活を果たした。



●アレクシオラ・カルラ  年齢:不明

 四大神族のひとつ、カルラ神族の長。ファラの妹であり、『刹那の衝動』を司る女神。世界を引っ掻き、空間を斬り裂く力を有している。千年前、ファラを【異世界】に連れて行こうとしたハイアークの目論見を察し、彼女をその魔の手から救う。代わりに自身が『四柱神』の一柱となって【異世界】に赴き、ハイアークを打倒するべく様々な手を打っていた。



●竜王グラン 年齢:不明

 虹色の鱗を持つ『竜族』の王。ファラの相棒であり、彼女と『真名』を交わしたことにより、人型にもなれる。人型の時は虹色にも見える金髪の美青年。ファラが完全復活を果たしたことで、『竜の谷』を出ることができるようになった。世界最強にして、史上最強の存在。



●セフィリア 年齢:不明

 金の髪、金の瞳の可憐な少女。純白のワンピースを身に着けている。髪の色や服の色は、精神状態に応じて黒にも染まることがあった。数百年前の『ローグ村』に生を受け、その後は『ルギュオ・ヴァレスト』によって村が滅ぶまで、村の子孫たちを見守り続けた。シャルの《純真世界》の魔法により、【世界の欠陥】の呪縛から解放される可能性が生まれた。現在はその日を夢見て、眠り続けている。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【世界の欠陥】天意無法フロウレス:【自然法則エレメンタル・ロウ】の歪みや欠陥を世界そのものから隔離するためのシステム。誰とも何とも関係せず、その代わり誰からも何からも制限を受けることがない。



●フェイル・ゲイルート 年齢:不明

 『魔族』と人間と『邪霊』の【因子所持者ハイブリッド】。黒い長髪に赤い瞳。漆黒の全身鎧で顔には紅い光が浮き沈みしている。真理研究機関『パラダイム』の『最大の失敗作』。どんな心境の変化か、アレクシオラとノラと共に【異世界】の解放を行うつもりでいるらしい。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【オリジナルスキル】虚無の放浪者:すべてを“減衰”させる力

【エクストラスキル】砂塵の魔導騎士:剣士、槍術士、魔導師の上級スキルと地属性上級適性スキルの複合スキル。

【魔鍵】『斬り開く刹那の聖剣(カルラ・アーシェス・ソリアス)』:神性は《斬界幻爪ブレイド・オブ・フェイト》。世界を傷つけ、時空を歪める力を持つ。空間の転移や【爪痕】よる攻撃が可能。また、剣の軌道上にあるモノを空間ごと斬り裂く神性“斬界幻想ブレイド・オブ・イド”の力も使用可能。※女神アレクシオラと邂逅したことで、かつての折れた【神機】に代わって与えられた【魔鍵】



●ノラ 年齢:不明

 セフィリアの魂に同居していたジャシン。数百年間を天意無法なセフィリアと共に過ごすうち、彼女と同化してしまい、自分との区別さえつかなくなっていた。オルガストの『絶縁の剣』により分離を果たしてからは、意識的にセフィリアのために行動するようになる。崩壊するセフィリアの精神世界からシャルたちを逃がした後、女神アレクシオラとの邂逅を果たし、再び世界を救うため、元の世界に舞い戻った。

【ヴァイス】関係喪失コネクション・ロスト:対象の関係性を喪失する力。



●ラーズ 年齢:不明

 『竜の谷』に棲む『竜族』で、青く輝く鱗を持った若き竜。ヴァリスの後任の外敵排除役であり、ヴァリスを兄者と慕っている。アリシアを「姉上さま」と慕っていたが、今ではレイフィアと『真名』を交わし、茨の道を歩むことになる。



●ヴァルナガン 年齢:33歳

 Sランク冒険者にして元老院のエージェント。焦げ茶色の短髪に同色の瞳をした巨漢。簡素な衣服の上に細い鎖を巻きつけている。数年前まではルシエラと共にギルド最強の二枚看板として名が知られており、『悪魔』の異名を持つ。自分を鎖で縛り、失っていた『痛み』を思い出させてくれたルシエラを我が物にしようと彼女の隙を狙い続け、ついにはその執念を実らせた。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【エクストラスキル1】奇跡の癒し手:【生命魔法】ライフ・リィンフォースの最上級適性スキル。

【エクストラスキル2】神気剛拳:体術系最上級適性スキル。体術・気功術に天才的な才能がある。

【種族特性】因子所持者:亜人種族の共通スキル:タイプ『ケイオス』『魔族』実験によって、四属性耐性を付与するべく無数のモンスターの因子が混ぜ合わされている。その結果、あらゆる【魔法】に強い耐性を得ることとなった。



