第9章 登場人物紹介
本章に登場した人物の一覧です。
記載されている情報は本章終了時までのものですので、本章をお読みになってからご覧ください。
なお、○は本章初出の人物、●は前章までで既出の人物(追加情報ある場合あり)です。
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□初出
○メリディアナ・ボーウェン(メリー):年齢 67歳
魔法王国マギスディバインの首都、マギスレギアにて宿屋を営む女性。エリオットが冒険者になるためにこの街に初めて訪れた際、偶然知り合い、以後世間知らずの彼を色々と世話してくれたらしい。料理の腕は超一流。
○ヴァルナガン 年齢:33歳
Sランク冒険者にして元老院のエージェント。焦げ茶色の短髪に同色の瞳をした巨漢。簡素な衣服の上に細い鎖を巻きつけている。数年前まではルシエラと共にギルド最強の二枚看板として名が知られており、『悪魔』の異名を持つ。
○ルシエラ・リエラハート 年齢:27歳
Sランク冒険者にして元老院のエージェント。針金のようにまっすぐな髪を胸のあたりまで伸ばした金髪碧眼の美女。羽飾りのついた純白の衣装を身に着けている。数年前まではヴァルナガンと共にギルド最強の二枚看板として名が知られており、『天使』の異名を持つ。
○ヴェルフィン・マルドゥス 年齢:27歳
マギスレギア魔導騎士団副騎士団長。金髪碧眼で、目つきの鋭い青年。魔導騎士団始まって以来の天才と噂される闇属性魔法の使い手。闇属性を増幅する【魔鍵】を持つ。『ラディス』によって『ヴィネバの黒酒』を投与され、人格の一部を催眠誘導されていた。
○レオグラフト・レギア・マギスディバイン 年齢:32歳
魔法王国マギスディバインの国王。通称『獅子王』。鬣のような赤みを帯びた金髪の美丈夫。『魔族』による人間社会の支配に抵抗して『パラダイム』を頼るも、『ラディス』に操られてしまっていた。その後、改心してノエルを執政官に迎え入れ、シリルたちに協力することに。
○レイフ・マダン 年齢:65歳
マギスレギア宮廷魔術師長。マギスレギア魔法研究の第一人者。禿頭の老人。『ラディス』によって『黒酒』を投与され、人格の一部を催眠誘導されていた。いつの間にか己の研究の大部分が『ラディス』に与えられたものとなっており、自分が『開発』したと信じ込まされていた。最後は『ラディス』によって【調整型人造魔神】『魔神レイフ』とされてしまう。
※『魔神レイフ』時
【ヴィシャスブランド】暴飲侵食:本来は自身が欲するものを飲み込み、吐き出すことで具現化する力。『調整』により、飲み込んだものをそのまま自身の力や耐性として獲得する力と化している。ただし、一度獲得したモノは失うことができない。
【種族特性】邪を統べるもの:『魔神』の種族特性。モンスターを呼び寄せ、従える力。『調整』の影響により、その効力は弱まっていた。
○ロデリック・カルバーン 年齢:52歳
マギスレギア魔導騎士団長。剣技と魔法の円熟した使い手だったが、ルシアに敗北。『ラディス』によって『黒酒』を投与され、人格の一部を催眠誘導されていた。
○ラディス・ゼメイオン 年齢:不詳
自称「真理研究機関『パラダイム』の特別参謀」。ただし、実際にはそんな役職は存在しない。策士を自称する自信過剰な男と見られていたが、実は数百年前から『パラダイム』の要注意人物として『セントラル』に警戒されているという謎の多い存在。『道化を操る者』。
■既出
●ルシア・トライハイト 年齢:0歳(外見年齢20代前半)
異世界から召喚された青年。中肉中背で黒髪黒目、服装も黒を基調としたもの。異世界では『掠奪者』だった。隠密戦闘は得意。
【装備品】『放魔の装甲』:熱や衝撃、有害なものを体外に排除する黒の装甲板。“理想の道標”により、その機能を『理想化』されている。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【オリジナルスキル】理想の道標:【魔法】の力を己の望む方向に変化させる。【魔法具】の性能を変化させることも可能。“混沌の導き”から進化。
【エクストラスキル】剣聖:剣士系最上級スキル。
【アドヴァンスドスキル】:影の盗賊:奪取系上級スキル
【魔鍵】『切り拓く絆の魔剣』:神性は“斬心幻想”。剣としての理想形。認識したものだけを斬断する。
