第30話 竜神現代転生 完結
朝焼けが、
瓦礫の都市を
赤く染める。
荒神龍斗は、
街の中央広場に
立っていた。
背には、
宝槍。
竜の影が
低くうなり、
周囲を警戒する。
◆
空気が歪む。
前方には、
巨大な古代竜。
翼は闇を切り裂き、
牙と爪は
光を吸い込む。
◆
そして、
組織の黒衣兵が
随伴する。
魔導兵器と
魔力結晶、
都市全体を戦場に変える。
◆
龍斗は、
踏み込む。
宝槍を構え、
眼前の敵を
見据える。
「……最後の戦いだ」
◆
古代竜が、
咆哮。
衝撃波が、
建物と地面を
叩き割る。
龍斗は、
空中回転で避け、
突き、薙ぎ。
◆
尾の一撃。
宝槍で受け止める。
衝撃波で瓦礫が飛び、
地面が裂ける。
跳躍で回避。
◆
連続攻撃。
突き、薙ぎ、回転突き。
宝槍が光を引き、
敵装甲を削る。
翼と尾を破壊。
◆
都市上空。
竜神領域を最大展開。
数百メートルの空間支配。
魔力を圧縮。
敵の動きを封じる。
◆
黒衣兵器が突進。
数十体が、
一斉に魔力弾を放つ。
龍斗は、踏み込み、
薙ぎ、跳躍で交わす。
◆
突き、回転突き、薙ぎ。
光と衝撃で、
兵器を粉砕。
瓦礫が宙を舞う。
都市が揺れる。
◆
古代竜が怒り咆哮。
全身の魔力が迸る。
衝撃波。
空気が裂け、
瓦礫と火花。
◆
跳躍、回転、突き。
尾の一撃を受け止め、
宝槍で突き返す。
装甲を削る。
連続攻撃。
◆
古代竜が咆哮し、
尾と翼を振るう。
衝撃波と火炎。
龍斗は、
竜神領域で防ぐ。
◆
全力反撃。
突き、薙ぎ、回転。
宝槍が光を放ち、
内部破壊。
尾、翼、装甲を粉砕。
◆
古代竜が空中で回転。
尾を振り、牙を振るう。
龍斗は跳躍、薙ぎ、突き。
衝撃波を受け止め、
再び突撃。
◆
黒衣組織の指揮者が焦る。
「――規格外の竜神!」
兵器を総力で攻撃。
だが、宝槍が
全ての魔力を吸収。
◆
龍斗は宝槍を天に掲げる。
「――竜神究極式
《天穿》」
光が直線状に走る。
古代竜を貫き、
魔力を断つ。
◆
咆哮と共に、
都市全体に光が拡散。
瓦礫と火花が舞う。
古代竜が崩れ、霧散。
◆
黒衣兵器が残ったが、
一撃で粉砕。
指揮者も、
竜神領域の前に
無力化。
◆
静寂。
瓦礫と煙。
都市の中央広場に、
龍斗は立つ。
宝槍が光を帯び、
竜神の力を全開にする。
◆
竜の声が背中で低く響く。
「……これで、
全て終わるか?」
龍斗は握り直す。
「……守るべき世界のため、
終わらせる」
◆
都市の瓦礫が静まる。
空に朝陽。
人々が避難先から戻り、
希望を取り戻す。
龍斗は歩き出す。
宝槍を背に、
竜神として、
人として。
◆
世界は再構築される。
ダンジョンは封印され、
探索者たちの秩序も
戻る。
だが、龍斗の戦いは、
人々の心に刻まれた。
◆
竜神の力と
宝槍の真実。
荒神龍斗は知る。
強さとは、
守るための力。
恐れを超えた覚悟。
◆
遠くで、
風が吹く。
竜の影が
都市の上空を
旋回する。
◆
荒神龍斗は
立ち止まり、
深く息をつく。
そして、
決意を新たにする。
「……これからも、
俺が守る」
◆
宝槍が光を帯び、
竜神の力が
世界に安定をもたらす。
人々の未来を守るために。
荒神龍斗――
竜神の現代転生は、
ここで完結した。