●ルシエラ・リエラハート 年齢:27歳

 Sランク冒険者にして元老院のエージェント。針金のようにまっすぐな髪を胸のあたりまで伸ばした金髪碧眼の美女。羽飾りのついた純白の衣装を身に着けている。過去の罪から困難な目的を達成することだけを生き甲斐とし、そのまま最後を迎えることを望んできた彼女は、ヴァルナガンが彼女自身を『目的』にしていることを知り、その手を取ることを選択する。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【オリジナルスキル】糸繰る神の指先:“操作”系の始原の力。【魔力】を糸状に変化させて操り、長時間持続する変則的な【魔法陣】を生み出したり、自身の魔力波動を誤魔化したりすることが可能。

【アドヴァンスドスキル】先見の軍師:戦術系の上級スキル。戦闘指揮における先読みなどの優れた才能がある。

【通常スキル1】魔術師適性+:融合魔術に適性がある

【通常スキル2】剣術適性+:剣術に適性がある

【病】光源病:己の肉体が光に変換されるほどの極めて高い光属性適性。



●ローナ・ジェレイド 年齢:26歳

 『ラフォウル・テナス』を活用した『幻獣』の生成および調整技術に係る研究班の代表。長い黒髪を首の後ろで一つに縛った白衣の女性。若くして研究員としての高い地位を得た才媛であり、『幻獣』の生成・調整に並々ならぬ情熱を注いでいる。ノエルの悪友にして、国家転覆を企むテロリスト(?)。



●シェリエル  年齢:不明

 同調、増幅、操作、減衰のすべての【始原の力】を自在に操る天才魔導師。およそ八百年前に、世界を重ねる儀式を行った張本人。その目的は『魔族』の魂に眠る七十七万七千七百七十柱の『神』すべての【オリジン】を奪い去り、同時に自らの意識を世界全土に張り巡らせることで、世界そのものを己の手足とすることだった。【狂夢】で眠りについて数百年が経った今では、『神』を超越した存在と化している。リオネルを失い、暴走して世界を滅ぼそうとした彼女ではあったが、最後には自分の愛した少年と安らかな眠りについた。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【世界の夢1】事象の遡及:世界に起きたあらゆる事象を、巻き戻し、遡らせる力。

【世界の夢2】世界の設定:他者の精神や魂に関するものを除く、あらゆるものに任意の状態を設定できる力。

【世界の夢3】存在の否定:他者の精神や魂をも含めた、ありとあらゆるものの存在を否定し、消滅させることのできる力。

【種族特性】超神:天意を使う者。その存在は、世界に存在するあらゆるものを超越する。



●リオネル・ハイアーランド 年齢:不明

 『元老院』議長にして、大聖堂の神官長。ヴェールの下に隠された半分白骨化した顔は、かつてシェリエルに憧れを抱いた『古代魔族』の少年が、長き眠りについた彼女にもう一度出会うべく、八百年の時を生き抜いた末の姿だった。最後はシェリエルの想いを知った後、安らかに眠りにつく。


《所有スキル等》(判明しているもののみ)

【擬似魔鍵1】『シュレインの守護盾』:あらゆる事象を境界面で遮る神性“硬化適面フルフェイス”を有する擬似的な魔鍵。

【擬似魔鍵2】『ゲインズの獣杖』:一定範囲内の攻撃的な【魔力】を引き寄せて飲み込む神性“傍引暴喰イーティング”を有する擬似的な魔鍵。

【擬似魔鍵3】『ライオネルの斧槍』:雷を放つとともに、自身を雷撃と化して高速移動できる神性“雷化速度スピード”を有する擬似的な魔鍵。

【擬似魔鍵4】『ヴァルガーの鉄槌』:神を滅ぼすことにのみ特化した神性“陥魂葬砕ソウルクラッシュ”を有する擬似的な魔鍵。

【擬似魔鍵5】『リュミエルの聖弓』:増幅した光を矢と化して放ち、光の雨を降らせることも可能な神性“黎明蒼弓フォールダウン”を有する擬似的な魔鍵。

【擬似魔鍵6】『テミスの星杖』:一定範囲内の動くものすべてを留め置く神性“静死領域フリーズ”を有する擬似的な魔鍵。

【擬似魔鍵7】『アニエスの霊剣』:涙でできた刀身を霧などに変化させ、魂を溶かす神性“溶姿嘆霊メルト・ダウン”を有する擬似的な魔鍵。



●レオン・ハイアーランド  年齢:不明

 リオネルを絶対の主として崇める聖堂騎士団長。金で装飾された純白の甲冑に身を包む。顔まで覆い隠す兜をかぶっていたが、リオネルに酷似した顔をしている。その正体は、【魔血結晶】の人体実験で犠牲となった無数の『魔族』たちの思念の集合体。死を恐れ、救済を求める心をリオネルに操られ、彼に絶対の忠誠を誓う『魂の複製体』として生み出されたもの。リオネルの延命にも利用されていた。


【赤黒い剣】『魔血結晶』:不気味な赤黒い結晶の剣。不滅の神剣。滅びの魔剣。底知れぬ禍々しさを秘めており、レオンの本体でもある。

ここまでが「第20章 伝わる想いと伝える言葉」になります。

次話からは「エピローグ 精霊少女の招待状」が始まります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