●シリル・マギウス・ティアルーン 年齢17歳
ルシアを召喚した女魔導師。金や黒の意匠が施された白いローブ姿。銀髪銀眼の小柄な美少女。因子制御は行わなくなった。通称『氷の闇姫』。『魔族』と人間の【因子所持者】。
【装備品】ディ・エルバの楯:自分の周囲に半透明の魔力障壁を生み出す【魔装兵器】。
【装備品2】『流麗のローブ』:着用者の状態を最適に保つローブ(上記の白いローブ)
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【オリジナルスキル】魔王の百眼:魔力感覚に特化した“増幅”系の始原の力。
【エクストラスキル1】血の契約者:召喚系最上級スキル。
【エクストラスキル2】黄昏の闇姫:闇属性禁術級適性スキル。
【召喚獣】『ファルーク』:白い鱗混じりの巨大な鳥型『幻獣』
【召喚精霊】『ローラジルバ』:氷属性の上位精霊。半透明の女性の姿。
【種族特性】古代語魔法:『魔族』の使用する言語の理解と【魔導装置】の使用が可能。
●アリシア・マーズ 年齢:21歳
ルーズの町の鑑定士。肩までの水色の髪と同色の瞳。標準的な身長で胸は大きく、腰はくびれていて──つまり、スタイルが良い。
【装備品】『星光のドレス』:胸元が大きく開いていてスカートも短めだが、発生する力場により防御力の高いワンピース。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【オリジナルスキル】真実の審判者:“同調”系の始原の力。視界に入った存在の【魔力】に同調し、情報を読み取る。
【エクストラスキル】孤高の隠者:潜伏系最上級スキル。
【通常スキル】鞭術適性+:鞭を扱うのに適性がある。
【魔鍵】『拒絶する渇望の霊楯』:神性は“虚絶障壁”。認識した脅威を自動で防御する。
●ヴァリス・ゴールドフレイヴ 年齢:不明(外見年齢20歳程度)
『竜の谷』の黄金竜。竜族のトップエリート。人身に変化。金髪碧眼の貴公子然とした長身の美男子。
【装備品】『波紋の闘衣』:気功の力で周囲に防御用の波紋を生み出す、修復機能もある闘衣。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【通常スキル】竜気功:【魔力】を生命エネルギーである【気功】に変換する。
【種族特性1】超感覚:人間とは桁違いの知覚能力。本来の力を取り戻しつつある。
【種族特性2】竜族魔法:体内の膨大な魔力を増幅して放つ極大魔法。現在は使用不可。
【種族特性3】竜の咆哮:咆哮をあげることにより漏れ出る【魔力】が、聴く者の魂に衝撃を与える。
●シャル・エンデスバッハ(シャルロッテ・フィリス・パルキア) 年齢:12歳
ふわりとした短めの金髪に水色の瞳の少女。魂に『精霊』を宿す。長手袋や靴下などを含めた揃いの黒を基調としたドレス姿。“精霊紋”発動時は属性に応じて髪と目、肌の紋様の色が変化。
【装備品1】『差し招く未来の霊剣』:『新世界樹』を芯に用い、精霊銀や光剛結晶で補強した虹色の長剣。精霊魔法の増幅効果がある。
【装備品2】『樹精石の首飾り』:『新世界樹』を削ったものを煮詰めて造った四連石の首飾り。属性魔力を込めることで身体強化や属性増幅が可能。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【エクストラスキル】無限の創造主:創作系最上級スキル。
【アドヴァンスドスキル1】高位契約者:召喚系上級スキル。
【アドヴァンスドスキル2】聖戦士:剣士系上級と治癒術士系通常の複合スキル。
【魔鍵】『融和する無色の双翼』:神性は“具現式彩”。複数の要素を織り交ぜ、新たな力を生み出す。
【召喚獣】『リュダイン』:一本角と強靭な黄色い鱗を持つ馬型『幻獣』
【種族特性】精霊紋:魂に融合した『精霊』の力を借り、【精霊魔法】を使用できる。
●フィリス 年齢:12歳
シャルに宿る『精霊』。魂が融合しているため『もう一人のシャル』と言うべき存在。
●ファラ 年齢:不明
ルシアの【魔鍵】『切り拓く絆の魔剣』に宿る『神』。竜王の親友。行き場を失っていた【オリジン】が召喚直後のルシアに入ったことから、彼の『魂の片割れ』となる。因子制御時のシリルの姿(黒髪の美女)で現れる。
●エリオット・ローグ 年齢:16歳
戦士系Sランク冒険者。灰色の髪に灰色の瞳。灰色の石の鎧を着用。武芸大会四連覇中であり、戦士系最強と謳われている。『パラダイム』の実験『ルギュオ・ヴァレスト』唯一の生き残り。
【装備品】『乾坤霊石の鎧』:四属性耐性のある世界で最も硬い石の鎧。ただし重い。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【オリジナルスキル】闘神の化身:戦闘感覚に特化した“増幅”系の始原の力。
【通常スキル1~6】剣術、槍術、鞭術、斧術、体術、弓術に適性がある。
【種族特性】因子所持者:タイプ『ワイバーン』。なお、【魔鍵】により因子制御可能。
【魔鍵】『轟き響く葬送の魔槍』:神性は“狂鳴音叉”。槍に触れたものに干渉し、支配・制御する。上級魔法並みの威力を誇る強力な『轟音衝撃波』を使用可能。
●エイミア・レイシャル 年齢:23歳
ホーリーグレンド聖王国聖騎士の『元』団長。『現』冒険者。『魔神殺しの聖女』。蒼い髪の凛々しい女性騎士。女性としては長身の部類に入る。料理の腕は壊滅的だったが、シリルにより改善。
【装備品】『乾坤一擲』:四属性耐性のある世界で最も硬い石の小太刀。鞘から抜き放つと重くなる。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【エクストラスキル1】弓聖:弓術系最上級スキル。
【エクストラスキル2】閃光の聖騎士:光属性上級適性スキルと治癒術士系・剣士系・魔導師系上級スキルの複合スキル。
【魔鍵】『謳い捧ぐ蒼天の聖弓』:神性は“黎明蒼弓”。日々、空に捧げた矢を光の雨として降らせることができる。
●フェイル・ゲイルート 年齢:不明
『魔族』と人間と『邪霊』の【因子所持者】。黒い長髪に赤い瞳。漆黒の全身鎧で顔には白い包帯。真理研究機関『パラダイム』の『最大の失敗作』であり、従わされているふりをしている。現在は『ラディス』をマスターとしている模様。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【オリジナルスキル】虚無の放浪者:すべてを“減衰”させる力
【エクストラスキル】砂塵の魔導騎士:剣士、槍術士、魔導師の上級スキルと地属性上級適性スキルの複合スキル。
【魔鍵】『斬り開く刹那の聖剣』::神性は“斬界幻爪”。世界を傷つけ、時空を歪める力を持つ。空間を渡ったり、【爪痕】そのもので攻撃したりすることが可能。
●セフィリア 年齢不詳
金糸の髪に紅い髪が混じる、紅い瞳の可憐な少女。裾や袖口を真紅に染めた純白のワンピースを身に着けている。フェイルと行動を共にしており、彼いわく、『ルギュオ・ヴァレスト』の村の生き残りとのことだが……? 見る者に底知れない不安と焦燥感を抱かせる存在。
●ハンス・ヴィダーツ 年齢23歳
鋼の街アルマグリッドの『ヴィダーツ魔具工房』の跡取り息子。ガアラムの孫。茶色の髪と目をした美少年風の男性。シリルいわく、「ただの女たらし」だが、モテた試しがないらしい。ミスティと恋仲に。
●ガアラム・ヴィダーツ 年齢68歳
鋼の街アルマグリッドにある『ヴィダーツ魔具工房』の工房主。ハンスの祖父。腕のいい武器職人であり、魔工士系最上級スキル“至高の名工”を所持。
●ミスティ・ジャネイ 年齢:25歳
戦士系Aランク冒険者。赤茶色の髪に茶色の瞳の女性。胸元に赤い布を巻き、蛇柄の巻きスカートを着用するなど、踊り子のような服装。武芸大会上位常連の強者。ハンスと恋仲に。
《所有スキル等》(判明しているもののみ)
【エクストラスキル】変幻双蛇:鞭術系最上級スキル。
【魔鍵】『跳ね回る狂乱の牙鞭』:神性は“撃痛乱舞”。対象の精神と肉体の双方に、耐えがたい苦痛を与える。
●ノエル・グレイルフォール 年齢:21歳
『魔族』の名門グレイルフォール家の一人娘。観測施設『天空神殿』の管理者。魔法王国マギスディバインの『執政官』。短めの黒髪に中性的な顔立ちの男装の麗人。幼い頃から神童と呼ばれるほど【魔導装置】の扱いに長け、シリルの教育係も任されていた。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ここまでが「第9章 天使と悪魔の舞踏会」になります。
次話からは「第10章 魔導の都市と繋がる世界」が始まります。